ブエルタ・ア・エスパーニャ主催者が、2020年大会で予定していたポルトガルへの入国をキャンセルすることを発表。影響を受ける第15、16ステージの代替ルートは今後発表される予定だ。



photo:Tim de Waele「史上最も国際色豊かなブエルタ」からオランダステージが消え、続いてポルトガルステージもルート上から消える。

10月20日から11月8日にかけて開催される2020年ブエルタ・ア・エスパーニャ。世界中で拡大するコロナウイルス感染蔓延を受け、必要条件の確保が困難だとし、ブエルタ主催者ウニプブリクはポルトガルへの入国をキャンセル。ポルトガル(ポルト)にフィニッシュする第15ステージと、ポルトガル(ビセウ)からスタートする第16ステージのルート変更が発表された。代替スタート/フィニッシュの都市とは既に合意ができており、コースやプロファイルなど最終調整を終えた段階で新たな発表があると言う。

「このような例外的状況では柔軟に対応し、こうした変更を理解する必要がある」と、ウニプブリク総合ディレクター、ハビエル・ギレン氏はプレスリリースの中でコメントする。「今年ポルトガルを訪れることができないのは残念だが、この炎が消えないようにしたい。ポルトガルの各都市と友好的な関係を築き、パンデミックが収束した時には再びコースに組み込みたいと思う」と付け加えている。

ポルトガルはフランス、イタリア、スペインよりも遅い3月2日に初の感染例が報告されたのち、死者が出るよりも早くロックダウンを開始。早期対策が功を奏し、他国に比べ感染者・死者数を抑え込むことに成功していた。

text:So.Isobe

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