2020/01/31(金) - 09:55
マヨルカ島を舞台にした4日間の「チャレンジマヨルカ」が開幕。初日は集団スプリントに持ち込まれ、昨シーズン不調に苦しんだ23歳のマッテオ・モスケッティ(イタリア、トレック・セガフレード)がプロ初勝利を挙げた。
1月30日から2月2日まで4日間の日程で、マヨルカ島を舞台にしたチャレンジマヨルカが開幕した。地中海に浮かぶマヨルカ島はその温暖な気候から例年オフシーズンのトレーニング場所として多くのチームが訪れる場所。まだ最高気温が10度を下回るヨーロッパ本土を飛び出し、日によっては20度近くまで気温が上がるマヨルカ島にチームが集まる。
ヨーロッパにロードレースシーズンの到来を告げる開幕戦として定着しているチャレンジマヨルカは、UCI(国際自転車競技連合)クラス1のワンデーレースが4つ連なったレースシリーズ。出場選手が毎日入れ替わるのが特徴で、非公式ながら4日間の総合成績も争われる。
2020年大会に出場するのはワールドチームが5、プロチーム(旧プロコンチネンタルチーム)とコンチネンタルチームが9ずつ、そしてナショナルチームが1。初日の「トロフェオ・フェラニチ〜セス・サリーナス〜カンポス〜プレラス」は、大会名称になったマヨルカ島南部の街それぞれを通過する170kmコースで、途中に細かいアップダウンを超えるものの全体的には平坦基調のスプリンター向けステージ。
ゼッケン1を付けるアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)、パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)、ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)、ナセル・ブアニ(フランス、アルケア・サムシック)ら多くのスプリンターがシーズンインを果たしている。
「今日は風もなく登りも多いわけじゃない、4日間の中で最もイージーなステージ。最後は集団スプリントになるはずなので、(マッテオ)モスケッティを軸にオプションとしてストゥイヴェンでも狙えるよう準備する」とスタート前に話したのは、2018年限りで現役引退し現在トレック・セガフレードの監督を務めるグレゴリー・ラスト(スイス)。この日はその言葉通りのレースが展開された。
レミー・メルツ(ベルギー、ロット・スーダル)や、アルベルト・コンタドールの育成チーム「コメタ・エクストラサイクリングチーム」に所属するリッカルド・ヴェルツァ(イタリア)ら4名の逃げは後半に入って分裂し、残り10kmを切って最後まで逃げたメンバーも飲み込まれる。勝負は予想通り集団スプリントに持ち込まれた。
ジュニア世界王者クイン・シモンズ(アメリカ)やエミルス・リエピンス(ラトビア)のリードアウトを得て、好位置から仕掛けたのはマッテオ・モスケッティ(イタリア、トレック・セガフレード)。背後のパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)は伸びず、ジョン・アベラストゥリ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)らを抑えてフィニッシュラインを駆け抜けた。
プロ昇格初年度の2019年シーズンを、怪我や落車によって未勝利で終えた1996年生まれの23歳が嬉しいプロ初勝利。トレック・セガフレードはツアー・ダウンアンダーでリッチー・ポート(オーストラリア)が挙げた2勝(ステージ1勝+総合優勝)に続く3勝目と波に乗っている。
1月30日から2月2日まで4日間の日程で、マヨルカ島を舞台にしたチャレンジマヨルカが開幕した。地中海に浮かぶマヨルカ島はその温暖な気候から例年オフシーズンのトレーニング場所として多くのチームが訪れる場所。まだ最高気温が10度を下回るヨーロッパ本土を飛び出し、日によっては20度近くまで気温が上がるマヨルカ島にチームが集まる。
ヨーロッパにロードレースシーズンの到来を告げる開幕戦として定着しているチャレンジマヨルカは、UCI(国際自転車競技連合)クラス1のワンデーレースが4つ連なったレースシリーズ。出場選手が毎日入れ替わるのが特徴で、非公式ながら4日間の総合成績も争われる。
2020年大会に出場するのはワールドチームが5、プロチーム(旧プロコンチネンタルチーム)とコンチネンタルチームが9ずつ、そしてナショナルチームが1。初日の「トロフェオ・フェラニチ〜セス・サリーナス〜カンポス〜プレラス」は、大会名称になったマヨルカ島南部の街それぞれを通過する170kmコースで、途中に細かいアップダウンを超えるものの全体的には平坦基調のスプリンター向けステージ。
ゼッケン1を付けるアレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)、パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)、ジャスパー・ストゥイヴェン(ベルギー、トレック・セガフレード)、ナセル・ブアニ(フランス、アルケア・サムシック)ら多くのスプリンターがシーズンインを果たしている。
「今日は風もなく登りも多いわけじゃない、4日間の中で最もイージーなステージ。最後は集団スプリントになるはずなので、(マッテオ)モスケッティを軸にオプションとしてストゥイヴェンでも狙えるよう準備する」とスタート前に話したのは、2018年限りで現役引退し現在トレック・セガフレードの監督を務めるグレゴリー・ラスト(スイス)。この日はその言葉通りのレースが展開された。
レミー・メルツ(ベルギー、ロット・スーダル)や、アルベルト・コンタドールの育成チーム「コメタ・エクストラサイクリングチーム」に所属するリッカルド・ヴェルツァ(イタリア)ら4名の逃げは後半に入って分裂し、残り10kmを切って最後まで逃げたメンバーも飲み込まれる。勝負は予想通り集団スプリントに持ち込まれた。
ジュニア世界王者クイン・シモンズ(アメリカ)やエミルス・リエピンス(ラトビア)のリードアウトを得て、好位置から仕掛けたのはマッテオ・モスケッティ(イタリア、トレック・セガフレード)。背後のパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)は伸びず、ジョン・アベラストゥリ(スペイン、カハルラル・セグロスRGA)らを抑えてフィニッシュラインを駆け抜けた。
プロ昇格初年度の2019年シーズンを、怪我や落車によって未勝利で終えた1996年生まれの23歳が嬉しいプロ初勝利。トレック・セガフレードはツアー・ダウンアンダーでリッチー・ポート(オーストラリア)が挙げた2勝(ステージ1勝+総合優勝)に続く3勝目と波に乗っている。
チャレンジマヨルカ2020 トロフェオ・フェラニチ〜セス・サリーナス〜カンポス〜プレラス結果
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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