グラベルタイヤのパイオニアであるWTBが、レースユースにフォーカスを当てた新型VULPINEをリリースした。目の詰まったトレッドが優れた転がり抵抗、グリップ力、耐パンク性を実現したタイヤだ。限定製品のTRAIL BOSS、VIGILANTEとあわせて紹介しよう。



WTB VULPINEWTB VULPINE (c)グローブライド
グラベルタイヤの草分け的存在のHORIZONをリリースしたWTBが、新たなグラベル用タイヤ"VULPINE"をローンチした。非常に多彩な種類が揃うラインアップに追加された新型は、グラベルレースに焦点が合わせられたモデルだ。

レースで求められるのは転がり抵抗が小さいが、グリップ力は優れており、パンクに強いタイヤだ。WTBはそれらの性能を獲得するために、新たなトレッドパターンをVULPINEに与えた。

引き締まったグラベルでの速さを意識したグラベルタイヤのVULPINE引き締まったグラベルでの速さを意識したグラベルタイヤのVULPINE (c)グローブライド
引き締まったグラベルでの低い転がり抵抗は、幅広のセンターノブの間隔を詰めることで実現。コーナリングでのグリップ力はトレッド全面に敷き詰められたノブと、サイドまで張り出したノブによって確保されている。

また、どのノブも間隔が非常に狭く、詰め込まれているため、エッジの立った石がタイヤに突き刺さってしまう心配も少ないだろう。ノブの設計によって耐パンク性を獲得していることも特徴だ。

WTB VULPINEWTB VULPINE (c)グローブライド
サイズは700×36の1種類で、推奨リム幅は19-24mm。WTBのチューブレスレディであるTCS仕様であり、重量は391g。価格は8,580円(税込)。

WTB VULPINE
サイズ:700×36C
重量:391g
推奨リム幅:19-24mm
価格:8,580円(税込)



WTB VIGILANTEWTB VIGILANTE (c)グローブライド
定番のマウンテンバイクタイヤであるVIGILANTEとTRAIL BOSSがマイナーチェンジし、いずれもSLASH GUARD2という耐パンク層が採用された。第二世代となるSLASH GUARD2は、従来型よりも10-20%軽量でしなやか、耐パンク性とエア保持性に優れたナイロンレイヤー。これでタイヤ全周をカバーすることで、耐パンク性を向上させている。

シングルプライケーシングのタイヤながら、SLASH GUARD2の層を加えることで重量増を抑えつつサイドウォールのスタビリティを向上させていることも特徴の一つ。また、サイド部分のプロテクション性も高いという。

そんなSLASH GUARD2が採用されたVIGILANTE、TRAIL BOSSは、どちらもWTBのマウンテンバイクタイヤでは定番かつベストセラーのプロダクト。今回はタンウォールの限定カラーとして登場しており、1度限りの入荷とのことだ。気になる方は早めにチェックをしておこう。

WTB TRAIL BOSS(写真は旧製品)WTB TRAIL BOSS(写真は旧製品) (c)グローブライド
VIGILANTEはトレイル~エンデューロに対応する大型ノブ、ソフトコンパウンドを採用したモデル。グリップ力に優れているためフロントタイヤとして信頼を寄せるライダーが多い製品だ。展開されるサイズ径は27.5インチと29インチの2種類。幅は2.5インチのみ。価格は9,900円(税込)だ。

TRAIL BOSSはクロスカントリーやトレイルを登って下るライドで活躍するバーサタイルモデル。転がりは軽いものの、外側に張り出したサイドノブでグリップ力を発揮してくれるタイヤだ。展開されるサイズ径は27.5インチと29インチの2種類。幅は2.5インチのみ。価格は9,900円(税込)だ。

WTB VIGILANTE
ケーシング:Light Weight
サイドプロテクト:Slash Guard 2
コンパウンド:High Grip(TT)
サイズ:29×2.5、27.5×2.5
価格:9,900円(税込)

WTB TRAIL BOSS
ケーシング:Light Weight
サイドプロテクト:Slash Guard 2
コンパウンド:Fast Rolling(TT)
サイズ:29×2.5、27.5×2.5
価格:9,900円(税込)


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