2020/09/11(金) - 09:37
「残り1kmまで勝てると思わなかった。夢が叶ったよ」と語るのは、最終山岳で飛び出しそのまま独走勝利を掴んだマルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ)。2位だったピエール・ロランや失速したアラフィリップ、そして昨日のスプリントについて語るサガンなどのコメントを紹介します。
ステージ優勝 マルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ)
ステージ優勝を飾ったマルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ)は敢闘賞も獲得 photo:Makoto.AYANO
今日の計画は逃げることだった。それが目標だった。しかしスタートからCCCとボーラ(ハンスグローエ)がレースをコントロールしたことで作戦を変えたんだ。セーアン(クラーウアナスン)とティシュ(ベノート)が3級山岳(ラ・クロワ・デュ・ペイ峠)で仕掛け、僕はその次の登り(シュク・オ・メイ)まで待つことにした。
僕は(ジュリアン)アラフィリップか他の有力選手についていこうと思っていたんだ。結局多くの選手が集団から飛び出したので(ボブ)ユンゲルスの後を追ったんだ。みんなが前に出て先頭集団まで連れて行ってくれた。タイム差が開いたので僕らは全力で攻め抜き、そして最終山岳でアタックした。
自信を持って仕掛けることができたのは良かったと思っている。これまで勝利まであと僅かまで迫ったステージがあったことで今日の自信に繋がった。とにかく力の限りを尽くした。残り1kmまで勝てると思っていなかった。夢が叶ったよ。
ステージ2位 ピエール・ロラン(フランス、B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト)
ピエール・ロラン(フランス、B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト) photo:CorVos
今日は目立ったミスはなかった。マルク・ヒルシが強すぎただけだ。彼は一番厳しい局面で仕掛け、登りで違いを見せた(それとも下り?)。その後ろで僕らはとてつもないスピードで走っていたので負けたことに悔いはない。
ジュリアン・アラフィリップがいたので、追走集団内での意思統一の必要はなかった。皆2位を争うことは分っていた。最後に自分の運を試したが、無理だった。ヒルシに触れることすらできなかったよ。
2位もいいが大事なのは勝利だけだ。体調も良いし勝利が欲しい。いくつかのステージに印をつけているけど、どれにするかは秘密にしておきたい。
ステージ11位 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)
ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)が11位でフィニッシュ photo:Makoto.AYANO
バイクトラブルかと思ったけれど、単純に脚がなかった。あれ以上の走りをする力が無かっただけだ。
今日はとても速かった。スタートから逃げができると思っていたが、他のチームには別の計画があったのだろう。彼らは懸命に追いかけていた。最終山岳に辿り着きドリス(デヴェナインス)とボブ(ユンゲルス)の最大限の助けを借りた。力を使ったが今日一番強かったヒルシには追いつけなかった。少し残念だが、次の日曜日のパリまでにはまだチャンスがあると確信している。
マイヨジョーヌ プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
マイヨジョーヌを守ったプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:Makoto.AYANO
簡単なステージではなく、静かな一日とは程遠かった。スタートから逃げができると予想していたが、他のチームがそれを許さず、一日中ハイペースが続くレースだった。特に最後の登りは速かったが、今日もチームは僕を先頭に位置取らせてくれた。我々にとって良い一日だった。
明日のステージは今日よりもずっと難しくなるだろう。連続する登りと山頂フィニッシュがレースをタフにする。最終山岳では総合を争う選手たちによるアタックが来るだろう。でもチームはとても強い。ここまでのツールで見せてきたような走りを続けなければならない。楽しみだよ。
総合2位 エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)
マイヨブランを着たエガン・ベルナル(イネオス・グレナディアーズ) photo:Makoto.AYANO
今日は総合勢による戦いはなかった。一日中最終山岳に設定されたボーナスタイムのことを考えていた。でも逃げは離れていった。とてもハードな日だった。マイヨヴェールを狙うサガンの為にボーラが非常に強い牽引を見せていた。そのつけは明日の脚に感じることだろう。
明日のステージを見てきた。試走をし、最後の2kmは急勾配でハードだ。できるだけフィレッシュな状態でそこまでたどり着き、ベストを尽くさなければならない。そこで差が生まれるのは明らかだからね。
総合3位 ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)
総合3位につけるギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス) photo:Makoto.AYANO
今日は良い日だった。長いステージだったが回復できたと言えるかはわからない。いずれにしも安全にいることができた。毎日繰り返しているように、チームメイトが守ってくれた。常にプロトンの先頭付近にいて、常に警戒していた。ヘスス(エラダ)が逃げ集団に合流してステージ勝利を狙うことができた。それが今日の目標だった。(勝つことはできなかったが)我々にとって良い日であったことに変わりはない。
昨日のスプリントについてレース前に語ったペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
集団先頭でフィニッシュするペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) photo:Luca Bettini
インタビューその1
何を説明すればいいのだろうか。気がついたら右側にいた。小さなスペースを見つけたので追い越そうとした。それだけだ。あの動きが危険だったとは思っていない。加速する脚があったし、追い抜きたかった。柵がかなり近くにあり、柵の間にポールが立っていた。このまま行くとハンドルに触れてしまいそうだったが、そこまで危険だとは思っていなかった。
インタビューその2
(処分は)受け入れなければならないが、スプリントがどんなものか(インタビュワーに向かって)君も知っているだろう。僕は自分のスプリントをしただけで、誰かを妨害しようなんて思っていない。(あの状況を)切り抜ける為にやったんだ。柵の間にポールが立っていたが…正直それは見えていなかったよ。笑
text:Sotaro.Arakawa
ステージ優勝 マルク・ヒルシ(スイス、サンウェブ)

