2022/12/06(火) - 09:11
ミケル・ニエベ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)の現役ラストレースは落車リタイアという苦い結果に。これまで数々のグランツール制覇に貢献したバスク出身のクライマー、ニエベの引退に際した言葉を紹介する。
「世界最高峰の舞台で15年に渡り戦ってきたが、プロの世界とお別れする時が来た。偉大な選手たちや自転車界を支える人たちと共にプロトンを走ることができ、とても光栄に思っている」とミケル・ニエベ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)は引退に際し、自身のSNSにそう綴った。
1984年生まれのニエベは38歳。2009年にエウスカルテル・エウスカディでプロデビューを果たし、ジロ・デ・イタリアでは区間3勝や山岳賞(2016年)に輝くなどクライマーとして活躍した。2014年にはチームスカイ(現イネオス・グレナディアーズ)に移籍し、クリストファー・フルーム(イギリス、現イスラエル・プレミアテック)の山岳アシストとして数々のグランツール制覇に貢献した。
ミッチェルトン・スコット(現バイクエクスチェンジ・ジェイコ)に加入した2018年以降も、イェーツ兄弟の数少ない山岳アシストとして尽力。ニエベにとって最後の勝利は、総合首位から大幅に遅れたサイモン・イェーツ(イギリス)の代わりにステージ優勝を狙い掴んだ2018年ジロ第20ステージだった。
今年は母国スペインのカハルラル・セグロスRGAに活躍の場を求めたニエベは、現役最終レースとして10月8日のイル・ロンバルディアに出場した。しかしスタートから約100km地点で投げ捨てられたボトルを踏み落車し、鎖骨骨折でレースを去る不運に見舞われた。直後のインタビューでニエベは「もちろん(落車とは)違った形でレースを終えたかったが、これが自転車レースだ。またそれを受け入れる時がきたようだ」とコメントし、「自転車選手としてのステージはここで終わりを迎え、いままでの経験全てに満足感と誇りを感じている」と14年に及ぶプロ生活に終わりを告げた。
text:Sotaro.Arakawa
「世界最高峰の舞台で15年に渡り戦ってきたが、プロの世界とお別れする時が来た。偉大な選手たちや自転車界を支える人たちと共にプロトンを走ることができ、とても光栄に思っている」とミケル・ニエベ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)は引退に際し、自身のSNSにそう綴った。
1984年生まれのニエベは38歳。2009年にエウスカルテル・エウスカディでプロデビューを果たし、ジロ・デ・イタリアでは区間3勝や山岳賞(2016年)に輝くなどクライマーとして活躍した。2014年にはチームスカイ(現イネオス・グレナディアーズ)に移籍し、クリストファー・フルーム(イギリス、現イスラエル・プレミアテック)の山岳アシストとして数々のグランツール制覇に貢献した。
ミッチェルトン・スコット(現バイクエクスチェンジ・ジェイコ)に加入した2018年以降も、イェーツ兄弟の数少ない山岳アシストとして尽力。ニエベにとって最後の勝利は、総合首位から大幅に遅れたサイモン・イェーツ(イギリス)の代わりにステージ優勝を狙い掴んだ2018年ジロ第20ステージだった。
今年は母国スペインのカハルラル・セグロスRGAに活躍の場を求めたニエベは、現役最終レースとして10月8日のイル・ロンバルディアに出場した。しかしスタートから約100km地点で投げ捨てられたボトルを踏み落車し、鎖骨骨折でレースを去る不運に見舞われた。直後のインタビューでニエベは「もちろん(落車とは)違った形でレースを終えたかったが、これが自転車レースだ。またそれを受け入れる時がきたようだ」とコメントし、「自転車選手としてのステージはここで終わりを迎え、いままでの経験全てに満足感と誇りを感じている」と14年に及ぶプロ生活に終わりを告げた。
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