2022/03/01(火) - 17:00
グルパマFDJらをサポートするジロが、新型のエアロロードヘルメット"ECLIPSE SPHERICAL AF"をリリースした。前作VANQUISHを上回るエアロダイナミクスを実現しながら、オールラウンドモデルAETHERに匹敵するクーリング性能を実現したハイエンドモデルだ。
グルパマFDJやキャニオン・スラムの選手が既に実戦投入していたジロの新作ヘルメット"ECLIPSE SPHERICAL AF"がついに正式発表された。プロユースモデルであることからも察せられるように、エアロロードヘルメットであるVANQUISHの後継モデルとして、軽量モデルのAETHERと双璧をなすトップエンドに位置づけられる。
高速化するロードレースの世界において、最大の敵となる空気抵抗をわずかにでも削減することは、選手の勝利に直結する。あらゆるエキップメントがエアロ化された最新のロードレースシーンにおいてエアロダイナミクスの強化は史上命題である。
一方で、選手が高いパフォーマンスを発揮するのに欠かせないのが、快適性だ。ストレスにならないフィット感、そして酷暑のレースでも効率的に頭部を冷却し、運動能力を損なわないこともまた、レーシングヘルメットに求められる機能だ。
この相反する能力をこれまでにない高次元でバランスしたのがECLIPSEだと、ジロは言う。風洞実験と実走テストを幾度となく重ねたECLIPSEは、VANQUISHを凌駕するエアロダイナミクスと、AETHERに匹敵する快適性を備えた新世代のヘルメットとして完成した。
ジロのテストによれば、AETHERが40km/hで160kmを走る際の条件をベースとした場合、ヘルメットをECLIPSEに変えることで163秒のタイム短縮が可能だという。ちなみにVANQUISHはAETHERに対して103秒のタイムセーブに留まり、ECLIPSEとVANQUISHの間には60秒もの差が存在するという。
一方で、冷却効率に関してもECLIPSEは優れた結果を残している。ジロ独自の冷却効率テストでは、89.25%を叩き出し、トップにつけるAETHERの89.75%という数値に迫るクーリング性能を実現している。ちなみにVANQUISHは85.13%となっており、既存のエアロモデルの冷却効率とは一線を画する性能を有していることが数値上でも証明された形だ。
このクーリング性能の向上は、より効果的に配置された14カ所のベンチレーションホール、そしてヘルメット内部のチャネル設計の進化によるものだろう。また、抗菌耐臭性能に優れたIonic+パッドを採用することで、汗をかいた後も不快になりづらく快適な着け心地を長く保つことが出来る。
更に、特筆すべきなのがジロの誇る"SPHERICAL TECHNOLOGY"が採用されている点だ。回転衝撃を吸収し、落車時に脳の損傷を防ぐMIPSのスリップライナーテクノロジーを更に進化させたのが、この"SPHERICAL TECHNOLOGY"。
ヘルメットを2つの層に分け、ボール&ソケットのように重ね合わせた構造によって、万が一の際の回転衝撃を外側の層がスライドしつつ分散させ、頭部へのダメージを緩和。一方で、頭に密着する内側のライナーは動かず、また余計なシートなども存在しないため高いフィット感を実現している。
既にAETHERをはじめ、MANIFESTやHELIOSといったジロのハイエンド~ミドルグレードに広がっている"SPHERICAL TECHNOLOGY"を搭載することで、ECLIPSEは安全性についても最高水準のヘルメットとなっている。
空力、クーリング性能、そして"SPHERICAL TECHNOLOGY"による安全性。これらの性能を高次元で達成してなお、275g(Mサイズ)と軽量に仕上げられ、あらゆるシーンで最適解となりうるポテンシャルを秘めたECLIPSE。価格は36,300円(税込)で、日本での発売は4月下旬を予定しているとのことだ。
ジロ ECLIPSE SPHERICAL AF
サイズ:S、M、L
重量:275g(Mサイズ)
フィットシステム:Roc Loc 5 Air
構造:インモールド・ポリカーボネートシェル / EPSライナー
インナーパッド: Ionic+パッド
ベンチレーション: 14箇所のウィンドトンネル ベンチレーション
安全規格:JCF公認モデル / CPSC安全規格取得
