2010/05/21(金) - 09:23
フィリッポ・ポッツァート(イタリア、カチューシャ)
子供の頃から父親が家の近くを通るジロのステージを観に連れていってくれたんだ。今まで色々なレースで勝利を挙げている僕だけど、ジロには勝ったことがなかった。
ポディウムに何回も上っておきながら勝てないという困難な時期の後だけに、この勝利は格別なものだ。
イタリアンチャンピオンジャージを着てのジロでの勝利は凄い。シーズン始めの不運(体調不良でクラシックに勝てなかった)の後だけに、よけいに嬉しい。
このジロでイタリア人にとって最初の勝利を挙られたことも嬉しい。昨日みたいなことがあった後で素晴らしいステージになったね。明日からもスペクタクルな展開のレースになるといい。
リッチー・ポルト(オーストラリア、サクソバンク)
この特別なマリアローザを着て走るのは僕にとってまるでおとぎ話のようだった。ジロ・デ・イタリアは僕にとって遠い遠い夢だったから、何かすごいことを想像していた。そして今僕はここにいる。僕にとってジロは世界でもっとも美しいレースに思えるよ。ときどき記憶を失いそうになる。こんな感激はしっかりと覚えていられそうにない。
ダミアーノ・クネゴ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィーニ)
アタックが掛かるのを待っていたんだ。そして動きがあった。しかし反応する十分なエネルギーの無い選手までもが含まれていたんだ。グループはうまく協調したけれど、最後までいいパフォーマンスで仕上げることができなかったのは残念だ。少し待ってからスプリントしようと決めていたけれど、前に出る十分なスペースがなかったんだ。
ダニエーレ・リーギ(イタリア、ランプレ・ファルネーゼヴィーニ)
※集団内でエヴァンスに手を上げてペナルティを取られる
エヴァンスが僕をどけようとしたとき、僕はただ集団の抑え役に廻っていただけだ。そして僕はただ落車を防ぐために反応しただけ。審判はただいざこざを起こした選手を罰したかっただけだろう。
ミヒャエル・シェアー(スイス、BMCレーシングチーム)
いい天気を楽しんだ。誰もが皆ハッピーだった。ハードな一日だったけど、昨日に比べれば全くましだった。太陽が海岸沿いで輝いていた。
ソースは現地取材、記者会見、チーム公式ウェブサイト、主催新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙、選手個人のウェブサイトおよびTwitterなど。
text:Makoto.AYANO
photo:Kei.TSUJI、CorVos