2020/02/09(日) - 18:18
6年ぶりにモデルチェンジを果たしたフジのエアロロード「TRANSONIC」。最新のエアロダイナミクスとカーボン素材を手に入れたフラッグシップモデルのインプレッション。トレンドとフジらしさを掛け合わせた一台を紹介しよう。
1899年に創業した日米商店という輸入販売代理店にルーツを持つフジ。販売から自転車のプロデュースへと軸足が徐々に変遷していき、1970年代には「FUJI」としてアメリカに本格進出を果たす。ロードレーサー人気が高まっていたアメリカでフジは非常に高い人気を誇り、ロードバイクシーンを牽引する存在へと成長していった。
フジは1980年代後半からプロチームとの協力関係を築き、レースにも積極的に参加。近年ではフットオン・セルベットやネットアップ・エンデューラ、カハルーラルにバイクを供給を行い、2015年にはオマール・フライレのブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞獲得をサポートした。2019年シーズンまで日本のチーム右京が使用していたことは記憶に新しい。
現在のフジが用意するロード用コンペティションバイクはSLとTRANSONIC、レディース用エアロロードSUPREMEの3本が軸となっている。そのラインアップより2020年モデルで進化を果たしたエアロロードTRANSONICをピックアップしてインプレッションを行う。
TRANSONICは2014年にデビューしたエアロロードだが、登場よりモデルチェンジが行われることなかった存在だった。数々のグランツールを戦ってきた6年という長い月日を経て、TRANSONICは新型へと生まれ変わる。曲線を多用し複雑なラインを描いた先代より一転し、シンプルなフレームシェイプが採用されたことで2020年のエアロロードらしい自転車となった。
フレームとフロントフォークのチューブシェイプを翼断面からカムテール形状へと変更し、真正面以外からの風(横風など)に対してのエアロダイナミクスを強化。各所の形状もCFD解析に基づきブラッシュアップが施されたことで、トレンドを抑えた空力効果に期待を持てるエアロロードに仕上げられている。
同時にフジらしさをチューブ形状に残すことに成功していることも特徴だ。例えば、中央部で大きくくびれるダウンチューブ、先代より残されたアワーグラス形状のシートステーだ。ブレーキキャリパーを考慮したフレームチュービングもフジの特徴であり、新型のディスクブレーキモデルでもキャリパーにカウルのようなものを設け、空気を綺麗に後方へ流そうとする意図が見える。
今回インプレッションを行うTRANSONIC 1.1はオーヴァル製の専用ステムとカーボンハンドルを使用することで、シフトケーブル/ブレーキオイルラインの内装化を行った。ダウンチューブのボトルケージ取り付けボルトが3本に増加しており、ケージ取り付け位置を上下2箇所から選べるようになっている。ダブルボトルの時は"上"に取り付け、シングルボトルの場合は"下"に装着することで、使い勝手やエアロ効果をシチュエーションに合わせられるだろう。
新型TRANSONICは、使用されるカーボンがC15 HCというものにアップデートされている。この素材は軽量クライミングマシン「SL」シリーズに使用されるC15をベースとし、更に磨きをかけたもの。カーボン焼成に最新テクノロジーを導入し、より高い圧力でフレームを成形。カーボンレイアップの改良も含め、11%の剛性度アップと10%の軽量化を実現している。
フレームにはチェーンキャッチャーとチェーンステープロテクターが標準で装備されている。レース中のチェーン落ちを未然に防いでくれるとともに、万が一落としてしまった場合もカーボンに傷を付ける心配が少ない。付属するハンドルバーは125mmドロップ、75mmリーチという仕様。ステムアングルは17°だ。
販売はフレームセットで行われ、340,000円(税抜)というフラッグシップとしては比較的手の届きやすい価格に抑えられている。重量はフレームとフォークセットで1.45kg。今回のインプレッションでは、11速のスラム RED eTap、オーヴァルの50mmハイトカーボンホイール「950 DISC」をセットしたバイクを使用した。それではインプレッションに移ろう。
