2022/08/30(火) - 09:52
全日本選手権トラック最終日は、タイムトライアル系種目とポイントレースが行われた。男子エリート4km個人パーシュートでは、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が日本記録を更新して今大会4冠を達成。男子ジュニア3km個人パーシュートでも、梅澤幹太(松山工業高校)が日本記録を更新するタイムを出した。パラサイクリング3km個人パーシュートでは、杉浦佳子(総合メディカル/TEAM EMMA Cycling)が今大会ふたつめの日本記録更新で2冠を達成した。
4日間に渡り伊豆ベロドロームで開催された全日本選手権トラック。最終日は、個人パーシュート、500mタイムトライアル、1kmタイムトライアル、ポイントレースが行われた。
ここまで日本記録と大会記録が連日更新されてきたが、最終日も3つの日本新記録と、2つの大会新記録が誕生した。
個人パーシュート 男子は窪木一茂が日本新記録で優勝 女子は古山稀絵
男子エリート4km個人パーシュートは、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が予選から他を圧倒。2位の今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)に2秒差をつける4分14秒465をマークして日本記録を更新。決勝では、フィニッシュ直前に対戦相手の今村を追い抜く寸前まで迫るほどのハイスピードで走り切り、予選を上回る4分13秒297の日本新記録を出して優勝を決めた。
女子エリート3km個人パーシュートは、古山稀絵(チーム楽天Kドリームス)と岩元杏奈(日本体育大学)の1位決定戦となり、古山が予選を上回るタイムを出して優勝した。今大会3冠を目指していた梶原悠未(TEAM Yumi)はタイムが伸びず、3位に終わった。
ジュニア男子は梅澤幹太と三宅太生の日本記録を巡る争い 女子は石上琴乃が優勝
ジュニア男子3km個人パーシュートは、予選で梅澤幹太(松山工業高校)が3分18秒419、三宅太生(北桑田高校)3分19秒364と、日本記録を上回るタイムをマーク。決勝でも日本記録を上回るペースでの争いとなり、1秒未満の僅差の勝負を三宅が制して優勝した。
女子は石上琴乃(松山学院高校)と阿部優花(都立大泉高校)の決勝となり、予選とほぼ同じ2分34秒台で走り切った石上が優勝した。
パラサイクリング 杉浦佳子がふたつ目の日本新記録樹立
パラサイクリングWC2-3クラスの3km個人パーシュートでは、杉浦佳子(総合メディカル/TEAM EMMA Cycling)が3分59秒521の日本新記録で優勝。前日に500mタイムトライアルで出した日本新記録に続くふたつ目の新記録となった。
1kmタイムトライアル エリートは小原佑太、ジュニアは山崎歩夢が優勝
上位3名が1分1秒台の争いとなった男子エリートの1kmタイムトライアルは、小原佑太(ドリームシーカー・レーシングチーム)が優勝。男子ジュニアは山崎歩夢(平工業高校)が優勝した。
500mタイムトライアル エリート、ジュニア共に大会記録更新
女子エリートの500mタイムトライアルは、上位3名が大会記録を上回るハイレベルな争いとなり、34秒918の大会新記録を出した佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が優勝。女子ジュニアでは大野風貴芽(日本体育大学)が36秒759で優勝した。
ポイントレース 兒島直樹が圧勝
30kmで行われた男子エリートのポイントレースは、序盤から兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)が1位5ポイントを連取してレースをリード。今村駿介、窪木一茂(共にチームブリヂストンサイクリング)が続くが、個人パーシュートを走ったダメージがあってか、ポイント差を詰めることが出来ない。終わってみればフィニッシュを含め12回のポイント周回のうち10回を1位通過した兒島が他を圧倒して優勝した。
15kmで行われた男子ジュニアは、6回あるポイント周回全てを1位通過した梅澤幹太(松山工業高校)が優勝。女子は平子結菜(朝明高校)が1ポイント差で逃げ切り優勝した。
4日間に渡り伊豆ベロドロームで開催された全日本選手権トラック。最終日は、個人パーシュート、500mタイムトライアル、1kmタイムトライアル、ポイントレースが行われた。
ここまで日本記録と大会記録が連日更新されてきたが、最終日も3つの日本新記録と、2つの大会新記録が誕生した。
個人パーシュート 男子は窪木一茂が日本新記録で優勝 女子は古山稀絵
男子エリート4km個人パーシュートは、窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が予選から他を圧倒。2位の今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)に2秒差をつける4分14秒465をマークして日本記録を更新。決勝では、フィニッシュ直前に対戦相手の今村を追い抜く寸前まで迫るほどのハイスピードで走り切り、予選を上回る4分13秒297の日本新記録を出して優勝を決めた。
女子エリート3km個人パーシュートは、古山稀絵(チーム楽天Kドリームス)と岩元杏奈(日本体育大学)の1位決定戦となり、古山が予選を上回るタイムを出して優勝した。今大会3冠を目指していた梶原悠未(TEAM Yumi)はタイムが伸びず、3位に終わった。
ジュニア男子は梅澤幹太と三宅太生の日本記録を巡る争い 女子は石上琴乃が優勝
ジュニア男子3km個人パーシュートは、予選で梅澤幹太(松山工業高校)が3分18秒419、三宅太生(北桑田高校)3分19秒364と、日本記録を上回るタイムをマーク。決勝でも日本記録を上回るペースでの争いとなり、1秒未満の僅差の勝負を三宅が制して優勝した。
女子は石上琴乃(松山学院高校)と阿部優花(都立大泉高校)の決勝となり、予選とほぼ同じ2分34秒台で走り切った石上が優勝した。
パラサイクリング 杉浦佳子がふたつ目の日本新記録樹立
パラサイクリングWC2-3クラスの3km個人パーシュートでは、杉浦佳子(総合メディカル/TEAM EMMA Cycling)が3分59秒521の日本新記録で優勝。前日に500mタイムトライアルで出した日本新記録に続くふたつ目の新記録となった。
