2022/08/26(金) - 16:10
MTB世界選手権2日目に2人のXCOジュニア王者が誕生。日本勢は苦戦を強いられ、嶋崎亮我が辛くも完走にこぎつけた。
XCO女子ジュニア:レースを席巻したスイスがワンツーフィニッシュ
フランス、レジェで開催中のMTB世界選手権。2日目に開催されたのはダウンヒルの予選とクロスカントリー男女ジュニアの決勝レース。土煙が巻き上がる完全ドライコンディションの中、次代を担う若きジュニアの男女世界チャンピオンが生まれた。
15時出走の女子ジュニアレースを席巻したのは、前日にXCR(クロスカントリーチームリレー)を制し波に乗るスイス勢だった。U19の欧州チャンピオンであるモニーク・ハルターとリア・フーバー、そしてアニナ・ヒュッター(それぞれ世界ランク1位、4位、7位)のスイストリオが抜け出し、更にハルターが1周目で独走体制に持ち込んだ。
追走グループを一切寄せ付けず、スタート直後から一度も先頭を譲らなかったハルターがスイスに2枚目のアルカンシエルと金メダルを献上。2位に入ったフーバーとワンツーフィニッシュを決め、3位はポーランドのカテゴリー王者ナタリア・グジェゴジェフスカが入った。
XCO男子ジュニア:ドイツのシェールが来季UAE加入のクリステン破る 日本勢は嶋崎亮我が完走
高橋翔(Teens MAP)、嶋崎亮我(FineNovaLAB)、古江昂太(TEAM BG8)の3名を含む、40カ国113人が出走した男子ジュニアレースは優勝候補たちが激しく競り合うスペクタクルなレースが繰り広げられた。
複数選手が先頭グループを組み、やがてトラックやシクロクロス(現ジュニア世界王者)、ロード、MTBと幅広く活躍し、来季UAEチームエミレーツ入りを決めたヤン・クリステン(スイス)とポール・シェール(ドイツ)の二人に勝負が絞られる。後続を突き放した二人が最終周回まで接近戦を繰り広げたものの、クリステンが最終セクションで落車し勝負あり。昨年大会で8位に入り、今年6月末にジュニアのドイツ国内選手権を制していたシェールが自身初の世界タイトルを手にしている。
後方スタートの日本勢3名は土煙で視界が悪い中、大柄な欧米選手たちから激しくプレッシャーをかけられながらレースを進めた。日本代表チームの松本駿監督によれば、高橋は一時大きくポジションを上げたものの、落車によってダメージを受け大きくペースダウンし、完走ならず。ほか2名も他選手からのプッシュや落車などを経つつ、唯一嶋崎だけが79位でフルラップ完走にこぎつけたという。
大会2日目を終えて、メダルランキングはスイスが金2、銀2でトップ。大会3日目となる本日8月26日(金)はペテル・サガン(スロバキア)が出走するE-MTBクロスカントリーレースとクロスカントリーショートトラック(XCC)が開催される。現地予報は雨だ。
XCO女子ジュニア:レースを席巻したスイスがワンツーフィニッシュ
フランス、レジェで開催中のMTB世界選手権。2日目に開催されたのはダウンヒルの予選とクロスカントリー男女ジュニアの決勝レース。土煙が巻き上がる完全ドライコンディションの中、次代を担う若きジュニアの男女世界チャンピオンが生まれた。
15時出走の女子ジュニアレースを席巻したのは、前日にXCR(クロスカントリーチームリレー)を制し波に乗るスイス勢だった。U19の欧州チャンピオンであるモニーク・ハルターとリア・フーバー、そしてアニナ・ヒュッター(それぞれ世界ランク1位、4位、7位)のスイストリオが抜け出し、更にハルターが1周目で独走体制に持ち込んだ。
追走グループを一切寄せ付けず、スタート直後から一度も先頭を譲らなかったハルターがスイスに2枚目のアルカンシエルと金メダルを献上。2位に入ったフーバーとワンツーフィニッシュを決め、3位はポーランドのカテゴリー王者ナタリア・グジェゴジェフスカが入った。
XCO男子ジュニア:ドイツのシェールが来季UAE加入のクリステン破る 日本勢は嶋崎亮我が完走
高橋翔(Teens MAP)、嶋崎亮我(FineNovaLAB)、古江昂太(TEAM BG8)の3名を含む、40カ国113人が出走した男子ジュニアレースは優勝候補たちが激しく競り合うスペクタクルなレースが繰り広げられた。
複数選手が先頭グループを組み、やがてトラックやシクロクロス(現ジュニア世界王者)、ロード、MTBと幅広く活躍し、来季UAEチームエミレーツ入りを決めたヤン・クリステン(スイス)とポール・シェール(ドイツ)の二人に勝負が絞られる。後続を突き放した二人が最終周回まで接近戦を繰り広げたものの、クリステンが最終セクションで落車し勝負あり。昨年大会で8位に入り、今年6月末にジュニアのドイツ国内選手権を制していたシェールが自身初の世界タイトルを手にしている。
後方スタートの日本勢3名は土煙で視界が悪い中、大柄な欧米選手たちから激しくプレッシャーをかけられながらレースを進めた。日本代表チームの松本駿監督によれば、高橋は一時大きくポジションを上げたものの、落車によってダメージを受け大きくペースダウンし、完走ならず。ほか2名も他選手からのプッシュや落車などを経つつ、唯一嶋崎だけが79位でフルラップ完走にこぎつけたという。
大会2日目を終えて、メダルランキングはスイスが金2、銀2でトップ。大会3日目となる本日8月26日(金)はペテル・サガン(スロバキア)が出走するE-MTBクロスカントリーレースとクロスカントリーショートトラック(XCC)が開催される。現地予報は雨だ。
MTB世界選手権2022 XCO男子ジュニア結果
1位 | ポール・シェール(ドイツ) | 1:02:48 |
2位 | ヤン・クリステン(スイス) | +0:18 |
3位 | ポール・マグニア(フランス) | +0:24 |
4位 | レンス・テウニッセン(オランダ) | +1:18 |
5位 | ベンジャミン・クルーゲ(ドイツ) | +1:30 |
79位 | 嶋崎亮我(日本) | +11:29 |
95位 | 古江昂太(日本) | -1LAP |
100位 | 高橋翔(日本) | -2LAP |
MTB世界選手権2022 XCO女子ジュニア結果
1位 | モニーク・ハルター(スイス) | 59:37 |
2位 | リア・フーバー(スイス) | +1:16 |
3位 | ナタリア・グジェゴジェフスカ(ポーランド) | +1:26 |
4位 | アントニア・ウェーガー(ドイツ) | +1:56 |
5位 | エラ・マクリーンホーウェル(イギリス) | +2:40 |
text:So Isobe
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