イタリア、ヴァル・ディ・ソーレにてMTB世界選手権が開幕。初日のクロスカントリーチームリレーでフランスが1つ目のアルカンシエルを手に入れた。



MTB世界選手権の第一種目、XCCがスタートMTB世界選手権の第一種目、XCCがスタート photo:Val di Sole 2021
イタリアはヴァル・ディ・ソーレにてMTB世界選手権が開幕。8月25日から29日までの5日間、クロスカントリー、ダウンヒル、フォークロス、E-MTB、クロスカントリーショートトラック(世界選手権として初開催)と、例年に増した多種多様なカテゴリーそれぞれでアルカンシエル着用者が決まる。

24日にショートトラックの予選を終え、本戦初日となる8月25日には各国6名のリレー形式で争うクロスカントリーチームリレーが開催。激しく順位が入れ替わる、チームリレーらしい勝負を制したのは現世界チャンピオンのジョーダン・サルー擁するフランスだった。

母国開催のイタリアは序盤先頭を走るも4位に母国開催のイタリアは序盤先頭を走るも4位に photo:Val di Sole 2021
トップでバトンを受け継いだ最終走者、ジョーダン・サルー(フランス)がフィニッシュを目指すトップでバトンを受け継いだ最終走者、ジョーダン・サルー(フランス)がフィニッシュを目指す photo:Val di Sole 2021
元世界王者ケイト・コートニー。アメリカはドイツとのスプリントで2位に元世界王者ケイト・コートニー。アメリカはドイツとのスプリントで2位に photo:Val di Sole 2021後半に追い上げ、アメリカとの2位争いを展開したドイツ後半に追い上げ、アメリカとの2位争いを展開したドイツ photo:Val di Sole 2021


フランスは隊列中盤から一気に追い上げる走りを見せ、アメリカやスウェーデンをパスしてレース中盤に先頭へと浮上。最後はサルーがフィニッシュラインへとたどり着き、同種目2年連続のアルカンシエルを射止めた。

「こんな形で世界選ウィークの幕開けを切れるだなんてアメージングだ。チームは素晴らしい走りでアルカンシエルを守ることができた。これ以上ないスタートだ」と、本戦に向けて弾みをつけたサルーは語っている。また、アメリカとドイツによる2位争いはゴールスプリントにもつれ込み、アメリカが先着。銀メダルを獲得した。

XCC表彰台。2位アメリカ、1位フランス、3位ドイツXCC表彰台。2位アメリカ、1位フランス、3位ドイツ photo:Val di Sole 2021
若手で構成された日本選手団も出場するクロスカントリーのレースプレビューは別記事で紹介します。
MTB世界選手権2021 クロスカントリーチームリレー結果
1位 フランス 1:25:51
2位 アメリカ +0:48
3位 ドイツ +0:49
4位 イタリア +1:39
5位 スイス +2:04
6位 イギリス +2:27
7位 チェコ +3:05
8位 オーストリア +4:06
9位 ベルギー +4:52
10位 カナダ +5:54
text:So Isobe

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