今日の計画は逃げることだった。それが目標だった。しかしスタートからCCCとボーラ(ハンスグローエ)がレースをコントロールしたことで作戦を変えたんだ。セーアン(クラーウアナスン)とティシュ(ベノート)が3級山岳(ラ・クロワ・デュ・ペイ峠)で仕掛け、僕はその次の登り(シュク・オ・メイ)まで待つことにした。
僕は(ジュリアン)アラフィリップか他の有力選手についていこうと思っていたんだ。結局多くの選手が集団から飛び出したので(ボブ)ユンゲルスの後を追ったんだ。みんなが前に出て先頭集団まで連れて行ってくれた。タイム差が開いたので僕らは全力で攻め抜き、そして最終山岳でアタックした。
自信を持って仕掛けることができたのは良かったと思っている。これまで勝利まであと僅かまで迫ったステージがあったことで今日の自信に繋がった。とにかく力の限りを尽くした。残り1kmまで勝てると思っていなかった。夢が叶ったよ。
ステージ2位 ピエール・ロラン(フランス、B&Bホテルズ・ヴィタルコンセプト)

今日は目立ったミスはなかった。マルク・ヒルシが強すぎただけだ。彼は一番厳しい局面で仕掛け、登りで違いを見せた(それとも下り?)。その後ろで僕らはとてつもないスピードで走っていたので負けたことに悔いはない。
ジュリアン・アラフィリップがいたので、追走集団内での意思統一の必要はなかった。皆2位を争うことは分っていた。最後に自分の運を試したが、無理だった。ヒルシに触れることすらできなかったよ。
2位もいいが大事なのは勝利だけだ。体調も良いし勝利が欲しい。いくつかのステージに印をつけているけど、どれにするかは秘密にしておきたい。
ステージ11位 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)

バイクトラブルかと思ったけれど、単純に脚がなかった。あれ以上の走りをする力が無かっただけだ。
今日はとても速かった。スタートから逃げができると思っていたが、他のチームには別の計画があったのだろう。彼らは懸命に追いかけていた。最終山岳に辿り着きドリス(デヴェナインス)とボブ(ユンゲルス)の最大限の助けを借りた。力を使ったが今日一番強かったヒルシには追いつけなかった。少し残念だが、次の日曜日のパリまでにはまだチャンスがあると確信している。
マイヨジョーヌ プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)

簡単なステージではなく、静かな一日とは程遠かった。スタートから逃げができると予想していたが、他のチームがそれを許さず、一日中ハイペースが続くレースだった。特に最後の登りは速かったが、今日もチームは僕を先頭に位置取らせてくれた。我々にとって良い一日だった。
明日のステージは今日よりもずっと難しくなるだろう。連続する登りと山頂フィニッシュがレースをタフにする。最終山岳では総合を争う選手たちによるアタックが来るだろう。でもチームはとても強い。ここまでのツールで見せてきたような走りを続けなければならない。楽しみだよ。
総合2位 エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)

今日は総合勢による戦いはなかった。一日中最終山岳に設定されたボーナスタイムのことを考えていた。でも逃げは離れていった。とてもハードな日だった。マイヨヴェールを狙うサガンの為にボーラが非常に強い牽引を見せていた。そのつけは明日の脚に感じることだろう。
明日のステージを見てきた。試走をし、最後の2kmは急勾配でハードだ。できるだけフィレッシュな状態でそこまでたどり着き、ベストを尽くさなければならない。そこで差が生まれるのは明らかだからね。
総合3位 ギヨーム・マルタン(フランス、コフィディス)

今日は良い日だった。長いステージだったが回復できたと言えるかはわからない。いずれにしも安全にいることができた。毎日繰り返しているように、チームメイトが守ってくれた。常にプロトンの先頭付近にいて、常に警戒していた。ヘスス(エラダ)が逃げ集団に合流してステージ勝利を狙うことができた。それが今日の目標だった。(勝つことはできなかったが)我々にとって良い日であったことに変わりはない。
昨日のスプリントについてレース前に語ったペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)

インタビューその1
何を説明すればいいのだろうか。気がついたら右側にいた。小さなスペースを見つけたので追い越そうとした。それだけだ。あの動きが危険だったとは思っていない。加速する脚があったし、追い抜きたかった。柵がかなり近くにあり、柵の間にポールが立っていた。このまま行くとハンドルに触れてしまいそうだったが、そこまで危険だとは思っていなかった。
インタビューその2
(処分は)受け入れなければならないが、スプリントがどんなものか(インタビュワーに向かって)君も知っているだろう。僕は自分のスプリントをしただけで、誰かを妨害しようなんて思っていない。(あの状況を)切り抜ける為にやったんだ。柵の間にポールが立っていたが…正直それは見えていなかったよ。笑
text:Sotaro.Arakawa
Amazon.co.jp