2020/09/15(火) - 17:41
ワフーやステージズ、ベル、イーボック、スピードプレイなどを取り扱うインターテックの展示会をレポート。KICKR BIKEとStages BIKEの2つのスマートバイク、第5世代へと進化したKICKR、トレイルライドに最適なヘルメットとバックパックなど注目製品をピックアップしていく。
■ワフー:Axis feetを装備した第5世代KICKRをリリース
ズイフトなどのインドアライドを楽しめるスマートトレーナー「KICKR」シリーズが高い評価を獲得しているワフー。直近の新製品といえば、第5世代へとモデルチェンジし各種性能を向上させたKICKRが挙げられる。
オートキャリブレーション機能が付き、測定精度も±2%から±1%へと進化。さらに、最も大きな変更点として全く新しいフットパーツ「Axis feet」を標準装備したことがトピックだ。弾力のあるエラストマー素材を床との接地面に採用しており、ペダリングに合わせてローラーが若干左右に揺れることで、フレームへかかる負担を軽減しつつ、より自然なライドフィールを実現。振動や騒音カットにも一役買っている。
また、ワフーといえば今夏から販売を開始したスマートバイク「KICKR BIKE」も注目度は高い。手持ちの自転車をローラーにセットする手間なくインドアトレーニングを楽しめる製品で、各所のポジションも自身の体格に合わせて素早く調整が可能。
実際のシフトレバーと同じ操作で負荷の上下を調節できるほか、ヴァーチャルライド内の勾配に合わせて傾きも変わるなど、より没入感の高いトレーニングを楽しむことができる。これだけ大型でトレーニング機器としては高額な製品ながら、すでに出荷数は予想以上とのことだ。
■ステージズ:堅牢な作りと静粛性に優れたStages BIKE
クランク型パワーメーターを手掛けるステージズも、ワフー同様スマートバイク「Stages BIKE」に要注目だ。元々フィットネスバイクブランドとして世界的なシェアを誇っており、今作もその完成度はピカイチ。やや重量のあるフレームはハイパワーでのトレーニングでもビクともしない強固な作りとなっているほか、大型のフライホイールと滑らかに駆動するベルトドライブによって優れた静粛性と実走に近いライドフィールを生み出している。
工具不要で各所のポジションが調整できる点はKICKR BIKEとも同じだが、スローピングフレームのおかげでより身長の低いユーザーにも対応しているほか、スマートフォンやタブレット用のホルダーも標準装備されているところなどに両者の違いを見て取ることができる。
また、サイクルコンピューター「DASH」シリーズは、情報を鮮明に確認できる大型のカラーディスプレイが特徴的。各種データの表示項目を自由なサイズで配置することができるなどカスタマイズ性は高く、より効率的にトレーニングを行いたい上級者にもオススメの機種となっている。
■ベル:FASTHOUSEとコラボした特別カラーのオフロードヘルメットに注目
ナイロ・キンタナが移籍し注目を集めたUCIプロチーム、アルケア・サムシックも使用しているヘルメットブランドのベル。ロードモデルに変更はなく、キンタナたちも着用している「Z20」をフラッグシップに据えたラインアップだ。通気性、軽量性、安全性などを高いレベルで兼ね備えたオールラウンドモデルであるZ20には、鮮やかなグラフィックが目を引くニューカラーが追加されている。
オフロードヘルメットも豊富に展開しており、フルフェイスモデルの「SUPER AIR R」と「SUPER DH」、トレイル向けの「SIXER」には、アメリカのオフロードアパレルブランドのFASTHOUSE(ファストハウス)とコラボした特別カラーが登場している。
同じくオフロード用途で言えばエントリーグレードの「SPARK」がオススメとのこと。「ベルはアジアンフィットという作り分けは特にしていませんが、このSPARKは日本人にも被りやすい心地よいフィット感に仕上がっています」と担当者はいう。こちらもマットグレーとホワイトが新色として追加されている。
■イーボック:プロテクターとしても機能するバックパックTRAIL PRO 16
飛行機輪行用のトラベルバッグで有名なイーボックは、サイクリングに最適な機能を備えたバックパックやウエストバッグにも力を注ぐ。新製品の「TRAIL PRO 16」は、トレイルライドで落車した際に背骨を守るプロテクターとしても機能するアイテムで、バッグ内部に硬めの衝撃吸収材「ライトシールド」を装備していることが特徴だ。
多用途に使える「RIDE」シリーズは16/12/8Lという3つのサイズで展開。外側にヘルメットホルダーを備えているほか、アクセスしやすいポケットも多数配置。背中が蒸れないよう蛇腹状になった背面クッションによって快適に背負えるような工夫がされている。
フレームバッグやハンドルバーバッグなどバイクパッキング用の製品も多数展開。砂埃を被ってもクールに決まるグレーとカーキの2色がラインアップする。バッグの固定にBOAクロージャーを用いている製品もあり、スムーズな着脱が可能な点も魅力的だ。
■ティフォージ:トレンドを取り入れた新作アイウェアTsali
多くのモデルがアンダー1万円という、手頃な価格と優れたレンズパフォーマンスで人気を博しているティフォージ。昨今トレンドのフラットな2Dカーブレンズを採用した「Tsali(ツァリ)」が新作として追加された。エッジの効いたデザイン、フレームレスによる軽量性、クールなミラーレンズなどが特徴の製品だ。
