今年の国内レースを振り返るプレイバック2025。前編は、Jプロツアーと新たにスタートしたJクリテリウムツアーを振り返ります。
2025年、全日本実業団自転車競技連盟が主催するJBCFサイクルロードレースシリーズのトップカテゴリーは、ロードレースのシリーズ戦「Jプロツアー」に加え、新たにクリテリウムのシリーズ戦「Jクリテリウムツアー」がスタートすることになった。昨年までJプロツアーとして開催されていたクリテリウムが独立したシリーズ戦となり、Jプロツアーは全11戦、Jクリテリウムツアーは全5戦、計16戦が開催された。
2月

スタートラインに2025年のJプロツアーチームが揃った photo:Satoru Kato
開幕を1週間後に控えた2月16日、東京都心の明治神宮外苑でプレシーズンマッチとなる東京クリテリウムが初開催された。1周1kmのコースを40周するレースは終始ハイペースで進行。終盤はチームブリヂストンサイクリングが主導権を握り、松田祥位と岡本勝哉が1-2フィニッシュで締めくくった。

松田祥位(チームブリヂストンサイクリング)が優勝 photo:Satoru Kato
このレースでは、スタート直前の安原昌弘JBCF理事長の発言が物議を醸した。レースの内容に関係ないところで自転車競技を知らない人にまで注目されてしまったことは残念でならない。また、事情を知らない当事者以外の人々が騒ぎた立てる様は、SNSを中心とする近年のネット社会の異様さを物語っていた。

JPT鹿屋肝付ロードレース 寒波による寒さの中、春を予感させる菜の花畑 photo:Satoru Kato

JPT鹿屋肝付ロードレース ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が開幕戦勝利 photo:Satoru Kato
2月22日、開幕戦は鹿屋・肝付ロードレース九州南部でも霜が降りる寒さの中でのレースとなった。149.5kmのレースは終盤まで先頭が入れ替わる展開が続き、最後はホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が優勝。渡辺一気(京都産業大学)が大健闘の3位に入った。

JCT志布志クリテリウム スプリンターに転向した中井唯晶(シマノレーシング)が開幕戦優勝 photo:Satoru Kato
翌2月23日は、Jクリテリウムツアーの開幕戦となった志布志クリテリウム。序盤の落車で中断後、再スタートしたレースはシマノレーシングが主導権を握り、今年からスプリンターに転向した中井唯晶が優勝。2位に石原悠希が入り、シマノレーシングが1-2フィニッシュを飾った。
3月

JPT真岡芳賀ロードレース フォン・チュンカイ(宇都宮ブリッツェン)が優勝 photo:Satoru Kato
3月29日、Jプロツアー第2戦真岡芳賀ロードレースは、10℃に届かぬ極寒の雨の中でのレースとなった。終盤のチームブリヂストンサイクリングの追走から逃げ切った4名での勝負を制したのは、フォン・チュンカイ。宇都宮ブリッツェン移籍後初勝利を、チームの地元でプレゼントした。

孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が優勝 photo:Satoru kato
翌3月30日、Jクリテリウムツアー第2戦の宇都宮清原クリテリウムは、終盤のチームブリヂストンサイクリングによるコントロールが続かずに混戦のスプリント勝負となり、孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が優勝した。
4月
4月はJプロツアーでのポイント配分の高い東西クラシックが続けて開催された。

西日本ロードクラシック エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)が優勝 photo:Satoru Kato
4月20日、播磨中央公園で開催された西日本ロードクラシックは、14kmのレース中盤から先行したエリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)と沢田時(宇都宮ブリッツェン)が逃げ切り、シュルツが移籍後初勝利を挙げた。

東日本ロードクラシック 満開の山桜の下を集団がくぐりぬける photo:Satoru Kato

東日本ロードクラシック エリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)とルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)がハンドルを投げ合う photo:Satoru Kato
1週間後の4月27日、山桜が満開の群馬サイクルスポーツセンターで開催された東日本ロードクラシックは、終盤までに残った3名でのスプリント勝負となり、ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)とのハンドルの投げ合いをシュルツが制して優勝。東西クラシック連勝でランキング首位となった。
5月

おんたけタイムトライアル トップタイムをマークした林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム) photo:JBCF

