2023/01/25(水) - 17:23
あなたが、もし、この冬のダウンジャケットを探しているのなら、オンバイクでも、カジュアルにも使えるスペシャライズドのパッカブルダウンは良い選択肢になると思う。真冬のヘビロテ間違いなしの一着を購入した、編集スタッフによるインプレを紹介したい。
今年の冬は寒い。
豪雪地帯の人には笑われてしまうかもしれないけれど、私が住まう埼玉県の飯能(の山間地域)は、さすが関東平野が終わったその向こうとあって、とにかく寒いのだ。特に我が家は目の前にある川のおかげで冬はギンギンに冷える。庭の霜柱が10cm超えをマークしたその日、近所の友人宅の庭の温度計はマイナス7度を記録したらしい。なんじゃそりゃ。
もともと温暖な地域育ちの寒がりということもあって、この季節は朝ライドに出かけるのがとにかく億劫。そんな自分にとって、じわじわと人気を得ているインサレーション(中綿)系ウェアは冬ライドの救世主的な存在になっていたし、ここ1,2年グラベルライドのムーブメントに沿って各社からリリースされるダウンジャケットはかなり気になる存在だった。
寒さに震えていた12月末、私はその2ヶ月前にスペシャライズドがリリースした「PACKABLE DOWN JACKET」をえいや!と(なかなかいいお値段なので...)購入した。ここ数年スペシャライズドのアパレルがかなり良さそうだと感じていたし、何より「サイクリングダウン」を試してみたかった。おそらく日本文化にインスパイアされたんだろうな、と思わせる、水墨画のようなデザインにもピンときた。
わくわくしながら届いた箱を破り捨て、手に取ったPACKABLE DOWN JACKETは、ちょっと「ダウンジャケット」というイメージを覆すくらい軽かった。断熱材「ALLIED Feather + Down Fill」とプリマロフトの「Bio」を組み合わせたという素材は、どんなに厚い部分でも2cmくらいで全然モコモコしすぎてない。なのにもう、手を触れた場所が2秒後には暖かい。「良いもの感」がすごくある。
袖を通し、ファスナーを閉め、フードを被ったら、その暖かさは圧倒的で、もはやこたつの中にワープしたかのようだった。暖房の効いたオフィスじゃ着てられないほどで、その見た目を裏切る保温性に驚かされる。
マイナス気温の中ではことのほか大きな味方になってくれた。防風性はそこまで高くないものの、とにかく暖かいのでそんなことは関係なしに、ミッドシーズン用の長袖インナーを一枚切るだけで0〜5℃くらいなら快適にライドできる。(どうみても夏〜秋に撮影しただろうイメージ画像が公式サイトには使われているけれど、実際そんな季節ではサウナ状態になってしまう)。
フードはヘルメットの上から被れるし、きちんと畳んで丸めれば(かなりミチミチに入れないといけないけれど)付属のスタッフサックに入れてバックポケットだったり、フレームバッグに収めることも。心拍数を思いっきり上げるライドには向かないけれど、冬場のカフェや名所に立ち寄ったり、仲間との待ち合わせがあるサイクリングにはこれ以上ない友になってくれるだろう。シクロクロスのスタート前まで着ておくには最高だと思う。
そして何より、バイクに乗らない時にもカジュアルユースできるのがイイ。いかにも"自転車自転車してない"フォルムだし、このグラフィックだって、普通に原宿を歩いてたって全然シャレてる。176cm/67kgの私はMを選んだけれど、中に少しオーバーサイズのパーカーを着てちょうど良いくらい。極寒の朝に犬の散歩に出かけた時もすごく使いやすかった。
一つレイヤリングでアドバイスを挙げるなら、汗をかくとペタッと肌にくっつくので、内側に着るのはできる限り長袖がベターだ。ダウン素材自体も汗と湿気に弱いというデメリットがあるため、できるだけライド後はドライに保つように心がけたいところ。
「寒くて嫌だ」を完全に取り払い、ウインターライドで幸せになれるジャケットがこのPACKABLE DOWN JACKET。お値段は税込38,500円と決して安くはないけれど、オンでもオフでも使いやすいとなれば、実質的に半額と考えていい。
「サイクリングにダウンジャケットなんて」と思う人ももちろんいると思うけれど、この暖かさを知ってしまった今は「いやいやそう言わずに着てみなさいよ」と自信を持って勧めたい自分がいる。やっぱり新しいものにはいいし、そこに飛び込むのが何よりも面白いのだ。
スペシャライズド PACKABLE DOWN JACKET MEN / WMN
カラー:3色(BLACK、 DOVE GREY SPLASH、 RUSTED RED)
MENサイズ:S、 M、 L
WMNサイズ:XS、 S、 M、 L ※カラーにより展開に差異があります
価格:38,500円(税込)
製品情報:(MEN) https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g65423-0213
製品情報:(WMN)https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g65423-0312/
インプレッションライダーのプロフィール
磯部聡(シクロワイアード編集部)
CWスタッフ歴12年、参加した海外ブランド発表会は20回超を数えるテック担当。ロードの、あるいはグラベルのダウンヒルを如何に速く、そしてスマートにこなすかを探求してやまない。スペシャライズドは本社取材に赴き、初代S-WORKS Venge、Allez Sprint(RHC限定モデル)、S-WORKS Aethos(現在のマイバイク)と乗り継ぐなど造詣深い。本社取材の際に宿泊したホテルの朝食が非常に不味かったことを7年経った今も忘れていない。