― インプレッション
「想像以上にスピードが伸びていくバイク。剛性バランスも丁度よい塩梅」高木友明(アウトドアスペース風魔横浜)
TRANSONICはエアロを意識したデザインが性能に効いていると感じるくらいスピードが伸びていくバイクです。力強く踏んでいても、足を止めていても、巡航していても速く、想像以上にスピードが乗っていく、いわゆるエアロロードらしい乗り味でした。
フレーム剛性は体格とかによって受ける印象は変わってくると思いますが、自分にとっては丁度良い塩梅にバランスが取られていると感じます。思い切り踏み倒しても脚へのダメージは少なく、ある程度の高速域からポンっと加速を行うことが得意なバイクという印象です。
ペダリングのフィーリングは奥行きがあるというか、ペダルを踏み切った時にスピードが伸びるような印象があります。先程言ったように脚へのダメージを感じにくいので、高速状態を維持できるくらい踏み続けることができます。L3やL4のパワー領域で踏ませると気持ちよく速さを感じられるイメージでしょうか。
この踏み味を出しているのは硬すぎず、柔らかすぎない剛性バランスで、括れたダウンチューブがエアロだけではなく、剛性にも影響を与えていると思います。チェーンステーやブレーキ周りは左右非対称など非常にキャラクターがたっていますが、BB周りなども含めTRANSONICの剛性は際立って硬い、柔らかいという部分はありません。専用ステムも同様です。ハンドルは自由に選べるため、ライダーの好みに合わせられるのが好印象です。ハンドルで軽量性に振るなどして、味付けを調整すれば面白いと思います。
振動吸収性に関しても同様で、剛性や乗り心地といった面での特徴的な味付けは少ないです。試乗車に乗ってすぐに走りやすさを感じられると思いますよ。自転車が重いという感じもなく、登りも軽快に登ってくれます。得意とするのは平坦や下りですが、オールラウンドに活躍してくれるような印象です。
ハンドリングはニュートラルな印象ですが、強いて言うならば切れ込みやすさが勝ります。峠の下りではスピードを乗せたコーナリングを楽しめると思います。
グラフィックはモノトーンですが、思っているよりも目立つでしょう。マットブラックのフレームは増えてきていますが、フレームだけでも個性が出ています。皆と同じ物を使うのを避けたい人には良い選択肢でしょう。
エアロや軽量性に偏りすぎたバイクよりも、オールラウンドに使うのに適したバイクに仕上げられています。エアロロードなのでディープリムのホイールがマッチしますが、意外とローハイトのチョイスも面白いかと思います。ハンドルもそうですが乗り手の好みに合わせやすいのがTRANSONICです。速いバイクが欲しいライダーにオススメできる自転車でした。
「魚が泳ぐかのように有機的な加速感が魅力的」錦織大祐(フォーチュンバイク)
なかなか個性的な乗り味のバイクです、少なくとも現在のエアロロードの主流となる乗り味のバランスとは違った方向性を楽しめる一台です。フレームワークは直線的なのですが、実際の走りは非常に有機的というか、生物的な印象です。
踏み込んでいくと、まるで魚が泳いでいるようにすこし蛇行しながら加速していくような挙動が面白い。BB周辺やチェーンステーにかけてのラインはしっかりと硬く、踏んだ力が逃げているというわけではありません。
ダウンチューブやシートチューブに設けられた中央部の絞りが効いていて、そこを軸としたジョイント構造になっているようなイメージですね。その影響もあってか、少しハンドリングにクセはありますが、慣れの範囲だと思います。
とにかくなめらかなフィーリングで加速していきますから脚あたりも良いですし、長いレースでも力を発揮してくれそうです。エアロロードらしい平地での巡航性能はもちろん、登りにおいてもこの加速感は武器になります。ちょっとした登り返しぐらいならスピードを落とすことなくスルスルとこなしてしまうでしょう。
エアロロード然とした見た目ですが振動吸収性も悪くは無いですし、独特の踏み味も相まって最後まで力を温存できるバイクですね。爆発的な加速というよりは、いつのまにかトップスピードに乗っているようなスムーズな加速感が身上ですから、ライバルよりも早めにスプリントを仕掛けて意表を突くような走りが似合いそうです。
