ジロ・デ・イタリア主催者のRCSスポルトが、2022年大会のワイルドカード(招待枠)を獲得した3チームを発表。イタリアのプロチームであるバルディアーニCSFファイザネ、ドローンホッパー・アンドローニジョカトリ、エオーロ・コメタが選出された。



2021年大会の第14ステージで勝利したロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、エオーロ・コメタ)2021年大会の第14ステージで勝利したロレンツォ・フォルトゥナート(イタリア、エオーロ・コメタ) photo:LaPresse
2022年大会に出場するのは、18つのUCIワールドチームと昨年UCIプロチームランキングの首位だったアルペシン・フェニックスに加え、主催者が選出した3つのUCIプロチーム。同じくランキング上位だったアルケア・サムシックも出場の権利を有していたが、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャに集中するため辞退し、1枠増えた3つの出場権がイタリア籍のプロチームに与えられた。

選ばれたのは1982年に創設されたイタリアの古豪バルディアーニCSFファイザネと、2021年大会で総合優勝をエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)を輩出したドローンホッパー・アンドローニジョカトリ、そしてアルベルト・コンタドールがオーナーを務め、昨年大会で初出場ながら区間優勝を上げたエオーロ・コメタだ。

昨年大会では連日逃げに選手を送り込んだバルディアーニCSFファイザネ昨年大会では連日逃げに選手を送り込んだバルディアーニCSFファイザネ photo:CorVos赤白から黒基調のジャージに変更したドローンホッパー・アンドローニジョカトリ赤白から黒基調のジャージに変更したドローンホッパー・アンドローニジョカトリ photo:CorVos
2年連続出場のアルペシン・フェニックスはマチュー・ファンデルプール(オランダ)が出走予定2年連続出場のアルペシン・フェニックスはマチュー・ファンデルプール(オランダ)が出走予定 photo:CorVos
第105回大会で注目を集めるのは初出場のマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・フェニックス)と、2013年以来9年振りの出場となるマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、クイックステップ・アルファヴィニル)による競演。また昨年大会でアシストとして活躍を見せた新城幸也が所属するバーレーン・ヴィクトリアスは、途中棄権した昨年の雪辱を晴らすべくミケル・ランダ(スペイン)がエースとして出場する。

開幕の地はハンガリーのブタペスト。そこで個人タイムトライアルを含む3ステージをこなし、シチリア島アーヴォラからイタリア半島を北上するようにレースが進行していく。
ジロ・デ・イタリア2022出場チーム
UCIワールドチーム
AG2Rシトロエン
アスタナ・カザフスタン
バーレーン・ヴィクトリアス
ボーラ・ハンスグローエ
コフィディス
EFエデュケーション・イージーポスト
グルパマFDJ
イネオス・グレナディアーズ
アンテルマルシェ・ワンティ・ゴベールマテリオ
イスラエル・プレミアテック
ユンボ・ヴィスマ
ロット・スーダル
モビスター
クイックステップ・アルファヴィニル
バイクエクスチェンジ・ジェイコ
チームDSM
トレック・セガフレード
UAEチームエミレーツ
UCIプロチーム
アルペシン・フェニックス
バルディアーニCSFファイザネ
ドローンホッパー・アンドローニジョカトリ
エオーロ・コメタ
text:Sotaro.Arakawa

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