2021/07/15(木) - 10:20
「カラパスの走りがブラフであることは分かっていた」と語るのは、超級山岳フィニッシュを制したタデイ・ポガチャル。総合2位まで順位を上げたヴィンゲゴーやフランス人最高位のゴデュなど、ツール第17ステージを終えた選手たちのコメントを紹介します。
ステージ1位&マイヨジョーヌ&マイヨブラン(ヤングライダー賞) タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
しばらく逃げの決まるステージが続いたため、保守的な走りしかできていなかったが、今日は上手くコントロールできたレースだった。ステージを狙うかマイヨジョーヌを守る走りをするかは半々だったけど、チーム全体としての調子が良かったので勝利を掴みに行ったんだ。勝てて本当に嬉しいよ。
最後は3人に絞られたのだが、僕とヨナス(ヴィンゲゴー)しか先頭を引かなかった。残り8kmから何度か仕掛けたのだが、ヨナスとカラパスにプレッシャーをかけられたため、勝利のためにかなり力を使わなければならなかった。ヨナスに「カラパスの走りはブラフだ」と伝えられ、僕もそれは分かっていた。だがこれがレースなので当然の戦略だと思う。カラパスのアタックを追うために力いっぱい踏まなければならず、とてもハードだったよ。そして残り50mからスプリントし、勝利を掴んだんだ。
マイヨジョーヌで勝利する素晴らしい日になった。この感情を上手く表現できないぐらいだよ。そして最後の厳しい山岳ステージである明日が待ち遠しい。その翌日の穏やかなステージを越え、タイムトライアルが待っている。でも、いまはまだ先のことを考えたくはない。
ステージ2位&総合2位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)
なんて日だ。ステージで2位、そして総合でも2位に上がることができた。またウランからタイムを奪うこともできたのは嬉しいよ。
ポガチャルとカラパスと僕は今日、平等に戦ったと思う。カラパスは僕たちに協力してくれず、たとえ楽なペースな時でもカラパスは常に苦しそうな表情を見せていた。だが僕は「そのうちアタックするのだろう」と思っていたよ。
カラパスのアタックには反応できなかったが、幸運にもフィニッシュ直前で追い抜くことができた。だがポガチャルまで届く力はなく、総合首位にいる彼の強さを見せつけられた。ステージ優勝できなかったことに後悔はないし、明日も今日のように先頭集団に残りたい。また、パリの表彰台が見えてきたよ。
ステージ3位&総合3位 リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)
100%の力を出すことは楽しいね。ステージ優勝を目指したのだが叶わなかった。だが明日リベンジしたい。またアシストしてくれたチームメイトに感謝を伝えたい。
ステージ4位 ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ)
(ポガチャルの)アタックの前から、すでに集団のスピードはとても速かった。ウランとオコーナーが追ったが遅れ、僕は自分のペースを守ることにした。先頭でアタック合戦をしているのが見え、そこに加わっても力尽きるだけなので、積極的に追う必要はないと思っていた。
総合で大分遅れている僕が追いつき、そこからアタックしても容認してくれると考えていた。だから全力で追ったのだが、追いつけず、結果的に1位と1分以上の差がついてしまった。ベストを尽くしたのにもかかわらず、自分よりも強い選手に負けた時は、何の後悔も生まれない。
ステージ5位&総合5位 ベン・オコーナー(オーストラリア、アージェードゥーゼール・シトロエン)
とても調子が良かったので、自分の走りを誇りに思う。ポガチャルとヴィンゲゴーについていこうとしたのだが無理だった。だが、総合タイムを数秒稼ぐことができた。明日は今日と同様に全員がフルガスでいくステージになるだろう。ただ、ポガチャルははるか遠くにいるね。明日のステージは距離が短く、総合順位を争う選手たちのレベルは拮抗している。またタイム差を奪えるか見てみよう。
ステージ6位&総合6位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)
最後の下りの最終コーナーで落車してしまった。片脚でバランスを取って何とか回避できると思ったのだが、前輪がロックしてしまい危うく顔を打ちつけるところだった。脚の調子が良かっただけに残念だよ。だがエマヌエル(ブッフマン)のアシストのおかげもあり、登りが開始する直前でなんとかメイン集団に復帰することができた。結果的に総合順位を守れた満足のステージになった。明日はまたハードな1日になるだろうから、順位を上げるために頑張りたい。
