2020/10/10(土) - 18:05
ツールプロバイク特集第24弾は、フランスを代表するプロチームであるトタル・ディレクトエネルジー。美しいメタリックブルーに彩られた、ウィリエールのZero SLRやCento10PRO、そしてTTバイクのTURBINEを紹介します。
リリアン・カルメジャーヌ(フランス)のウィリエール Zero SLR photo:Makoto.AYANO
ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア)のCento10PRO photo:Makoto.AYANO
ジェローム・クザン(フランス)らが連日逃げに乗り、ツールを盛り上げたトタル・ディレクトエネルジー。ツール連続出場中のフランスチームが駆るのは2年目のウィリエール。昨年ツールデビューした軽量モデルZero SLRを主軸に、エアロロードのCento10PRO、そしてTTバイクのTURBINEという3モデルを使い分けた。
同じくウィリエールを使うアスタナはZero SLRで一本化しているが、トタル・ディレクトエネルジーは2モデルを乗り分けることが特徴。メタリックブルーは市販品とは異なり、クロモヴェラート(フルクローム仕上げ)の上からクリアブルーを重ね塗りしたという手間暇かけたペイントだ。また、アントニー・テュルジス(フランス)のみ軽量化のためかブラック仕上げのCento10PROを使用していた。
ブラック仕上げのCento10PROはアントニー・テュルジス(フランス)のバイク photo:Makoto.AYANO
ホイールはウルサスのMIURA EVOシリーズ。TS47とTS37を使い分ける photo:Makoto.AYANO
ハッチンソンのPRO TOURチューブラーを使うが、デュガスと思われるタイヤも使用率が高い photo:Makoto.AYANO
サドルやバーテープがプロロゴで統一 photo:Makoto.AYANO
Cento10PROはステムハンドル別体式だ photo:Makoto.AYANO
コンポーネントはシマノのR9170系DURA-ACE DI2で、パワーメーターも同FC-R9100-P。昨年ツールで唯一リムブレーキのCento10PROを使用していたボニファツィオ(イタリア)だが、今年ディスクブレーキバージョンに乗り換えたことで、チームは100%ディスク化を遂げている。
昨年までファストフォワードを使用していたホイールは、今年イタリアのウルサスへと切り替わった。イタリアカラーの緑と赤、そしてチームカラーのブルーが目立つホイールは最上級グレードのMIURA EVOシリーズ。平坦ステージではTS47を、山岳ステージではTS37と使い分けていた。TTステージで前輪に使用していた3バトンホイールはウルサスのラインナップには存在しない製品だ。
TTステージで使われたTURBINE。マチュー・ブルゴドー(フランス)は前輪ディープリム photo:Makoto.AYANO
ウルサスのラインナップに存在しないバトンホイールを使う選手も photo:Makoto.AYANO
TTハンドルはプロファイルデザイン photo:Makoto.AYANO
タイヤサプライヤーはハッチンソン。PRO TOURチューブラータイヤを使用するが、デュガスと思われる白っぽいケーシングのタイヤも多数確認できた。シクロクロスではデュガスタイヤにハッチンソンのコンパウンド「11STORM」のロゴを貼り付けた製品がここ数年確認されており、両社は何らかの形で提携していると思われる。
また、サドルやバーテープはプロロゴで、ボトルとボトルケージはタックス。TTバイクのハンドル類はプロファイルデザインを使用していた。
text:So Isobe
photo:Makoto AYANO
![リリアン・カルメジャーヌ(フランス)のウィリエール Zero SLR](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf1e-167.jpg)
![ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア)のCento10PRO](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf1e-169.jpg)
ジェローム・クザン(フランス)らが連日逃げに乗り、ツールを盛り上げたトタル・ディレクトエネルジー。ツール連続出場中のフランスチームが駆るのは2年目のウィリエール。昨年ツールデビューした軽量モデルZero SLRを主軸に、エアロロードのCento10PRO、そしてTTバイクのTURBINEという3モデルを使い分けた。
同じくウィリエールを使うアスタナはZero SLRで一本化しているが、トタル・ディレクトエネルジーは2モデルを乗り分けることが特徴。メタリックブルーは市販品とは異なり、クロモヴェラート(フルクローム仕上げ)の上からクリアブルーを重ね塗りしたという手間暇かけたペイントだ。また、アントニー・テュルジス(フランス)のみ軽量化のためかブラック仕上げのCento10PROを使用していた。
![ブラック仕上げのCento10PROはアントニー・テュルジス(フランス)のバイク](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf4e-209.jpg)
![ホイールはウルサスのMIURA EVOシリーズ。TS47とTS37を使い分ける](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf1e-173.jpg)
![ハッチンソンのPRO TOURチューブラーを使うが、デュガスと思われるタイヤも使用率が高い](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf8e-12.jpg)
![サドルやバーテープがプロロゴで統一](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf9e-19.jpg)
![Cento10PROはステムハンドル別体式だ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf9e-21.jpg)
コンポーネントはシマノのR9170系DURA-ACE DI2で、パワーメーターも同FC-R9100-P。昨年ツールで唯一リムブレーキのCento10PROを使用していたボニファツィオ(イタリア)だが、今年ディスクブレーキバージョンに乗り換えたことで、チームは100%ディスク化を遂げている。
昨年までファストフォワードを使用していたホイールは、今年イタリアのウルサスへと切り替わった。イタリアカラーの緑と赤、そしてチームカラーのブルーが目立つホイールは最上級グレードのMIURA EVOシリーズ。平坦ステージではTS47を、山岳ステージではTS37と使い分けていた。TTステージで前輪に使用していた3バトンホイールはウルサスのラインナップには存在しない製品だ。
![TTステージで使われたTURBINE。マチュー・ブルゴドー(フランス)は前輪ディープリム](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf20e-263.jpg)
![ウルサスのラインナップに存在しないバトンホイールを使う選手も](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf20e-392-2.jpg)
![TTハンドルはプロファイルデザイン](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2020/10/10/ayano2020tdf20e-393-2.jpg)
タイヤサプライヤーはハッチンソン。PRO TOURチューブラータイヤを使用するが、デュガスと思われる白っぽいケーシングのタイヤも多数確認できた。シクロクロスではデュガスタイヤにハッチンソンのコンパウンド「11STORM」のロゴを貼り付けた製品がここ数年確認されており、両社は何らかの形で提携していると思われる。
また、サドルやバーテープはプロロゴで、ボトルとボトルケージはタックス。TTバイクのハンドル類はプロファイルデザインを使用していた。
text:So Isobe
photo:Makoto AYANO
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