独特のウィップ感とディスクロードには珍しい前へ吸い込まれるような進み方が刺さる人には、かけがえのない相棒となりそうです。一見トレンドを掴んだルックスのバイクでありながら、中身はユニークで唯一無二の乗り味を演出するところが、フジらしさなんだと思います。
フジ TRANSONIC 1.1 DISC フレームセット
フレーム:C15 HC ultra high-modulus carbon
フォーク:FC-330 carbon monocoque
ハンドル:Oval Concepts 990 Aero carbon, 31.8mm clamp, 125mm drop / 75mm reach
ステム:Oval Concepts Transonic Aero, 300mm 46-52cm / 350mm 54-56cm
重量:1.45kg (フレーム/フォーク)
サイズ:46、49、52、54、56
価格:340,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
高木友明(アウトドアスペース風魔横浜)
横浜駅から徒歩10分、ベイサイドエリアに店舗を構えるアウトドアスペース風魔横浜の店長。前職メッセンジャーの経験を活かし自転車業界へ。自身はロードバイクをメインに最近はレース活動にも力を入れる実走派だ。ショップはロード・MTBの2本柱で幅広い自転車遊びを提案している。物を売るだけでなくお客さんと一緒にスポーツサイクルを楽しむことを大事にし、イベント参加なども積極的に行っている。
CWレコメンドショップページ
アウトドアスペース風魔横浜 HP
錦織大祐(フォーチュンバイク)
幼少のころより自転車屋を志し、都内の大型プロショップで店長として経験を積んだ後、2010年に東京錦糸町にフォーチュンバイクをオープンさせた新進気鋭の若手店主。世界各国の自転車メーカーと繋がりを持ち、実際に海外の製造現場で得た見聞をユーザーに伝えることを信条としている。シマノ鈴鹿ロードへ20年以上に渡り連続出場する一方、普段はロングライドやスローペースでのサイクリングを楽しむ。
CWレコメンドショップページ
フォーチュンバイク HP
text:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
1899年に創業した日米商店という輸入販売代理店にルーツを持つフジ。販売から自転車のプロデュースへと軸足が徐々に変遷していき、1970年代には「FUJI」としてアメリカに本格進出を果たす。ロードレーサー人気が高まっていたアメリカでフジは非常に高い人気を誇り、ロードバイクシーンを牽引する存在へと成長していった。
フジは1980年代後半からプロチームとの協力関係を築き、レースにも積極的に参加。近年ではフットオン・セルベットやネットアップ・エンデューラ、カハルーラルにバイクを供給を行い、2015年にはオマール・フライレのブエルタ・ア・エスパーニャ山岳賞獲得をサポートした。2019年シーズンまで日本のチーム右京が使用していたことは記憶に新しい。
現在のフジが用意するロード用コンペティションバイクはSLとTRANSONIC、レディース用エアロロードSUPREMEの3本が軸となっている。そのラインアップより2020年モデルで進化を果たしたエアロロードTRANSONICをピックアップしてインプレッションを行う。
TRANSONICは2014年にデビューしたエアロロードだが、登場よりモデルチェンジが行われることなかった存在だった。数々のグランツールを戦ってきた6年という長い月日を経て、TRANSONICは新型へと生まれ変わる。曲線を多用し複雑なラインを描いた先代より一転し、シンプルなフレームシェイプが採用されたことで2020年のエアロロードらしい自転車となった。
フレームとフロントフォークのチューブシェイプを翼断面からカムテール形状へと変更し、真正面以外からの風(横風など)に対してのエアロダイナミクスを強化。各所の形状もCFD解析に基づきブラッシュアップが施されたことで、トレンドを抑えた空力効果に期待を持てるエアロロードに仕上げられている。