おんたけヒルクライム サルマ寛大(レバンテフジ静岡)が50分21秒で優勝 photo:JBCF
5月17日、18日の2日間、長野県の御嶽湖周辺で、Jプロツアーでは唯一の個人タイムトライアルとヒルクライムのレースとなるおんたけタイムトライアルとおんたけヒルクライムが開催された。
初日の個人タイムトライアルは、林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝。翌日のヒルクライムはサルマ寛大が優勝し、2位に山口瑛志が続いてレバンテフジ静岡が1-2フィニッシュを決めた。
6月
6月7日と8日、福島県石川町でのクリテリウムとロードレースが2年ぶりに開催された。(2024年は衆議院選挙の投票日と重なったため中止)

石川クリテリウム 中井唯晶(シマノレーシング)がスプリント勝負を制する photo:Satoru Kato
Jクリテリウムツアー第3戦となる石川クリテリウムが開催された。落車による2度の中断を挟む波乱のレースとなったものの、シマノレーシングが優位にレースを進めて中井唯晶の2勝目をお膳立て。中井はクリテリウムリーダージャージを獲得した。

石川ロードレース 最終周回、独走する金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム) photo:Satoru Kato
翌日はJプロツアー有数のハードレースとなることが多い石川ロードレース。136kmのレースは最終周回を独走で逃げ切った金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝。昨シーズン覇者が今年1勝目を挙げた。
7月

広島三原ロードレース 3年ぶりにフェンストンネルをJプロツアーの集団が駆け抜ける photo:Satoru Kato

広島三原ロードレース 逃げ切った金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝 photo:Satoru Kato
Jプロツアー第8戦は、3年ぶりに広島県中央森林公園での開催となった広島三原ロードレース。30℃を超える猛暑のため159.9kmから123kmに短縮されたレースは、終盤に形成された12名の先頭集団から残り5kmでアタックした金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝。石川ロードに続く2連勝でプロリーダージャージを着用した。

広島三原ロードレース優勝で金子宗平がプロリーダージャージを獲得 photo:Satoru Kato

広島クリテリウム ロングスプリントを決めた岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が優勝 photo:Satoru Kato
翌日の7月6日は、Jクリテリウムツアー第4戦の広島クリテリウム。36℃を超える灼熱地獄の中でのレースは、集団スプリントを制した岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が優勝。地元レースで競り負けたリベンジを果たした。
9月

新城ロードレース 最終周回、独走で逃げる金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)後方にベンジャミン・ダイボールの姿 photo:Satoru Kato
2ヶ月のインターバルを挟み、Jプロツアーは9月に再開。9月7日、2026年にアジア大会を控えた愛知県新城市で開催された第9戦新城ロードレースは、スタート直後から金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)ら3名の集団が先行。終盤は独走する金子をベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)が追走するも逃げ切り、6月の石川ロードレース以降3連勝を決めた。

南魚沼クリテリウム 最後のスプリントが伸びたレオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)が優勝 photo:Satoru Kato
9月14日、Jクリテリウムツアー最終戦となった南魚沼クリテリウムは、雨の中でのレースとなった。43.4kmの決勝はレース中盤までに形成された6名の先頭集団がメイン集団を周回遅れにする展開となり、最後はレオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)がスプリント勝負を制して優勝した。
中井唯晶(シマノレーシング)が最終戦欠場したことにより、孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が初代クリテリウムチャンピオンとなった。

孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が初代クリテリウムチャンピオンに photo:Satoru Kato

経済産業大臣旗ロード 三国川ダムのしゃくなげ湖に沿って走るコース photo:Satoru Kato
翌日の9月15日、Jプロツアー最高位のレースとなる経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップは、2026年に全日本選手権ロードレースの開催が決まった南魚沼市の三国川ダム周辺コースで開催された。

経済産業大臣旗ロード 林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム)が大金星を挙げた photo:Satoru Kato
終盤まで展開が動いたレースは、残り5kmで抜け出した林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム)とルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)の勝負となり、林原が優勝。U23が対象となるネクストリーダージャージを獲得した。

