2021/10/09(土) - 15:39
トレックが新型TOP FUELを発表。これまでフルサス・クロスカントリーレーサーとして位置づけられてきたモデルを、新たにダウンカントリーバイクとして再定義。前後120mmトラベル、よりアグレッシブなジオメトリーにダウンチューブストレージを採用し、よりオールラウンドな一台へと進化した。
ここ数年で一気に広がりを見せるダウンカントリーMTB。年々過激になるレースコースに対応するため、XCバイクに求められる下り性能の割合が高まってきたことに端を発するカテゴリーで、レースユースのXCバイクよりも長めのトラベル量(120~130mm)や、より安定感の高いジオメトリーを採用し、XCバイクとトレイルバイクの間を埋めるような存在だ。
XCバイク並みの登り性能とトレイルバイクに迫る下り性能を併せ持ち、特に日本のような急峻な山々が広がるエリアにはピッタリの性格を持つ一台として、急速に普及しつつあるダウンカントリーカテゴリーに、トレックが満を持して送り込んだのが新型TOP FUELだ。
これまで、トレックのフルサスXCレーサーとしてワールドカップでも多くの勝利を挙げてきたTOP FUELだが、その優れた性能のため、一般ライダーからは軽量で登りに強いトレイルバイクライクな存在として受容されてきた。更に、フルサスバイクでありながらハードテールバイク並みの軽さとペダリング効率を実現したSupercaliberの登場も、TOP FUELのニッチをより下り寄りに位置づける要因となった。
このように前作の時点で既にダウンカントリーバイクに近しい扱いを受けてきたTOP FUELだが、今回のモデルチェンジではより荒れたトレイルライドにも完全対応するバイクとして、様々なアップデートが施され、名実ともにダウンカントリーバイクを名乗るに相応しい一台となった。
まず大きく手を入れられたのがジオメトリーだ。ヘッドアングルを67.5°から66°へ寝かせ、リーチを10mmほど延長することで、下りでの安定感を増幅。一方でシートアングルを75°から76°へ立たせることで、登りでのペダリング効率を維持している。
フロントサスはデフォルトでは120mmトラベルのままだが、最大130mmストロークのフォークまで対応する。そしてリアショックは115mmから120mmへとロングストロークに。さらにサスペンションレイアウトも変更され、前作ではリアショックの上下を反転させていたのに対し、今作では通常のレイアウトに。この変更に伴い、フレームジオメトリーを変更できるフリップチップシステム、"Minolink"はロッカーアームからフレーム側マウントへと場所を移している。
更に、トラニオンマウントの採用によってロッカーアームの剛性を高め、リアトライアングルのねじれを抑制する。また、リアアクスル同軸のABPは継続採用され、ブレーキングによるサスペンションへの悪影響を排除。激しい下りでもリアショックはアクティブな状態に保たれるため、より安心してダウンヒルを楽しめるはずだ。
また、ユーティリティ面でも進化しており、よりトラベル量の大きなドロッパーポストを使用できるようにシートチューブ径を34.9mmへ拡大。より多くのモデルを選択可能になった。更に、カーボン、アルミモデルを問わず、ダウンチューブストレージを搭載することも大きな特徴。1日中トレイルライドを楽しむようなシチュエーションできっと役立つだろう。
日本のトレイルにベストマッチなカテゴリーとされるダウンカントリーバイクとして、その地位を固めた新生TOP FUEL。プロジェクトワンの他には、OCLV マウンテンカーボンを採用したTOP FUEL 9.7と、AlphaプラチナアルミのTOP FUEL 8という2グレードでの展開となる。価格はTOP FUEL 9.7が559,900円、TOP FUEL 8が449,900円(共に税込)となっている。
トレック TOP FUEL 9.7
フレーム:OCLVマウンテンカーボン
カラー:Matte Raw Carbon
サイズ:S,M, M/L
価格:559,900円(税込)
トレック TOP FUEL 8
フレーム:Alphaプラチナアルミ
