スーダル・クイックステップが2023年シーズンに向けたチームプレゼンを実施

今季より名前を改めたスーダル・クイックステップが、2023年シーズンに臨むべくチームプレゼンテーションを実施した。同時にレムコ・エヴェネプール（ベルギー）とジュリアン・アラフィリップ（フランス）それぞれのシーズン前半のレーススケジュールを発表している。

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ファンの前に新チームキットをお披露目したスーダル・クイックステップの選手たち photo:CorVos
パトリック・ルフェーブルGMの誕生日である1月6日、ベルギーのデ・パンネにあるテーマパークにてスーダル・クイックステップのチームプレゼンテーションが行われた。新たなタイトルスポンサー「スーダル」を迎え、会場では総勢29名の選手たちを代表してアルカンシエルのレムコ・エヴェネプール（ベルギー）や現ヨーロッパ選手権王者ファビオ・ヤコブセン（オランダ）らがジャージ姿を披露した。

同時にチームはエヴェネプールとジュリアン・アラフィリップ（フランス）という2人のエースが臨む、シーズン前半戦のレーススケジュールも発表した。

レムコ・エヴェネプール（ベルギー、スーダル・クイックステップ）とパトリック・ルフェーブルGM photo:CorVos
2022年はリエージュ～バストーニュ～リエージュ初制覇に始まり、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合優勝とロード世界選手権優勝という大成功の年となったエヴェネプール。アルカンシエルを着て臨む2023年はブエルタ・ア・サンフアン（1月22日〜）で初戦を迎えUAEツアー（2月20日〜）へ。その後は2連覇を狙うリエージュら主要クラシックを転戦し、「今年最大の目標」と語るジロ・デ・イタリアに挑む。

「初めてのグランツール制覇やアルカンシエル獲得、そして結婚やヴェロドール*受賞など2022年は忘れられない年となった。数々の栄光と同時に、ブエルタでは自分の特性やプレッシャーの対処方法など多くを学んだ。今年はそれらの経験が活かされるシーズンになるだろう」とエヴェネプールはコメントしている。

*フランスのVélo Magazineが主催する年間最優秀自転車選手賞

今季、復活を目指すジュリアン・アラフィリップ（フランス、スーダル・クイックステップ） photo:Soudal Quick-Step
一方、昨シーズンは度重なる落車や新型コロナウイルス感染など不運に見舞われたアラフィリップも2023年シーズンの予定を発表。シーズン開幕戦は2014年以来となるチャレンジマヨルカ（1月25日〜）で迎え、いずれも2019年に優勝したストラーデビアンケ（3月4日）やミラノ〜サンレモ（3月18日）に出場し、「最も好きなレースの一つ」と語るロンド・ファン・フラーンデレン（4月2日）を今春の目標にする。

「2022年が難しいシーズンとなったこともあり、今年に向けモチベーションは高い。肉体的にも精神的にも回復する時間を取り、今冬は目標を達成すべく再びトップレベルに戻す努力をした。シーズン前半戦の最大の目標はロンドだ」とアラフィリップは、復活を目指す2023年シーズンに向け意気込みを語った。