まるでチームロードのようなフォーメーションで走る同じチームの3人。大塚航(GANWELL RACING)がゴールを先頭で駆け抜けた。

会場はけいはんな学研都市内だ会場はけいはんな学研都市内だ photo:Hideaki.TAKAGI7月19日(月)、京都府木津川市、精華町にまたがるけいはんな学研都市の公道で行われたけいはんなサイクルレース(特別協賛 ウエムラパーツ)。京都府車連が行う人気の公道レースだ。

梅雨明けして朝から気温が上がり、早くも炎天下に。レースは昼までに終わるので、まだ体に優しい。
コースは1周2.36kmの長方形でその長辺が緩い上りと下りだ。

クラスは小学1・2年から最上級者のC1まであり、家族でも楽しめるイベントだ。C1には、前日の実業団石川ロードに出場した選手もいる。

C1 スタート前C1 スタート前 photo:Hideaki.TAKAGI最上級者のC1はU23との同時出走で行われた。コースを12周する28.32kmだ。序盤は一昨年の2位ディラン・クーパー(TEAM☆ルパン)や小渡健悟(ストラーダレーシング)、大塚航(GANWELL RACING)、小石祐馬(masahikomifune.comCyclingteam)らが積極的に走る。

レースが動いたのは6周目。4人が抜け出し、その後は同じチームの3人になる。小嶋洋介、秋山尚徳、大塚航(いずれもGANWELL RACING)だ。3人はきれいにローテーションしながら走る。


C1 小嶋洋介(GANWELL RACING)らC1 小嶋洋介(GANWELL RACING)ら photo:Hideaki.TAKAGIメイン集団は散発的に追走の動きが出るものの、組織だった動きにならない。差は30秒まで広がる一方で終盤へ。結局18秒差でこの3人は逃げ切り、大塚先頭でゴール。メイン集団をコントロールした長濱孝一とともに、前日の福島県での実業団石川ロードを走ってきての参加だ。
優勝の大塚は、京都の名門、花園高校を卒業後に一時はベルギーで走っていたこともある、平地を得意とするスピードマン。

同時出走U23での1位は、メイン集団の先頭でゴールした畑段嵐士(同志社大学)となった。


C1 大塚航(GANWELL RACING)が優勝C1 大塚航(GANWELL RACING)が優勝 photo:Hideaki.TAKAGI結果
C1
1位大塚航(GANWELL RACING)41分03秒79
2位秋山尚徳(GANWELL RACING)+01秒04
3位小嶋洋介(GANWELL RACING)+04秒47
4位佐竹亮太(パナソニックレーシングチーム)+19秒19
5位野路久徳(バルバレーシング)+19秒45
6位辻俊行(Tacurino.net)+19秒45

U23
1位畑段嵐士(同志社大学)41分22秒47
2位角谷健吾(大阪大学)+00秒87
3位中西重智(龍谷大学)+01秒21


photo&text:高木秀彰