ミラノ〜サンレモとコースが重なるトロフェオ・ライグエーリアは、バーレーン・ヴィクトリアスが有利な展開を作り出した。残り10km地点でサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)が飛び出し、独走勝利を決めた。



逃げ集団から1人粘ったルイス・フェルファーケ(ベルギー、スーダル・クイックステップ) photo:Trofeo Laigueglia

3月4日に開催されたトロフェオ・ライグエーリア(UCI1.Pro)は、その名の通り、イタリア北西部ライグエーリアを巡るワンデーレース。コース前半はミラノ〜サンレモでお馴染みチプレッサとカーポ・メーレ、コッラ・ミケリを反対側から上り、登坂距離約7kmの山岳を2つ越える。そして再びカーポ・メーレとコッラ・ミケリを含むコースを3周するレイアウトだ。

3月9日から同じイタリアで開幕するティレーノ~アドリアティコに向かう調整レースとしての役割も持つ本大会だが、ビッグネームの姿はなかった。また昨年出場したチーム右京も不参加となったレースは、ルイス・フェルファーケ(ベルギー、スーダル・クイックステップ)ら9名が逃げ集団を形成した。勝負所と見られた2つの7km山岳でも大きな動きはなく、終盤の周回コースへ。

残り10km地点でアタックしたサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Trofeo Laigueglia

メイン集団では残り30km地点でようやく動きが現れ、バーレーン・ヴィクトリアスのダブルエースであるアントニオ・ティベーリ(イタリア)とサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア)が協力してアタック。そこにロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド)とクインテン・ヘルマンス(ベルギー、ピナレロQ36.5プロサイクリング)が食らいつき、4名の追走集団が逃げグループを追った。フェルファーケが最後まで粘りを見せたものの、残り19km地点で後続に吸収された。

先頭からフェルファーケ、そしてヘルマンスが脱落する。その結果、バーレーンが2対1の数的有利な状況を作り出し、残り10km地点の最後の山岳、コッラ・ミケリでブイトラゴがアタック。追いかけるグレゴワールはティベーリがマークして間接的なアシストをし、ブイトラゴがそのまま10km独走を決め、勝利した。

独走勝利したサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Trofeo Laigueglia

2020年にプロデビューして以来、バーレーン一筋の26歳が掴んだ今季初勝利。「シーズン序盤のこのタイミングで今季初勝利を挙げることができ、とても嬉しい。しかも2019年に自分が住んでいたこのリグーリア。その事実がこの勝利をなおさら特別なものにする」と、喜びを語った。

ブイトラゴはこの後、3位に入ったティベーリと共にティレーノ~アドリアティコに臨む予定だ。

ティベーリと共にワンスリーフィニッシュを決めたサンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Trofeo Laigueglia
トロフェオ・ライグエーリア2026結果
1位 サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス) 4:38:50
2位 ロマン・グレゴワール(フランス、グルパマFDJユナイテッド) +0:25
3位 アントニオ・ティベーリ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)
4位 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、XDSアスタナ) +0:40
5位 アンドレア・ヴェンドラーメ(イタリア、ジェイコ・アルウラー) +0:44
text:Sotaro.Arakawa
photo:Trofeo Laigueglia