今年の冬は寒い。
豪雪地帯の人には笑われてしまうかもしれないけれど、私が住まう埼玉県の飯能(の山間地域)は、さすが関東平野が終わったその向こうとあって、とにかく寒いのだ。特に我が家は目の前にある川のおかげで冬はギンギンに冷える。庭の霜柱が10cm超えをマークしたその日、近所の友人宅の庭の温度計はマイナス7度を記録したらしい。なんじゃそりゃ。
もともと温暖な地域育ちの寒がりということもあって、この季節は朝ライドに出かけるのがとにかく億劫。そんな自分にとって、じわじわと人気を得ているインサレーション(中綿)系ウェアは冬ライドの救世主的な存在になっていたし、ここ1,2年グラベルライドのムーブメントに沿って各社からリリースされるダウンジャケットはかなり気になる存在だった。
寒さに震えていた12月末、私はその2ヶ月前にスペシャライズドがリリースした「PACKABLE DOWN JACKET」をえいや!と(なかなかいいお値段なので...)購入した。ここ数年スペシャライズドのアパレルがかなり良さそうだと感じていたし、何より「サイクリングダウン」を試してみたかった。おそらく日本文化にインスパイアされたんだろうな、と思わせる、水墨画のようなデザインにもピンときた。
わくわくしながら届いた箱を破り捨て、手に取ったPACKABLE DOWN JACKETは、ちょっと「ダウンジャケット」というイメージを覆すくらい軽かった。断熱材「ALLIED Feather + Down Fill」とプリマロフトの「Bio」を組み合わせたという素材は、どんなに厚い部分でも2cmくらいで全然モコモコしすぎてない。なのにもう、手を触れた場所が2秒後には暖かい。「良いもの感」がすごくある。
袖を通し、ファスナーを閉め、フードを被ったら、その暖かさは圧倒的で、もはやこたつの中にワープしたかのようだった。暖房の効いたオフィスじゃ着てられないほどで、その見た目を裏切る保温性に驚かされる。
マイナス気温の中ではことのほか大きな味方になってくれた。防風性はそこまで高くないものの、とにかく暖かいのでそんなことは関係なしに、ミッドシーズン用の長袖インナーを一枚切るだけで0〜5℃くらいなら快適にライドできる。(どうみても夏〜秋に撮影しただろうイメージ画像が公式サイトには使われているけれど、実際そんな季節ではサウナ状態になってしまう)。
フードはヘルメットの上から被れるし、きちんと畳んで丸めれば(かなりミチミチに入れないといけないけれど)付属のスタッフサックに入れてバックポケットだったり、フレームバッグに収めることも。心拍数を思いっきり上げるライドには向かないけれど、冬場のカフェや名所に立ち寄ったり、仲間との待ち合わせがあるサイクリングにはこれ以上ない友になってくれるだろう。シクロクロスのスタート前まで着ておくには最高だと思う。
そして何より、バイクに乗らない時にもカジュアルユースできるのがイイ。いかにも"自転車自転車してない"フォルムだし、このグラフィックだって、普通に原宿を歩いてたって全然シャレてる。176cm/67kgの私はMを選んだけれど、中に少しオーバーサイズのパーカーを着てちょうど良いくらい。極寒の朝に犬の散歩に出かけた時もすごく使いやすかった。
一つレイヤリングでアドバイスを挙げるなら、汗をかくとペタッと肌にくっつくので、内側に着るのはできる限り長袖がベターだ。ダウン素材自体も汗と湿気に弱いというデメリットがあるため、できるだけライド後はドライに保つように心がけたいところ。
「寒くて嫌だ」を完全に取り払い、ウインターライドで幸せになれるジャケットがこのPACKABLE DOWN JACKET。お値段は税込38,500円と決して安くはないけれど、オンでもオフでも使いやすいとなれば、実質的に半額と考えていい。
「サイクリングにダウンジャケットなんて」と思う人ももちろんいると思うけれど、この暖かさを知ってしまった今は「いやいやそう言わずに着てみなさいよ」と自信を持って勧めたい自分がいる。やっぱり新しいものにはいいし、そこに飛び込むのが何よりも面白いのだ。
スペシャライズド PACKABLE DOWN JACKET MEN / WMN
カラー:3色(BLACK、 DOVE GREY SPLASH、 RUSTED RED)
MENサイズ:S、 M、 L
WMNサイズ:XS、 S、 M、 L ※カラーにより展開に差異があります
価格:38,500円(税込)
製品情報:(MEN) https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g65423-0213
製品情報:(WMN)https://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g65423-0312/
インプレッションライダーのプロフィール
磯部聡(シクロワイアード編集部)
CWスタッフ歴12年、参加した海外ブランド発表会は20回超を数えるテック担当。ロードの、あるいはグラベルのダウンヒルを如何に速く、そしてスマートにこなすかを探求してやまない。スペシャライズドは本社取材に赴き、初代S-WORKS Venge、Allez Sprint(RHC限定モデル)、S-WORKS Aethos(現在のマイバイク)と乗り継ぐなど造詣深い。本社取材の際に宿泊したホテルの朝食が非常に不味かったことを7年経った今も忘れていない。
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