トレック・セガフレードは今年のジロ・デ・イタリアで10日間マリアローザを着用したフアン・ロペス(スペイン)との契約延長を発表した。また、EFエデュケーション・イージーポストのヴォーターズGMはエステバン・チャベス(コロンビア)との契約更新を明らかにしている。



今年のジロでマリアビアンカ(ヤングライダー賞)に輝いたフアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)今年のジロでマリアビアンカ(ヤングライダー賞)に輝いたフアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード) photo:CorVos
「2019年にスタジエ(研修生)としてトレック・セガフレードに加入して以来、人間としても選手としても成長することができた。チームが作り上げた環境が僕に完璧にマッチしていると感じている。まるで家を見つけたような気持ちだ」と、フアン・ロペス(スペイン、トレック・セガフレード)は契約延長を伝えるプレスリリースの中で語った。契約は2025年までの3年間だ。

2019年にトレック・セガフレードでプロデビューしたロペスは、25歳のクライマー。いまだプロでの勝利はないものの、これまでブエルタ・ア・エスパーニャを2度完走し、初出場となった今年のジロ・デ・イタリアでは10日間に渡ってマリアローザを着用。総合10位でマリアビアンカ(ヤングライダー賞)に輝いた。

「(マリアビアンカを獲得した)ジロはとてもスペシャルな思い出となり、多くのことを学んだ。チームの僕に対する信頼が間違いでないことを証明し、勝者になりたい」とロペスはコメント。一方、トレックのルカ・グエルチレーナGMは「マリアローザを着用した今年の活躍が、彼の未来への投資と、契約更新への意欲に繋がった」と、契約更新に至った理由を説明した。

チャベスの残留をチーム代表がツイッターで明らかにする

今季勝利こそなかったが、変わらぬ登坂力を披露したエステバン・チャベス(コロンビア、EFエデュケーション・イージーポスト)今季勝利こそなかったが、変わらぬ登坂力を披露したエステバン・チャベス(コロンビア、EFエデュケーション・イージーポスト) photo:CorVos
EFエデュケーション・イージーポストとの契約が2022年までとなっているエステバン・チャベス(コロンビア)について、チーム代表であるジョナサン・ヴォーターズ氏が「レキップのリサーチ能力は凄いね。(報道の通り)チャベスは今後2年間は我々のチームで走ることになる」とツイッターに投稿した。

バイクエクスチェンジ・ジェイコで8シーズンを過ごしたチャベスは今年EFに移籍。今シーズンは勝利こそなかったものの、ブエルタをはじめ多くのステージレースに出場し、何度もトップ10に入るなど活躍した。チームからの正式発表はいまだされていないものの、ヴォーターズ氏の言葉通りならば2024年までの2年契約と思われる。

text:Sotaro.Arakawa