タイムトライアルの記録会が群馬CSC6kmサーキットで行われた photo:Satoru Kato
9月末、群馬CSCで個人タイムトライアルの記録会が開催された。全日本選手権タイムトライアルへ出場するには参考タイムが必要になるため、Jプロツアーのシリーズ戦にカウントされない異例の大会が急遽設定された。群馬サイクルスポーツセンターでのタイムトライアル種目開催は、2015年にチームタイムトライアルが行われて以来となる。
10月

群馬CSCロード10月大会 JPT最終戦は雨の中のレース photo:Satoru Kato
10月26日、Jプロツアー最終戦となる群馬CSCロード10月大会が開催された。
最終戦にしてJプロツアー最長距離となる150kmのレースは、残り7周から単独先行したベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)が最終周回残り2kmで吸収され、直後に抜け出した3名によるスプリント勝負を制した岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が優勝。ランキング首位逆転の可能性もあったものの、金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が自ら3位に入ってプロリーダージャージを守り、昨年に続き連覇を決めた。

群馬CSCロード10月大会 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が先着 photo:Satoru Kato

2025年Jプロツアーランキング連覇の金子宗平(左)と、U231位の林原聖真(共に群馬グリフィンレーシングチーム) photo:Satoru Kato

2025年Jプロツアー チームランキング1位 宇都宮ブリッツェン photo:Satoru Kato
2026年のJプロツアーは2月21日に鹿屋・肝付ロードレースで開幕。Jクリテリウムツアーは翌2月22日の志布志クリテリウムで開幕する。
text:Satoru Kato
2025年、全日本実業団自転車競技連盟が主催するJBCFサイクルロードレースシリーズのトップカテゴリーは、ロードレースのシリーズ戦「Jプロツアー」に加え、新たにクリテリウムのシリーズ戦「Jクリテリウムツアー」がスタートすることになった。昨年までJプロツアーとして開催されていたクリテリウムが独立したシリーズ戦となり、Jプロツアーは全11戦、Jクリテリウムツアーは全5戦、計16戦が開催された。
2月

開幕を1週間後に控えた2月16日、東京都心の明治神宮外苑でプレシーズンマッチとなる東京クリテリウムが初開催された。1周1kmのコースを40周するレースは終始ハイペースで進行。終盤はチームブリヂストンサイクリングが主導権を握り、松田祥位と岡本勝哉が1-2フィニッシュで締めくくった。

このレースでは、スタート直前の安原昌弘JBCF理事長の発言が物議を醸した。レースの内容に関係ないところで自転車競技を知らない人にまで注目されてしまったことは残念でならない。また、事情を知らない当事者以外の人々が騒ぎた立てる様は、SNSを中心とする近年のネット社会の異様さを物語っていた。


2月22日、開幕戦は鹿屋・肝付ロードレース九州南部でも霜が降りる寒さの中でのレースとなった。149.5kmのレースは終盤まで先頭が入れ替わる展開が続き、最後はホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が優勝。渡辺一気(京都産業大学)が大健闘の3位に入った。

翌2月23日は、Jクリテリウムツアーの開幕戦となった志布志クリテリウム。序盤の落車で中断後、再スタートしたレースはシマノレーシングが主導権を握り、今年からスプリンターに転向した中井唯晶が優勝。2位に石原悠希が入り、シマノレーシングが1-2フィニッシュを飾った。
3月

3月29日、Jプロツアー第2戦真岡芳賀ロードレースは、10℃に届かぬ極寒の雨の中でのレースとなった。終盤のチームブリヂストンサイクリングの追走から逃げ切った4名での勝負を制したのは、フォン・チュンカイ。宇都宮ブリッツェン移籍後初勝利を、チームの地元でプレゼントした。

翌3月30日、Jクリテリウムツアー第2戦の宇都宮清原クリテリウムは、終盤のチームブリヂストンサイクリングによるコントロールが続かずに混戦のスプリント勝負となり、孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が優勝した。
4月
4月はJプロツアーでのポイント配分の高い東西クラシックが続けて開催された。

4月20日、播磨中央公園で開催された西日本ロードクラシックは、14kmのレース中盤から先行したエリオット・シュルツ(ヴィクトワール広島)と沢田時(宇都宮ブリッツェン)が逃げ切り、シュルツが移籍後初勝利を挙げた。


1週間後の4月27日、山桜が満開の群馬サイクルスポーツセンターで開催された東日本ロードクラシックは、終盤までに残った3名でのスプリント勝負となり、ルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)とのハンドルの投げ合いをシュルツが制して優勝。東西クラシック連勝でランキング首位となった。
5月