ステージ11位&総合7位 エンリク・マス(スペイン、モビスター)
とてもハードなステージだった。すべての登りでペースが掴めず、終始苦しんでいた。ようやく脚に力が戻ってきたのが、ミゲルアンヘル・ロペスが引き終わった残り10kmを過ぎた辺りだった。最終局面における僕の使命はウランのグループに追いつくことだった。一時は20秒差まで詰めたのだが、結局差がついてしまった。現時点で僕が言えることは何もない。
敢闘賞 アントニー・ペレス(フランス、コフィディス)
どうしても逃げに乗りたかった。レースの先頭を走ることができて嬉しかったし、もちろんステージ優勝も狙っていた。全力で踏んだのだが、フィニッシュまでそう遠くない地点で吸収されてしまった。だがこれがレースだ。7月14日という日に、家族の前で走ることができ素晴らしい瞬間だった。ツール・ド・フランスで初めて表彰台にも上がり、魔法のような日になったよ。
ラファウ・マイカ(ポーランド、UAEチームエミレーツ)
タフなステージだったが、チームの強さを示すことができた。これで誰も僕らのことを”弱い”と言えないだろう。時には逃げを行かせる選択も必要だが、今日は違った。僕らは登りで速いテンポを刻み、タデイが勝利した。落車の影響で肋骨に問題を抱えているが、日に日に良くなってきている。ここにはタデイをサポートするためにいるし、なんとしてもマイヨジョーヌでのステージ優勝が欲しかった。
セップ・クス(アメリカ、ユンボ・ヴィスマ)
(ヴィンゲゴーの走りは)予想外だったよ。ただ、いまのヨナスはとても強いので何かやってくれるだろうとは思っていた。彼の才能は常々感じており、昨年はパンチャー好みの登りに向いていると思っていたのだけど、レースをこなすにつれ本格的な山岳でも力を発揮するようになっていった。特に今日は、第3週目の厳しい山岳を世界トップクラスの選手たちと渡り合ったんだ。(ここにログリッチがいれば)とてもおもしろいレースになっていただろうし、2人が揃っていれば戦術的な幅も広がっていただろう。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
ステージ1位&マイヨジョーヌ&マイヨブラン(ヤングライダー賞) タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
しばらく逃げの決まるステージが続いたため、保守的な走りしかできていなかったが、今日は上手くコントロールできたレースだった。ステージを狙うかマイヨジョーヌを守る走りをするかは半々だったけど、チーム全体としての調子が良かったので勝利を掴みに行ったんだ。勝てて本当に嬉しいよ。
最後は3人に絞られたのだが、僕とヨナス(ヴィンゲゴー)しか先頭を引かなかった。残り8kmから何度か仕掛けたのだが、ヨナスとカラパスにプレッシャーをかけられたため、勝利のためにかなり力を使わなければならなかった。ヨナスに「カラパスの走りはブラフだ」と伝えられ、僕もそれは分かっていた。だがこれがレースなので当然の戦略だと思う。カラパスのアタックを追うために力いっぱい踏まなければならず、とてもハードだったよ。そして残り50mからスプリントし、勝利を掴んだんだ。
マイヨジョーヌで勝利する素晴らしい日になった。この感情を上手く表現できないぐらいだよ。そして最後の厳しい山岳ステージである明日が待ち遠しい。その翌日の穏やかなステージを越え、タイムトライアルが待っている。でも、いまはまだ先のことを考えたくはない。
ステージ2位&総合2位 ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)
なんて日だ。ステージで2位、そして総合でも2位に上がることができた。またウランからタイムを奪うこともできたのは嬉しいよ。
ポガチャルとカラパスと僕は今日、平等に戦ったと思う。カラパスは僕たちに協力してくれず、たとえ楽なペースな時でもカラパスは常に苦しそうな表情を見せていた。だが僕は「そのうちアタックするのだろう」と思っていたよ。
カラパスのアタックには反応できなかったが、幸運にもフィニッシュ直前で追い抜くことができた。だがポガチャルまで届く力はなく、総合首位にいる彼の強さを見せつけられた。ステージ優勝できなかったことに後悔はないし、明日も今日のように先頭集団に残りたい。また、パリの表彰台が見えてきたよ。
