シクロクロスタイヤの定番ブランドであるチャレンジから、新型のチューブレスレディモデルが登場した。定評のあるハンドメイド製法で作ることで、CXタイヤに求めるしなやかさを実現していることが特徴だ。ラインアップはGRIFO、CHICANE、LIMUS、BABY LIMUSの4種類。



H-TLR仕様となったチャレンジのGRIFO、BABYLIMUS、LIMUS、CHICANEH-TLR仕様となったチャレンジのGRIFO、BABYLIMUS、LIMUS、CHICANE (c)challenge
ハンドメイドのチューブラータイヤを作り続けるイタリアの名門レーシングタイヤブランド、チャレンジ。シクロクロスでもGRIFO、CHICANE、LIMUSという定番ラインアップを筆頭に高い支持を集めており、ティボー・ネイスら海外トップ選手はもちろん、国内でも使用する選手は多い。

そんなチャレンジのシクロクロスタイヤラインアップに新型のチューブレスレディモデルが追加されることとなった。これまでも用意されてきた120TPIのV-TLR(バルカナイズド-TLR)は、チューブレスレディの美点を引き出してきたが、チャレンジが得意とするハンドメイドタイヤのしなやかなフィーリングや性能は得られなかったという。

伝統的なハンドメイドで作られるチャレンジの新型H-TLRタイヤ伝統的なハンドメイドで作られるチャレンジの新型H-TLRタイヤ (c)challenge
チューブレスレディ仕様でもしなやかさを実現するべく、チャレンジはハンドメイド・クリンチャータイヤと同じ構造、素材を採用するCX用チューブレスレディタイヤを満を持してリリースする。今回登場したタイヤはH-TLRと表記され、従来型のV-TLRとは区別される。

H-TLRは先述したようにクリンチャーと同じ構造をしており、300TPIというしなやかなケーシングを採用。ビード間に独自のインナーコーティングを施すことで、空気の保持力とパンク防止効果も獲得し、タイヤの安定性を確保している。

ケーシングの柔軟性を活かすタンウォールのサイドケーシングの柔軟性を活かすタンウォールのサイド (c)challenge
H-TLRのビード周りの設計はETRTOとISOの規格に準拠して設計されており、ビードが脱落しにくくなっているはずだ。また、フックレスリムにも対応していることがトピック。対応するリム幅は23mmまで。

また、ビード周りに擦れ傷などを防止するチェーファーストリップが備えられているため、コーナリング中にタイヤが撚れてしまってもビードを傷つけてしまう心配も少ない。タイヤが脱落しにくく、傷つきにくくなったことで、低圧でも安定して使うことができそうだ。

チューブラーのような性能を引き出すハンドメイド・チューブレスレディへと進化を遂げたチューブラーのような性能を引き出すハンドメイド・チューブレスレディへと進化を遂げた (c)challenge
H-TLRのラインアップはオールラウンドモデル"GRIFO"、センターがヤスリ目/サイドがノブのハイブリッドモデル"CHICANE"、マッドコンディション用"LIMUS"、泥と芝区間が連続するマルチなシチュエーション向けの"BABY LIMUS"という定番品となる。

様々な種類のタイヤが用意されたことで、レースコースの状況にあわせてタイヤを交換できるというチューブレスのメリットを発揮できるはずだ。価格は9,900円(税込)。



チャレンジ H-TLRシクロクロスタイヤ
種類:GRIFO、BABYLIMUS、LIMUS、CHICANE
サイズ:700x33mm
カラー:BLACK / TAN
価格:9,900円(税込)

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