同時にフジらしさをチューブ形状に残すことに成功していることも特徴だ。例えば、中央部で大きくくびれるダウンチューブ、先代より残されたアワーグラス形状のシートステーだ。ブレーキキャリパーを考慮したフレームチュービングもフジの特徴であり、新型のディスクブレーキモデルでもキャリパーにカウルのようなものを設け、空気を綺麗に後方へ流そうとする意図が見える。
今回インプレッションを行うTRANSONIC 1.1はオーヴァル製の専用ステムとカーボンハンドルを使用することで、シフトケーブル/ブレーキオイルラインの内装化を行った。ダウンチューブのボトルケージ取り付けボルトが3本に増加しており、ケージ取り付け位置を上下2箇所から選べるようになっている。ダブルボトルの時は"上"に取り付け、シングルボトルの場合は"下"に装着することで、使い勝手やエアロ効果をシチュエーションに合わせられるだろう。
新型TRANSONICは、使用されるカーボンがC15 HCというものにアップデートされている。この素材は軽量クライミングマシン「SL」シリーズに使用されるC15をベースとし、更に磨きをかけたもの。カーボン焼成に最新テクノロジーを導入し、より高い圧力でフレームを成形。カーボンレイアップの改良も含め、11%の剛性度アップと10%の軽量化を実現している。
フレームにはチェーンキャッチャーとチェーンステープロテクターが標準で装備されている。レース中のチェーン落ちを未然に防いでくれるとともに、万が一落としてしまった場合もカーボンに傷を付ける心配が少ない。付属するハンドルバーは125mmドロップ、75mmリーチという仕様。ステムアングルは17°だ。
販売はフレームセットで行われ、340,000円(税抜)というフラッグシップとしては比較的手の届きやすい価格に抑えられている。重量はフレームとフォークセットで1.45kg。今回のインプレッションでは、11速のスラム RED eTap、オーヴァルの50mmハイトカーボンホイール「950 DISC」をセットしたバイクを使用した。それではインプレッションに移ろう。
― インプレッション
「想像以上にスピードが伸びていくバイク。剛性バランスも丁度よい塩梅」高木友明(アウトドアスペース風魔横浜)
TRANSONICはエアロを意識したデザインが性能に効いていると感じるくらいスピードが伸びていくバイクです。力強く踏んでいても、足を止めていても、巡航していても速く、想像以上にスピードが乗っていく、いわゆるエアロロードらしい乗り味でした。
フレーム剛性は体格とかによって受ける印象は変わってくると思いますが、自分にとっては丁度良い塩梅にバランスが取られていると感じます。思い切り踏み倒しても脚へのダメージは少なく、ある程度の高速域からポンっと加速を行うことが得意なバイクという印象です。
ペダリングのフィーリングは奥行きがあるというか、ペダルを踏み切った時にスピードが伸びるような印象があります。先程言ったように脚へのダメージを感じにくいので、高速状態を維持できるくらい踏み続けることができます。L3やL4のパワー領域で踏ませると気持ちよく速さを感じられるイメージでしょうか。
この踏み味を出しているのは硬すぎず、柔らかすぎない剛性バランスで、括れたダウンチューブがエアロだけではなく、剛性にも影響を与えていると思います。チェーンステーやブレーキ周りは左右非対称など非常にキャラクターがたっていますが、BB周りなども含めTRANSONICの剛性は際立って硬い、柔らかいという部分はありません。専用ステムも同様です。ハンドルは自由に選べるため、ライダーの好みに合わせられるのが好印象です。ハンドルで軽量性に振るなどして、味付けを調整すれば面白いと思います。
振動吸収性に関しても同様で、剛性や乗り心地といった面での特徴的な味付けは少ないです。試乗車に乗ってすぐに走りやすさを感じられると思いますよ。自転車が重いという感じもなく、登りも軽快に登ってくれます。得意とするのは平坦や下りですが、オールラウンドに活躍してくれるような印象です。
ハンドリングはニュートラルな印象ですが、強いて言うならば切れ込みやすさが勝ります。峠の下りではスピードを乗せたコーナリングを楽しめると思います。
グラフィックはモノトーンですが、思っているよりも目立つでしょう。マットブラックのフレームは増えてきていますが、フレームだけでも個性が出ています。皆と同じ物を使うのを避けたい人には良い選択肢でしょう。
