2020/11/22(日) - 17:13
プロチームからの信頼があるイタリアンブランドのエリートからスマートトレーナー"DIRETO XR"が登場。最大勾配24%の激坂を再現が可能となり、バーチャルサイクリングの世界での楽しみの幅が広がったDIRETO XRをインプレッション。
エリートが発表したスマートトレーナー"DIRETO XR"。DIRETOシリーズとしては三代目となる"DIRETO XR"は最大勾配24%という激坂を再現できるようになり、インドアサイクリングの幅を広げてくれるとともに、インターバルトレーニングで追い込むような強大なパワーを受け止められるようになっている。また、静粛性も向上しており、マンションやアパートなどの集合住宅でもインドアサイクリングを楽しみやすくなった。
DIRETO XRには11速のカセットスプロケットや、エリート純正の高機能トレーニングアプリ「my-E-Training」の1年間無料ライセンスとズイフト1ヶ月間無料ライセンスが付属する。購入してすぐにバーチャルサイクリングで遊べるため、初めてのスマートトレーナーにピッタリ。詳細な製品情報はこちらの記事をチェックしてもらいたい。それでは早速インプレッションに移ろう。
―編集部インプレッション
今回インプレッションするのはエリート DIRETOシリーズの三代目"DIRETO XR"。日頃からスマートローラーを使用しズイフトではトップカテゴリーのAクラスでレースやトレーニングをしている編集部員の高木が使用感をお届け。
以前、エリートDIRETOシリーズの初代を使用していたこともあり、二世代の月日が経ち、登場した最新モデルが気になっていた。DIRETOは最大再現勾配14%、その後登場した二代目のDIRETO Xは18%、そして今回登場したDIRETO XRは24%へと進化を遂げている。
見た目のフォルムは初代や二代目と比較してもほとんど同じ。製品を登録をする際に必要なQRコードの位置が移されており、コードをスキャンしやすいようになっている。他にはロゴの配置が変化している程度。
また、二代目のDIRETO Xからは誤差±1.5%の光学センサー式パワーメーターを内蔵し、パワーの計測精度も高まっている。ローラー本体を持った時の重さはDIRETOの初代と二代目の15kgよりも1kg重量が増えた16kg。
固定ローラーであれば重量があったほうが思いっきりダンシングやスプリントをした時にローラー台がズレることがなく、安心してローラーを漕ぐことができるメリットがある。DIRETOは初代から変わらないしっかりとした固定力を備えていることが魅力でもあり、今作もJPTを走る私のトレーニングでも不安感を覚えることはなかった。3本足による安定性も言わずもがな優れている。
ペダルを踏んで数秒後にはDIRETO XRが起動する。DIRETO XRが反応している状態で、PCなどとの連携を試みれば瞬く間にアプリがDIRETO XRを見つけてくれる。今回テストで利用したズイフトは一度ペアリングを行っていれば、アプリがデバイスを記憶してくれているため、ペアリングまで一瞬で済ませてくれる。これはDIRETO XRの接続性の良さが為せる技だ。準備で手間取ることがないため、サクサクっとRide On!とバーチャルサイクリングの世界に飛び込んだ。
踏み始めて感じるのは、DIRETOシリーズに通底する魅力でもある負荷の変化の滑らかさが更に上質になったこと、踏んだ時のダイレクト感、レスポンスの良さなど、XRでもシリーズの魅力を多く引き継いでいること。しかし、一つだけ違いがあることに気がついた。それはマンションやアパートなどの集合住宅でローラートレーニングを行うためには切っても切り離すことができない静粛性が向上している点だ。漕いでいる時も静かになっていることを感じていたが、最も静かさが増していると感じたのはペダルを踏みやめた時。初代や二代目はラチェット音が大きくライド中に気になっていたが、DIRETO XRでは気にならない程に静かになっていて、とても驚いた。
そしてDIRETO XRのアップデートで大きな所は最大再現勾配が24%になった事だろう。斜度24%というとブエルタ・ア・エスパーニャの名物アングリルとほぼ同等。プロすらも蛇行して進むような坂を再現することができ、Rouvyのような実際の世界を再現するタイプのバーチャルサイクリングをより現実に近い感覚で走ることが可能となった。また、登りに特化したよりハードなトレーニングが出来るような仕様に進化を遂げている。
これから迎える冬本番。寒さが厳しくなると朝からライドするのも躊躇しがち。そこでインドアトレーニング&バーチャルサイクリングという選択肢は、外に出ずとも仲間と一緒に練習できる機会、本格的に練習したい方から気軽なエクササイズとして使いたい方までの運動する手段となってくれる。
DIRETOシリーズが持つ優れた反応性と安定性に、静粛性が追加され、さらにバーチャル世界での遊びの幅が広がる進化を遂げたDIRETO XR。サイクリングイベントやレースがバーチャル開催に切り替わり、自宅に居ても参加できる機会が増えている昨今にオススメのスマートトレーナーだ。(CW編集部・高木)
エリート DIRETO XR
サイズ:840×650mm(設置)、300×650×550mm(収納)
重 量:約16kg
最大再現勾配:24%
通信規格:ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信(スピード、ケイデンス、出力を送信)
パワーメーター:光学センサー式パワーメーター内蔵(誤差±1.5%)
対応リアエンド:130-135mmQR、142-142mmTA 対応
付属品:my E-Training1年間無料ライセンス、ZWIFT1ヶ月間無料ライセンス、ライザーブロック、11速カセット※取付済