1kmタイムトライアル エリートは小原佑太、ジュニアは山崎歩夢が優勝
上位3名が1分1秒台の争いとなった男子エリートの1kmタイムトライアルは、小原佑太(ドリームシーカー・レーシングチーム)が優勝。男子ジュニアは山崎歩夢(平工業高校)が優勝した。
500mタイムトライアル エリート、ジュニア共に大会記録更新
女子エリートの500mタイムトライアルは、上位3名が大会記録を上回るハイレベルな争いとなり、34秒918の大会新記録を出した佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)が優勝。女子ジュニアでは大野風貴芽(日本体育大学)が36秒759で優勝した。
ポイントレース 兒島直樹が圧勝
30kmで行われた男子エリートのポイントレースは、序盤から兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)が1位5ポイントを連取してレースをリード。今村駿介、窪木一茂(共にチームブリヂストンサイクリング)が続くが、個人パーシュートを走ったダメージがあってか、ポイント差を詰めることが出来ない。終わってみればフィニッシュを含め12回のポイント周回のうち10回を1位通過した兒島が他を圧倒して優勝した。
15kmで行われた男子ジュニアは、6回あるポイント周回全てを1位通過した梅澤幹太(松山工業高校)が優勝。女子は平子結菜(朝明高校)が1ポイント差で逃げ切り優勝した。
個人パーシュート 結果
女子ジュニア 2km | ||
1位 | 石上琴乃(松山学院高校) | 2分34秒736(予選時) |
2位 | 阿部優花(都立大泉高校) | 2分38秒223(予選時) |
3位 | 大関奏音(MOPS) | 2分38秒580(予選時) |
4位 | 淵 月那(別府翔青高校) | 2分41秒293(予選時) |
男子ジュニア 3km | ||
1位 | 三宅太生(北桑田高校) | 3分19秒364(日本新・予選時) |
2位 | 梅澤幹太(松山工業高校) | 3分18秒419(日本新・予選時) |
3位 | 小泉響貴(明治大学) | 3分26秒338 |
4位 | 並江優作(九州学院高校) | 3分26秒526 |
女子エリート 3km | ||
1位 | 古山稀絵(チーム楽天Kドリームス) | 3分42秒252 |
2位 | 岩元杏奈(日本体育大学) | 3分44秒766(予選時) |
3位 | 梶原悠未(TEAM Yumi) | 3分48秒275 |
4位 | 大蔵こころ(早稲田大学) | 3分49秒681 |
男子エリート 4km> | ||
1位 | 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) | 4分13秒297(日本新) |
2位 | 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) | 4分16秒985(予選時) |
3位 | 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング) | 4分20秒805(予選時) |
4位 | 大仲凜功(早稲田大学) | 4分25秒294(予選時) |
パラサイクリング 個人パーシュート
WC2-3 3km | タイム | 係数タイム | |
1位 | 杉浦佳子(総合メディカル/TEAM EMMA Cycling) | 3分59秒521 | 3分59秒521(日本新) |
2位 | 藤井美穂(楽天ソシオビジネス) | 4分43秒754 | 4分22秒331 |
3位 | 中道穂香 | 5分41秒584 | 5分15秒794 |
MC2 3km | |||
1位 | 川本翔大(大和産業株式会社) | 3分52秒560 | |
MC5 4km | |||
1位 | 福冨伸彦(NTT東日本/NTI) | 5分35秒687 | |
2位 | 沼野康仁(usp lab.VC) | 6分37秒562 |
1kmタイムトライアル・500mタイムトライアル 結果
男子ジュニア 1km | ||
1位 | 山崎歩夢(平工業高校) | 1分4秒181 |
2位 | 熊谷海飛(静岡北高校) | 1分4秒830 |
3位 | 藤本 怜(松山学院高校) | 1分5秒686 |
男子エリート 1km | ||
1位 | 小原佑太(ドリームシーカー・レーシングチーム) | 1分1秒305 |
2位 | 新山響平(チームブリヂストンサイクリング) | 1分1秒498 |
3位 | 深谷知広(ドリームシーカー・レーシングチーム) | 1分1秒778 |
女子ジュニア 500m | ||
1位 | 大野風貴芽(日本体育大学) | 36秒759(大会新) |
2位 | 北岡マリア(内灘高校) | 36秒962 |
3位 | 米田千紘(内灘高校) | 37秒425 |
女子エリート 500m | ||
1位 | 佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス) | 34秒918(大会新) |
2位 | 梅川風子(チーム楽天Kドリームス) | 34秒927(大会新) |
3位 | 太田りゆ(チームブリヂストンサイクリング) | 35秒149(大会新) |
ポイントレース 結果
女子ジュニア(10km) | ||
1位 | 平子結菜(朝明高校) | 19p |
2位 | 石上琴乃(松山学院高校) | 18p |
3位 | 大関奏音(MOPS) | 12p |
男子ジュニア(15km) | ||
1位 | 梅澤幹太(松山工業高校) | 35p |
2位 | 佐伯 仁(松山聖陵高校) | 13p |
3位 | 鈴木 澪(松山学院高校) | 12p |
男子エリート(30km) | ||
1位 | 兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング) | 60p |
2位 | 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング) | 34p |
3位 | 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) | 27p |
text&photo:Satoru Kato
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