2022/03/03(木) - 18:52
今年で6回目を迎えた稲城クロス。1年半ぶりの開催となったアットホームなシクロクロスイベントの会場には、多摩川サイクリングロード沿いというロケーションも相まって、いろんな自転車が集まっていました。
小川正樹さん(TOKYO WHEELS) リドレー KANZO
スラリとしたスタイルにPAS NORMAL STUDIOのスキンスーツが似合う小川さん。それもそのはず、イザドアやアルバオプティクスといった流行の先端を行くサイクルアパレルブランドを多数取り扱うTOKYO WHEELのバイヤーを務めていらっしゃるのだ。
シクロクロス自体は今シーズンからの参戦ということですが、すでにC3へ昇格されており、この稲城クロスでもC3で5位でフィニッシュする走力の持ち主。そんな小川さんの愛車はリドレーのグラベルモデル"KANZO SPEED"だ。
「もともとジェロボームに参加するために組んだバイクなんです。マッデューロにも出たり、グラベルがメインだったんですが、せっかくオフロードバイクを組んだんだからCXにも挑戦してみようと思って」と小川さん。今回のレースのために、P&Pコンポーネントのホイールを新調するほどの気合の入りよう。これはシクロクロス沼にもはまっていく未来は確実ですね(笑)
中村葵さん(ハイアンビション) ファクター O2
こちらシクロクロスバイクではないですが、なかなかオーラのあるバイクに乗って会場を通りがかられたところを思わずお声がけ。ファクターのクライミングバイクO2にマヴィックのR-SYS SLRというカンペキなヒルクライム仕様にネコのツールケースという遊びゴコロも忘れない中村さんは、女子レーシングチームであるハイアンビションに所属する現役レーサー。
走りこまれているだけあり、各所にこだわりが見て取れる一台だ。「ちょっと狭めのほうが握りやすくてパワーも出やすいので、ブラケットを内側に入れているんです。メカさんには怒られるんですけど(笑)」というように、走りやすさを重視したセッティングは、レーサーらしいポイント。
お気に入りのパーツは?とお尋ねすると「タイヤですね!マキシスのHIGH ROAD SLを使ってます。あんまり使っている人は見かけないんですが、転がりもグリップも良いんですよ!」と太鼓判を押してくれました。
藤井知音さん スぺシャライズド ENDURO
他の人がバイクを担ぐ階段を乗車したままクリアしようとし、会場を沸かせていた藤井さんが駆っていたのは下り系MTBのスペシャライズド ENDURO。ENSでも人気のENDUROだが、まさかCXレースにも進出していようとは、ということで思わずお声がけ。
「近くでイベントがあるというので出てみようと思って」と藤井さん。やっぱりこのバイクだと結構大変だったのでは?との質問には「疲れました(笑)アップダウンやクネクネしたコーナーはツラかったですね」と藤井さん。
逆に水たまりなどのトラクションがかかりづらいところは独壇場だった様子。もちろん、シケインも普段のトレイルライドで培った華麗なバニーホップでクリアされていました。
自転車自体もほぼフルカスタム。レインボーカラーのスポークが目を引く手組ホイールだが、インダストリーナインのハブが一番のお気に入りポイントなのだとか。フレームのあちこちにはいろんなステッカーが貼られていて、目を楽しませてくれるのも藤井さんらしさ。「ステッカーが好きで、吉祥寺の専門店で良く買ってるんです」とのことでした。
成毛真貴子さん サーヴェロ Aspero5
タダモノではない雰囲気を醸し出していたこちらのサーヴェロのグラベルバイク、Aspero5。オーナーの成毛真貴子さんも実はタダモノではなく、東京・小平のプロショップ"アルディナサイクラリー"の成毛千尋店長の奥様。
マジョーラカラーのAsperoに、パープルカラーのパーツでまとめるセンスは流石の一言。「グラベルバイクですが、普通に速いのでもうこれ1台でなんでもこなせる感じですね。ホイールを変えればちょっとしたレースでも大丈夫だと思います」と成毛さん。
ちなみに、E-BIKEのスぺシャライズド CREOも所有しているとのことだが、そちらは速い男性陣と走りに行く時用となり、一人で走るときはもっぱらこちらのサーヴェロの出番になるのだとか。こんな素敵なカスタムバイクに乗っているスタッフさんがいるお店だと、いろんな相談も捗ること間違いなしでしょう。
中村弘幸さん スぺシャライズド CRUX
稲城クロスの公式カテゴリーの中では最高峰となるC3へと参戦されていた中村さん。目標はシングルリザルト、と語る中村さんの走りを支える愛車はスペシャライズドのS-WORKS CRUXだ。
なかなか印象的なグラフィックのフレームですが、中村さんはそこにステッカーチューンを施すことでさらにオリジナリティをプラス。「元MASHにいた人が出しているデカールをトップチューブに貼ってるんです。自分のバイクだとわかりやすくなっていいですよ」と中村さん。
チューブレスタイヤを愛用されており、シュワルベのX-ONEはノブも高めでしっかりグリップしてくれるのだとか。「特にレースでタイヤを使い分けているということも無く、大体これ1本で戦ってます」とのことだ。
ホイールはジップのアルミモデルで、「昇格できればカーボンにグレードアップしようかなと。今はこれでガンガン攻めていきます!」と中村さん。ペダルもコーナー時に膝を内側に入れても外れづらいというタイム ATACを使ったり、チェーンのバタつきを抑えるためにスタビライザー付きのアルテグラRXのリアディレイラーを使うなど、細部までこだわりの詰まった一台でした。