ステージ3位&総合3位 リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアーズ)
100%の力を出すことは楽しいね。ステージ優勝を目指したのだが叶わなかった。だが明日リベンジしたい。またアシストしてくれたチームメイトに感謝を伝えたい。
ステージ4位 ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ)
(ポガチャルの)アタックの前から、すでに集団のスピードはとても速かった。ウランとオコーナーが追ったが遅れ、僕は自分のペースを守ることにした。先頭でアタック合戦をしているのが見え、そこに加わっても力尽きるだけなので、積極的に追う必要はないと思っていた。
総合で大分遅れている僕が追いつき、そこからアタックしても容認してくれると考えていた。だから全力で追ったのだが、追いつけず、結果的に1位と1分以上の差がついてしまった。ベストを尽くしたのにもかかわらず、自分よりも強い選手に負けた時は、何の後悔も生まれない。
ステージ5位&総合5位 ベン・オコーナー(オーストラリア、アージェードゥーゼール・シトロエン)
とても調子が良かったので、自分の走りを誇りに思う。ポガチャルとヴィンゲゴーについていこうとしたのだが無理だった。だが、総合タイムを数秒稼ぐことができた。明日は今日と同様に全員がフルガスでいくステージになるだろう。ただ、ポガチャルははるか遠くにいるね。明日のステージは距離が短く、総合順位を争う選手たちのレベルは拮抗している。またタイム差を奪えるか見てみよう。
ステージ6位&総合6位 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、ボーラ・ハンスグローエ)
最後の下りの最終コーナーで落車してしまった。片脚でバランスを取って何とか回避できると思ったのだが、前輪がロックしてしまい危うく顔を打ちつけるところだった。脚の調子が良かっただけに残念だよ。だがエマヌエル(ブッフマン)のアシストのおかげもあり、登りが開始する直前でなんとかメイン集団に復帰することができた。結果的に総合順位を守れた満足のステージになった。明日はまたハードな1日になるだろうから、順位を上げるために頑張りたい。
ステージ11位&総合7位 エンリク・マス(スペイン、モビスター)
とてもハードなステージだった。すべての登りでペースが掴めず、終始苦しんでいた。ようやく脚に力が戻ってきたのが、ミゲルアンヘル・ロペスが引き終わった残り10kmを過ぎた辺りだった。最終局面における僕の使命はウランのグループに追いつくことだった。一時は20秒差まで詰めたのだが、結局差がついてしまった。現時点で僕が言えることは何もない。
敢闘賞 アントニー・ペレス(フランス、コフィディス)
どうしても逃げに乗りたかった。レースの先頭を走ることができて嬉しかったし、もちろんステージ優勝も狙っていた。全力で踏んだのだが、フィニッシュまでそう遠くない地点で吸収されてしまった。だがこれがレースだ。7月14日という日に、家族の前で走ることができ素晴らしい瞬間だった。ツール・ド・フランスで初めて表彰台にも上がり、魔法のような日になったよ。
ラファウ・マイカ(ポーランド、UAEチームエミレーツ)
タフなステージだったが、チームの強さを示すことができた。これで誰も僕らのことを”弱い”と言えないだろう。時には逃げを行かせる選択も必要だが、今日は違った。僕らは登りで速いテンポを刻み、タデイが勝利した。落車の影響で肋骨に問題を抱えているが、日に日に良くなってきている。ここにはタデイをサポートするためにいるし、なんとしてもマイヨジョーヌでのステージ優勝が欲しかった。
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(ヴィンゲゴーの走りは)予想外だったよ。ただ、いまのヨナスはとても強いので何かやってくれるだろうとは思っていた。彼の才能は常々感じており、昨年はパンチャー好みの登りに向いていると思っていたのだけど、レースをこなすにつれ本格的な山岳でも力を発揮するようになっていった。特に今日は、第3週目の厳しい山岳を世界トップクラスの選手たちと渡り合ったんだ。(ここにログリッチがいれば)とてもおもしろいレースになっていただろうし、2人が揃っていれば戦術的な幅も広がっていただろう。
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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