■その他サイクリック、ブラックバーン、SPコネクトを写真でピックアップ
text&photo:Yuto.Murata
■ワフー:Axis feetを装備した第5世代KICKRをリリース
ズイフトなどのインドアライドを楽しめるスマートトレーナー「KICKR」シリーズが高い評価を獲得しているワフー。直近の新製品といえば、第5世代へとモデルチェンジし各種性能を向上させたKICKRが挙げられる。
オートキャリブレーション機能が付き、測定精度も±2%から±1%へと進化。さらに、最も大きな変更点として全く新しいフットパーツ「Axis feet」を標準装備したことがトピックだ。弾力のあるエラストマー素材を床との接地面に採用しており、ペダリングに合わせてローラーが若干左右に揺れることで、フレームへかかる負担を軽減しつつ、より自然なライドフィールを実現。振動や騒音カットにも一役買っている。
また、ワフーといえば今夏から販売を開始したスマートバイク「KICKR BIKE」も注目度は高い。手持ちの自転車をローラーにセットする手間なくインドアトレーニングを楽しめる製品で、各所のポジションも自身の体格に合わせて素早く調整が可能。
実際のシフトレバーと同じ操作で負荷の上下を調節できるほか、ヴァーチャルライド内の勾配に合わせて傾きも変わるなど、より没入感の高いトレーニングを楽しむことができる。これだけ大型でトレーニング機器としては高額な製品ながら、すでに出荷数は予想以上とのことだ。
■ステージズ:堅牢な作りと静粛性に優れたStages BIKE
クランク型パワーメーターを手掛けるステージズも、ワフー同様スマートバイク「Stages BIKE」に要注目だ。元々フィットネスバイクブランドとして世界的なシェアを誇っており、今作もその完成度はピカイチ。やや重量のあるフレームはハイパワーでのトレーニングでもビクともしない強固な作りとなっているほか、大型のフライホイールと滑らかに駆動するベルトドライブによって優れた静粛性と実走に近いライドフィールを生み出している。
工具不要で各所のポジションが調整できる点はKICKR BIKEとも同じだが、スローピングフレームのおかげでより身長の低いユーザーにも対応しているほか、スマートフォンやタブレット用のホルダーも標準装備されているところなどに両者の違いを見て取ることができる。
また、サイクルコンピューター「DASH」シリーズは、情報を鮮明に確認できる大型のカラーディスプレイが特徴的。各種データの表示項目を自由なサイズで配置することができるなどカスタマイズ性は高く、より効率的にトレーニングを行いたい上級者にもオススメの機種となっている。
■ベル:FASTHOUSEとコラボした特別カラーのオフロードヘルメットに注目
ナイロ・キンタナが移籍し注目を集めたUCIプロチーム、アルケア・サムシックも使用しているヘルメットブランドのベル。ロードモデルに変更はなく、キンタナたちも着用している「Z20」をフラッグシップに据えたラインアップだ。通気性、軽量性、安全性などを高いレベルで兼ね備えたオールラウンドモデルであるZ20には、鮮やかなグラフィックが目を引くニューカラーが追加されている。
オフロードヘルメットも豊富に展開しており、フルフェイスモデルの「SUPER AIR R」と「SUPER DH」、トレイル向けの「SIXER」には、アメリカのオフロードアパレルブランドのFASTHOUSE(ファストハウス)とコラボした特別カラーが登場している。
同じくオフロード用途で言えばエントリーグレードの「SPARK」がオススメとのこと。「ベルはアジアンフィットという作り分けは特にしていませんが、このSPARKは日本人にも被りやすい心地よいフィット感に仕上がっています」と担当者はいう。こちらもマットグレーとホワイトが新色として追加されている。
■イーボック:プロテクターとしても機能するバックパックTRAIL PRO 16
飛行機輪行用のトラベルバッグで有名なイーボックは、サイクリングに最適な機能を備えたバックパックやウエストバッグにも力を注ぐ。新製品の「TRAIL PRO 16」は、トレイルライドで落車した際に背骨を守るプロテクターとしても機能するアイテムで、バッグ内部に硬めの衝撃吸収材「ライトシールド」を装備していることが特徴だ。
多用途に使える「RIDE」シリーズは16/12/8Lという3つのサイズで展開。外側にヘルメットホルダーを備えているほか、アクセスしやすいポケットも多数配置。背中が蒸れないよう蛇腹状になった背面クッションによって快適に背負えるような工夫がされている。
フレームバッグやハンドルバーバッグなどバイクパッキング用の製品も多数展開。砂埃を被ってもクールに決まるグレーとカーキの2色がラインアップする。バッグの固定にBOAクロージャーを用いている製品もあり、スムーズな着脱が可能な点も魅力的だ。
■ティフォージ:トレンドを取り入れた新作アイウェアTsali
多くのモデルがアンダー1万円という、手頃な価格と優れたレンズパフォーマンスで人気を博しているティフォージ。昨今トレンドのフラットな2Dカーブレンズを採用した「Tsali(ツァリ)」が新作として追加された。エッジの効いたデザイン、フレームレスによる軽量性、クールなミラーレンズなどが特徴の製品だ。
■その他サイクリック、ブラックバーン、SPコネクトを写真でピックアップ
text&photo:Yuto.Murata
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