text&photo:NaokiYasuoka
小川正樹さん(TOKYO WHEELS) リドレー KANZO
スラリとしたスタイルにPAS NORMAL STUDIOのスキンスーツが似合う小川さん。それもそのはず、イザドアやアルバオプティクスといった流行の先端を行くサイクルアパレルブランドを多数取り扱うTOKYO WHEELのバイヤーを務めていらっしゃるのだ。
シクロクロス自体は今シーズンからの参戦ということですが、すでにC3へ昇格されており、この稲城クロスでもC3で5位でフィニッシュする走力の持ち主。そんな小川さんの愛車はリドレーのグラベルモデル"KANZO SPEED"だ。
「もともとジェロボームに参加するために組んだバイクなんです。マッデューロにも出たり、グラベルがメインだったんですが、せっかくオフロードバイクを組んだんだからCXにも挑戦してみようと思って」と小川さん。今回のレースのために、P&Pコンポーネントのホイールを新調するほどの気合の入りよう。これはシクロクロス沼にもはまっていく未来は確実ですね(笑)
中村葵さん(ハイアンビション) ファクター O2
こちらシクロクロスバイクではないですが、なかなかオーラのあるバイクに乗って会場を通りがかられたところを思わずお声がけ。ファクターのクライミングバイクO2にマヴィックのR-SYS SLRというカンペキなヒルクライム仕様にネコのツールケースという遊びゴコロも忘れない中村さんは、女子レーシングチームであるハイアンビションに所属する現役レーサー。
走りこまれているだけあり、各所にこだわりが見て取れる一台だ。「ちょっと狭めのほうが握りやすくてパワーも出やすいので、ブラケットを内側に入れているんです。メカさんには怒られるんですけど(笑)」というように、走りやすさを重視したセッティングは、レーサーらしいポイント。
お気に入りのパーツは?とお尋ねすると「タイヤですね!マキシスのHIGH ROAD SLを使ってます。あんまり使っている人は見かけないんですが、転がりもグリップも良いんですよ!」と太鼓判を押してくれました。
藤井知音さん スぺシャライズド ENDURO
他の人がバイクを担ぐ階段を乗車したままクリアしようとし、会場を沸かせていた藤井さんが駆っていたのは下り系MTBのスペシャライズド ENDURO。ENSでも人気のENDUROだが、まさかCXレースにも進出していようとは、ということで思わずお声がけ。
「近くでイベントがあるというので出てみようと思って」と藤井さん。やっぱりこのバイクだと結構大変だったのでは?との質問には「疲れました(笑)アップダウンやクネクネしたコーナーはツラかったですね」と藤井さん。
逆に水たまりなどのトラクションがかかりづらいところは独壇場だった様子。もちろん、シケインも普段のトレイルライドで培った華麗なバニーホップでクリアされていました。
自転車自体もほぼフルカスタム。レインボーカラーのスポークが目を引く手組ホイールだが、インダストリーナインのハブが一番のお気に入りポイントなのだとか。フレームのあちこちにはいろんなステッカーが貼られていて、目を楽しませてくれるのも藤井さんらしさ。「ステッカーが好きで、吉祥寺の専門店で良く買ってるんです」とのことでした。
成毛真貴子さん サーヴェロ Aspero5
タダモノではない雰囲気を醸し出していたこちらのサーヴェロのグラベルバイク、Aspero5。オーナーの成毛真貴子さんも実はタダモノではなく、東京・小平のプロショップ"アルディナサイクラリー"の成毛千尋店長の奥様。
マジョーラカラーのAsperoに、パープルカラーのパーツでまとめるセンスは流石の一言。「グラベルバイクですが、普通に速いのでもうこれ1台でなんでもこなせる感じですね。ホイールを変えればちょっとしたレースでも大丈夫だと思います」と成毛さん。
ちなみに、E-BIKEのスぺシャライズド CREOも所有しているとのことだが、そちらは速い男性陣と走りに行く時用となり、一人で走るときはもっぱらこちらのサーヴェロの出番になるのだとか。こんな素敵なカスタムバイクに乗っているスタッフさんがいるお店だと、いろんな相談も捗ること間違いなしでしょう。
中村弘幸さん スぺシャライズド CRUX
稲城クロスの公式カテゴリーの中では最高峰となるC3へと参戦されていた中村さん。目標はシングルリザルト、と語る中村さんの走りを支える愛車はスペシャライズドのS-WORKS CRUXだ。
なかなか印象的なグラフィックのフレームですが、中村さんはそこにステッカーチューンを施すことでさらにオリジナリティをプラス。「元MASHにいた人が出しているデカールをトップチューブに貼ってるんです。自分のバイクだとわかりやすくなっていいですよ」と中村さん。
チューブレスタイヤを愛用されており、シュワルベのX-ONEはノブも高めでしっかりグリップしてくれるのだとか。「特にレースでタイヤを使い分けているということも無く、大体これ1本で戦ってます」とのことだ。
ホイールはジップのアルミモデルで、「昇格できればカーボンにグレードアップしようかなと。今はこれでガンガン攻めていきます!」と中村さん。ペダルもコーナー時に膝を内側に入れても外れづらいというタイム ATACを使ったり、チェーンのバタつきを抑えるためにスタビライザー付きのアルテグラRXのリアディレイラーを使うなど、細部までこだわりの詰まった一台でした。
text&photo:NaokiYasuoka
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