5月17日、18日の2日間、長野県の御嶽湖周辺で、Jプロツアーでは唯一の個人タイムトライアルとヒルクライムのレースとなるおんたけタイムトライアルとおんたけヒルクライムが開催された。
初日の個人タイムトライアルは、林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝。翌日のヒルクライムはサルマ寛大が優勝し、2位に山口瑛志が続いてレバンテフジ静岡が1-2フィニッシュを決めた。
6月
6月7日と8日、福島県石川町でのクリテリウムとロードレースが2年ぶりに開催された。(2024年は衆議院選挙の投票日と重なったため中止)

Jクリテリウムツアー第3戦となる石川クリテリウムが開催された。落車による2度の中断を挟む波乱のレースとなったものの、シマノレーシングが優位にレースを進めて中井唯晶の2勝目をお膳立て。中井はクリテリウムリーダージャージを獲得した。

翌日はJプロツアー有数のハードレースとなることが多い石川ロードレース。136kmのレースは最終周回を独走で逃げ切った金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝。昨シーズン覇者が今年1勝目を挙げた。
7月


Jプロツアー第8戦は、3年ぶりに広島県中央森林公園での開催となった広島三原ロードレース。30℃を超える猛暑のため159.9kmから123kmに短縮されたレースは、終盤に形成された12名の先頭集団から残り5kmでアタックした金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が優勝。石川ロードに続く2連勝でプロリーダージャージを着用した。


翌日の7月6日は、Jクリテリウムツアー第4戦の広島クリテリウム。36℃を超える灼熱地獄の中でのレースは、集団スプリントを制した岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が優勝。地元レースで競り負けたリベンジを果たした。
9月

2ヶ月のインターバルを挟み、Jプロツアーは9月に再開。9月7日、2026年にアジア大会を控えた愛知県新城市で開催された第9戦新城ロードレースは、スタート直後から金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)ら3名の集団が先行。終盤は独走する金子をベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)が追走するも逃げ切り、6月の石川ロードレース以降3連勝を決めた。

9月14日、Jクリテリウムツアー最終戦となった南魚沼クリテリウムは、雨の中でのレースとなった。43.4kmの決勝はレース中盤までに形成された6名の先頭集団がメイン集団を周回遅れにする展開となり、最後はレオネル・キンテロ(ヴィクトワール広島)がスプリント勝負を制して優勝した。
中井唯晶(シマノレーシング)が最終戦欠場したことにより、孫崎大樹(ヴィクトワール広島)が初代クリテリウムチャンピオンとなった。


翌日の9月15日、Jプロツアー最高位のレースとなる経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップは、2026年に全日本選手権ロードレースの開催が決まった南魚沼市の三国川ダム周辺コースで開催された。

終盤まで展開が動いたレースは、残り5kmで抜け出した林原聖真(群馬グリフィンレーシングチーム)とルーベン・アコスタ(宇都宮ブリッツェン)の勝負となり、林原が優勝。U23が対象となるネクストリーダージャージを獲得した。

9月末、群馬CSCで個人タイムトライアルの記録会が開催された。全日本選手権タイムトライアルへ出場するには参考タイムが必要になるため、Jプロツアーのシリーズ戦にカウントされない異例の大会が急遽設定された。群馬サイクルスポーツセンターでのタイムトライアル種目開催は、2015年にチームタイムトライアルが行われて以来となる。
10月

10月26日、Jプロツアー最終戦となる群馬CSCロード10月大会が開催された。
最終戦にしてJプロツアー最長距離となる150kmのレースは、残り7周から単独先行したベンジャミン・ダイボール(ヴィクトワール広島)が最終周回残り2kmで吸収され、直後に抜け出した3名によるスプリント勝負を制した岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が優勝。ランキング首位逆転の可能性もあったものの、金子宗平(群馬グリフィンレーシングチーム)が自ら3位に入ってプロリーダージャージを守り、昨年に続き連覇を決めた。



2026年のJプロツアーは2月21日に鹿屋・肝付ロードレースで開幕。Jクリテリウムツアーは翌2月22日の志布志クリテリウムで開幕する。
text:Satoru Kato
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