カラー:Matte Ano Blue、Matte Black/Gloss Black、Matte Black/White/Bright Red 、Matte Charcoal Mica、Matte White/Silver
価格:36,300円(税込)
グルパマFDJやキャニオン・スラムの選手が既に実戦投入していたジロの新作ヘルメット"ECLIPSE SPHERICAL AF"がついに正式発表された。プロユースモデルであることからも察せられるように、エアロロードヘルメットであるVANQUISHの後継モデルとして、軽量モデルのAETHERと双璧をなすトップエンドに位置づけられる。
高速化するロードレースの世界において、最大の敵となる空気抵抗をわずかにでも削減することは、選手の勝利に直結する。あらゆるエキップメントがエアロ化された最新のロードレースシーンにおいてエアロダイナミクスの強化は史上命題である。
一方で、選手が高いパフォーマンスを発揮するのに欠かせないのが、快適性だ。ストレスにならないフィット感、そして酷暑のレースでも効率的に頭部を冷却し、運動能力を損なわないこともまた、レーシングヘルメットに求められる機能だ。
この相反する能力をこれまでにない高次元でバランスしたのがECLIPSEだと、ジロは言う。風洞実験と実走テストを幾度となく重ねたECLIPSEは、VANQUISHを凌駕するエアロダイナミクスと、AETHERに匹敵する快適性を備えた新世代のヘルメットとして完成した。
ジロのテストによれば、AETHERが40km/hで160kmを走る際の条件をベースとした場合、ヘルメットをECLIPSEに変えることで163秒のタイム短縮が可能だという。ちなみにVANQUISHはAETHERに対して103秒のタイムセーブに留まり、ECLIPSEとVANQUISHの間には60秒もの差が存在するという。
一方で、冷却効率に関してもECLIPSEは優れた結果を残している。ジロ独自の冷却効率テストでは、89.25%を叩き出し、トップにつけるAETHERの89.75%という数値に迫るクーリング性能を実現している。ちなみにVANQUISHは85.13%となっており、既存のエアロモデルの冷却効率とは一線を画する性能を有していることが数値上でも証明された形だ。
このクーリング性能の向上は、より効果的に配置された14カ所のベンチレーションホール、そしてヘルメット内部のチャネル設計の進化によるものだろう。また、抗菌耐臭性能に優れたIonic+パッドを採用することで、汗をかいた後も不快になりづらく快適な着け心地を長く保つことが出来る。
更に、特筆すべきなのがジロの誇る"SPHERICAL TECHNOLOGY"が採用されている点だ。回転衝撃を吸収し、落車時に脳の損傷を防ぐMIPSのスリップライナーテクノロジーを更に進化させたのが、この"SPHERICAL TECHNOLOGY"。
ヘルメットを2つの層に分け、ボール&ソケットのように重ね合わせた構造によって、万が一の際の回転衝撃を外側の層がスライドしつつ分散させ、頭部へのダメージを緩和。一方で、頭に密着する内側のライナーは動かず、また余計なシートなども存在しないため高いフィット感を実現している。
既にAETHERをはじめ、MANIFESTやHELIOSといったジロのハイエンド~ミドルグレードに広がっている"SPHERICAL TECHNOLOGY"を搭載することで、ECLIPSEは安全性についても最高水準のヘルメットとなっている。
空力、クーリング性能、そして"SPHERICAL TECHNOLOGY"による安全性。これらの性能を高次元で達成してなお、275g(Mサイズ)と軽量に仕上げられ、あらゆるシーンで最適解となりうるポテンシャルを秘めたECLIPSE。価格は36,300円(税込)で、日本での発売は4月下旬を予定しているとのことだ。
ジロ ECLIPSE SPHERICAL AF
サイズ:S、M、L
重量:275g(Mサイズ)
フィットシステム:Roc Loc 5 Air
構造:インモールド・ポリカーボネートシェル / EPSライナー
インナーパッド: Ionic+パッド
ベンチレーション: 14箇所のウィンドトンネル ベンチレーション
安全規格:JCF公認モデル / CPSC安全規格取得
カラー:Matte Ano Blue、Matte Black/Gloss Black、Matte Black/White/Bright Red 、Matte Charcoal Mica、Matte White/Silver
価格:36,300円(税込)
Amazon.co.jp