エアロや軽量性に偏りすぎたバイクよりも、オールラウンドに使うのに適したバイクに仕上げられています。エアロロードなのでディープリムのホイールがマッチしますが、意外とローハイトのチョイスも面白いかと思います。ハンドルもそうですが乗り手の好みに合わせやすいのがTRANSONICです。速いバイクが欲しいライダーにオススメできる自転車でした。
「魚が泳ぐかのように有機的な加速感が魅力的」錦織大祐(フォーチュンバイク)
なかなか個性的な乗り味のバイクです、少なくとも現在のエアロロードの主流となる乗り味のバランスとは違った方向性を楽しめる一台です。フレームワークは直線的なのですが、実際の走りは非常に有機的というか、生物的な印象です。
踏み込んでいくと、まるで魚が泳いでいるようにすこし蛇行しながら加速していくような挙動が面白い。BB周辺やチェーンステーにかけてのラインはしっかりと硬く、踏んだ力が逃げているというわけではありません。
ダウンチューブやシートチューブに設けられた中央部の絞りが効いていて、そこを軸としたジョイント構造になっているようなイメージですね。その影響もあってか、少しハンドリングにクセはありますが、慣れの範囲だと思います。
とにかくなめらかなフィーリングで加速していきますから脚あたりも良いですし、長いレースでも力を発揮してくれそうです。エアロロードらしい平地での巡航性能はもちろん、登りにおいてもこの加速感は武器になります。ちょっとした登り返しぐらいならスピードを落とすことなくスルスルとこなしてしまうでしょう。
エアロロード然とした見た目ですが振動吸収性も悪くは無いですし、独特の踏み味も相まって最後まで力を温存できるバイクですね。爆発的な加速というよりは、いつのまにかトップスピードに乗っているようなスムーズな加速感が身上ですから、ライバルよりも早めにスプリントを仕掛けて意表を突くような走りが似合いそうです。
独特のウィップ感とディスクロードには珍しい前へ吸い込まれるような進み方が刺さる人には、かけがえのない相棒となりそうです。一見トレンドを掴んだルックスのバイクでありながら、中身はユニークで唯一無二の乗り味を演出するところが、フジらしさなんだと思います。
フジ TRANSONIC 1.1 DISC フレームセット
フレーム:C15 HC ultra high-modulus carbon
フォーク:FC-330 carbon monocoque
ハンドル:Oval Concepts 990 Aero carbon, 31.8mm clamp, 125mm drop / 75mm reach
ステム:Oval Concepts Transonic Aero, 300mm 46-52cm / 350mm 54-56cm
重量:1.45kg (フレーム/フォーク)
サイズ:46、49、52、54、56
価格:340,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
高木友明(アウトドアスペース風魔横浜)
横浜駅から徒歩10分、ベイサイドエリアに店舗を構えるアウトドアスペース風魔横浜の店長。前職メッセンジャーの経験を活かし自転車業界へ。自身はロードバイクをメインに最近はレース活動にも力を入れる実走派だ。ショップはロード・MTBの2本柱で幅広い自転車遊びを提案している。物を売るだけでなくお客さんと一緒にスポーツサイクルを楽しむことを大事にし、イベント参加なども積極的に行っている。
CWレコメンドショップページ
アウトドアスペース風魔横浜 HP
錦織大祐(フォーチュンバイク)
幼少のころより自転車屋を志し、都内の大型プロショップで店長として経験を積んだ後、2010年に東京錦糸町にフォーチュンバイクをオープンさせた新進気鋭の若手店主。世界各国の自転車メーカーと繋がりを持ち、実際に海外の製造現場で得た見聞をユーザーに伝えることを信条としている。シマノ鈴鹿ロードへ20年以上に渡り連続出場する一方、普段はロングライドやスローペースでのサイクリングを楽しむ。
CWレコメンドショップページ
フォーチュンバイク HP
text:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
リンク
Amazon.co.jp
若者のすべて
Universal Music LLC