カラー:Muksanne Blue
サイズ:S,M, M/L, L, XL
価格:449,900円(税込)
ここ数年で一気に広がりを見せるダウンカントリーMTB。年々過激になるレースコースに対応するため、XCバイクに求められる下り性能の割合が高まってきたことに端を発するカテゴリーで、レースユースのXCバイクよりも長めのトラベル量(120~130mm)や、より安定感の高いジオメトリーを採用し、XCバイクとトレイルバイクの間を埋めるような存在だ。
XCバイク並みの登り性能とトレイルバイクに迫る下り性能を併せ持ち、特に日本のような急峻な山々が広がるエリアにはピッタリの性格を持つ一台として、急速に普及しつつあるダウンカントリーカテゴリーに、トレックが満を持して送り込んだのが新型TOP FUELだ。
これまで、トレックのフルサスXCレーサーとしてワールドカップでも多くの勝利を挙げてきたTOP FUELだが、その優れた性能のため、一般ライダーからは軽量で登りに強いトレイルバイクライクな存在として受容されてきた。更に、フルサスバイクでありながらハードテールバイク並みの軽さとペダリング効率を実現したSupercaliberの登場も、TOP FUELのニッチをより下り寄りに位置づける要因となった。
このように前作の時点で既にダウンカントリーバイクに近しい扱いを受けてきたTOP FUELだが、今回のモデルチェンジではより荒れたトレイルライドにも完全対応するバイクとして、様々なアップデートが施され、名実ともにダウンカントリーバイクを名乗るに相応しい一台となった。
まず大きく手を入れられたのがジオメトリーだ。ヘッドアングルを67.5°から66°へ寝かせ、リーチを10mmほど延長することで、下りでの安定感を増幅。一方でシートアングルを75°から76°へ立たせることで、登りでのペダリング効率を維持している。
フロントサスはデフォルトでは120mmトラベルのままだが、最大130mmストロークのフォークまで対応する。そしてリアショックは115mmから120mmへとロングストロークに。さらにサスペンションレイアウトも変更され、前作ではリアショックの上下を反転させていたのに対し、今作では通常のレイアウトに。この変更に伴い、フレームジオメトリーを変更できるフリップチップシステム、"Minolink"はロッカーアームからフレーム側マウントへと場所を移している。
更に、トラニオンマウントの採用によってロッカーアームの剛性を高め、リアトライアングルのねじれを抑制する。また、リアアクスル同軸のABPは継続採用され、ブレーキングによるサスペンションへの悪影響を排除。激しい下りでもリアショックはアクティブな状態に保たれるため、より安心してダウンヒルを楽しめるはずだ。
また、ユーティリティ面でも進化しており、よりトラベル量の大きなドロッパーポストを使用できるようにシートチューブ径を34.9mmへ拡大。より多くのモデルを選択可能になった。更に、カーボン、アルミモデルを問わず、ダウンチューブストレージを搭載することも大きな特徴。1日中トレイルライドを楽しむようなシチュエーションできっと役立つだろう。
日本のトレイルにベストマッチなカテゴリーとされるダウンカントリーバイクとして、その地位を固めた新生TOP FUEL。プロジェクトワンの他には、OCLV マウンテンカーボンを採用したTOP FUEL 9.7と、AlphaプラチナアルミのTOP FUEL 8という2グレードでの展開となる。価格はTOP FUEL 9.7が559,900円、TOP FUEL 8が449,900円(共に税込)となっている。
トレック TOP FUEL 9.7
フレーム:OCLVマウンテンカーボン
カラー:Matte Raw Carbon
サイズ:S,M, M/L
価格:559,900円(税込)
トレック TOP FUEL 8
フレーム:Alphaプラチナアルミ
カラー:Muksanne Blue
サイズ:S,M, M/L, L, XL
価格:449,900円(税込)
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