2020/09/21(月) - 15:09
タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)の劇的なマイヨジョーヌ獲得を支えたコルナゴV3-RSにフォーカス。21日間の期間中、ポガチャルはリムブレーキ/ディスクブレーキを乗り分け、様々なホイールの組み合わせを行っていました。
第20ステージの山岳個人タイムトライアルで圧倒的な走りを披露し、歴史に残る大逆転勝利を達成したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)。マイヨジョーヌ、マイヨブラン、そしてマイヨアポワを独占した21歳が駆るのは、昨年7月にデビューしたコルナゴの軽量オールラウンドモデル「V3-RS」だ。
ポガチャルは最終日をはじめリムブレーキモデルを使用するイメージが強いものの、全ステージで一貫してリムブレーキというわけではない。第5、10、11ステージなど平坦コースや、休息日のトレーニングライドではディスクブレーキモデルを使用していた。イタリアのコルナゴ本社ではマイヨジョーヌを獲得したのちに黄色のV3-RS(リムブレーキ)が用意され、突貫作業で最終ステージに間に合わせたという。
UAEチームエミレーツは黒いバーテープを使用しているが、ポガチャルがマイヨブランを獲得してからは白いバーテープに切り替わり、マイヨアポワを獲得した翌日からはダウンチューブのCOLNAGOロゴが水玉仕様に。最終日は当然黄色いバーテープが巻かれていた。なおルックのKEOBLADEペダルや、エリートのボトルケージも同様に黒→白→黄色と変化した。
組み合わせるコンポーネントは12速化したカンパニョーロのSUPER RECORD EPSで、第20ステージではロー側を超クロスレシオに振ったカセットを使用していた。
ポガチャルは21日間のうち様々なBORAシリーズのホイール組み合わせを運用しており、山岳ステージでは前後BORA ULTRA 35(第20ステージなど)の日もあれば、前ULTRA 35/後ULTRA 50(第4、第8、第15ステージ)というチョイスも。平坦ステージでは前後ULTRA 50や、前後チューブレスホイールのBORA WTO 60(最終日)、前WTO 40/後WTO 60という組み合わせも確認されている(ディスクブレーキの際はBORA ONE 50あるいはWTO 60)。
ステム/ハンドル別体式を選ぶ選手もいる一方、ポガチャルは一体式のデダ ALANERAを使用する。トップキャップは通常品で、あまり極端なセッティングは行われていない模様。サドルはプロロゴのScrach M5だ。
なお、コルナゴによるツール制覇は、スチールバイク時代のOEM製作を除けば歴史上初めて(コルナゴ公式)のこと。コルナゴの公式インスタグラムには完成したマイヨジョーヌバイクの写真と共に、そのストーリーが投稿されている。
text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
第20ステージの山岳個人タイムトライアルで圧倒的な走りを披露し、歴史に残る大逆転勝利を達成したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)。マイヨジョーヌ、マイヨブラン、そしてマイヨアポワを独占した21歳が駆るのは、昨年7月にデビューしたコルナゴの軽量オールラウンドモデル「V3-RS」だ。
ポガチャルは最終日をはじめリムブレーキモデルを使用するイメージが強いものの、全ステージで一貫してリムブレーキというわけではない。第5、10、11ステージなど平坦コースや、休息日のトレーニングライドではディスクブレーキモデルを使用していた。イタリアのコルナゴ本社ではマイヨジョーヌを獲得したのちに黄色のV3-RS(リムブレーキ)が用意され、突貫作業で最終ステージに間に合わせたという。
UAEチームエミレーツは黒いバーテープを使用しているが、ポガチャルがマイヨブランを獲得してからは白いバーテープに切り替わり、マイヨアポワを獲得した翌日からはダウンチューブのCOLNAGOロゴが水玉仕様に。最終日は当然黄色いバーテープが巻かれていた。なおルックのKEOBLADEペダルや、エリートのボトルケージも同様に黒→白→黄色と変化した。
組み合わせるコンポーネントは12速化したカンパニョーロのSUPER RECORD EPSで、第20ステージではロー側を超クロスレシオに振ったカセットを使用していた。
ポガチャルは21日間のうち様々なBORAシリーズのホイール組み合わせを運用しており、山岳ステージでは前後BORA ULTRA 35(第20ステージなど)の日もあれば、前ULTRA 35/後ULTRA 50(第4、第8、第15ステージ)というチョイスも。平坦ステージでは前後ULTRA 50や、前後チューブレスホイールのBORA WTO 60(最終日)、前WTO 40/後WTO 60という組み合わせも確認されている(ディスクブレーキの際はBORA ONE 50あるいはWTO 60)。
ステム/ハンドル別体式を選ぶ選手もいる一方、ポガチャルは一体式のデダ ALANERAを使用する。トップキャップは通常品で、あまり極端なセッティングは行われていない模様。サドルはプロロゴのScrach M5だ。
なお、コルナゴによるツール制覇は、スチールバイク時代のOEM製作を除けば歴史上初めて(コルナゴ公式)のこと。コルナゴの公式インスタグラムには完成したマイヨジョーヌバイクの写真と共に、そのストーリーが投稿されている。
text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
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