価格:115,000円(税抜)
エリートが発表したスマートトレーナー"DIRETO XR"。DIRETOシリーズとしては三代目となる"DIRETO XR"は最大勾配24%という激坂を再現できるようになり、インドアサイクリングの幅を広げてくれるとともに、インターバルトレーニングで追い込むような強大なパワーを受け止められるようになっている。また、静粛性も向上しており、マンションやアパートなどの集合住宅でもインドアサイクリングを楽しみやすくなった。
DIRETO XRには11速のカセットスプロケットや、エリート純正の高機能トレーニングアプリ「my-E-Training」の1年間無料ライセンスとズイフト1ヶ月間無料ライセンスが付属する。購入してすぐにバーチャルサイクリングで遊べるため、初めてのスマートトレーナーにピッタリ。詳細な製品情報はこちらの記事をチェックしてもらいたい。それでは早速インプレッションに移ろう。
―編集部インプレッション
今回インプレッションするのはエリート DIRETOシリーズの三代目"DIRETO XR"。日頃からスマートローラーを使用しズイフトではトップカテゴリーのAクラスでレースやトレーニングをしている編集部員の高木が使用感をお届け。
以前、エリートDIRETOシリーズの初代を使用していたこともあり、二世代の月日が経ち、登場した最新モデルが気になっていた。DIRETOは最大再現勾配14%、その後登場した二代目のDIRETO Xは18%、そして今回登場したDIRETO XRは24%へと進化を遂げている。
見た目のフォルムは初代や二代目と比較してもほとんど同じ。製品を登録をする際に必要なQRコードの位置が移されており、コードをスキャンしやすいようになっている。他にはロゴの配置が変化している程度。
また、二代目のDIRETO Xからは誤差±1.5%の光学センサー式パワーメーターを内蔵し、パワーの計測精度も高まっている。ローラー本体を持った時の重さはDIRETOの初代と二代目の15kgよりも1kg重量が増えた16kg。
固定ローラーであれば重量があったほうが思いっきりダンシングやスプリントをした時にローラー台がズレることがなく、安心してローラーを漕ぐことができるメリットがある。DIRETOは初代から変わらないしっかりとした固定力を備えていることが魅力でもあり、今作もJPTを走る私のトレーニングでも不安感を覚えることはなかった。3本足による安定性も言わずもがな優れている。
ペダルを踏んで数秒後にはDIRETO XRが起動する。DIRETO XRが反応している状態で、PCなどとの連携を試みれば瞬く間にアプリがDIRETO XRを見つけてくれる。今回テストで利用したズイフトは一度ペアリングを行っていれば、アプリがデバイスを記憶してくれているため、ペアリングまで一瞬で済ませてくれる。これはDIRETO XRの接続性の良さが為せる技だ。準備で手間取ることがないため、サクサクっとRide On!とバーチャルサイクリングの世界に飛び込んだ。
踏み始めて感じるのは、DIRETOシリーズに通底する魅力でもある負荷の変化の滑らかさが更に上質になったこと、踏んだ時のダイレクト感、レスポンスの良さなど、XRでもシリーズの魅力を多く引き継いでいること。しかし、一つだけ違いがあることに気がついた。それはマンションやアパートなどの集合住宅でローラートレーニングを行うためには切っても切り離すことができない静粛性が向上している点だ。漕いでいる時も静かになっていることを感じていたが、最も静かさが増していると感じたのはペダルを踏みやめた時。初代や二代目はラチェット音が大きくライド中に気になっていたが、DIRETO XRでは気にならない程に静かになっていて、とても驚いた。
そしてDIRETO XRのアップデートで大きな所は最大再現勾配が24%になった事だろう。斜度24%というとブエルタ・ア・エスパーニャの名物アングリルとほぼ同等。プロすらも蛇行して進むような坂を再現することができ、Rouvyのような実際の世界を再現するタイプのバーチャルサイクリングをより現実に近い感覚で走ることが可能となった。また、登りに特化したよりハードなトレーニングが出来るような仕様に進化を遂げている。
これから迎える冬本番。寒さが厳しくなると朝からライドするのも躊躇しがち。そこでインドアトレーニング&バーチャルサイクリングという選択肢は、外に出ずとも仲間と一緒に練習できる機会、本格的に練習したい方から気軽なエクササイズとして使いたい方までの運動する手段となってくれる。
DIRETOシリーズが持つ優れた反応性と安定性に、静粛性が追加され、さらにバーチャル世界での遊びの幅が広がる進化を遂げたDIRETO XR。サイクリングイベントやレースがバーチャル開催に切り替わり、自宅に居ても参加できる機会が増えている昨今にオススメのスマートトレーナーだ。(CW編集部・高木)
エリート DIRETO XR
サイズ:840×650mm(設置)、300×650×550mm(収納)
重 量:約16kg
最大再現勾配:24%
通信規格:ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信(スピード、ケイデンス、出力を送信)
パワーメーター:光学センサー式パワーメーター内蔵(誤差±1.5%)
対応リアエンド:130-135mmQR、142-142mmTA 対応
付属品:my E-Training1年間無料ライセンス、ZWIFT1ヶ月間無料ライセンス、ライザーブロック、11速カセット※取付済
価格:115,000円(税抜)
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