2010/05/13(木) - 11:17
めまぐるしく変化した天候。大雨が降ったかと思えば止み、走るタイミングが差になった。そしてオランダステージでの落車が響いたチームも。リクイガスの大成功、そして総合順位の変動があった。
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ)
このジロに出場するとは思ってもみなかった。それなのにまさかマリアローザを取ることができるなんて...。素晴らしいよ。自転車選手にとってこれ以上のことは無いね。これを着ることができるとは思っても見なかった。
ジロは当初僕のプランにはなかったんだ。でもだからといってやすやすとこのジャージを他の選手に奪われはしないよ。マリアローザは僕にとって夢みたいなものなんだ。一日でも長くマリアローザを守りたい。
このマリアローザはチームメイトのもの。今日チームはすごい走りだった。まだ信じられないよ。本当にびっくり仰天だね。
まだジロは3週間あるから、先をみなきゃ。最終週はとてもハードということだけど、僕はまだよく分かっていないんだ。ジロのコースを知らないんだ。ツールに出ると思っていたから...。2008年に登ったことのある山岳のいくつかは知っている。そのなかでもっとも心配なのはプランデ・コロネスの登りタイムトライアルだ。
イヴァン(バッソ)がキャプテンだ。彼は素晴らしい選手で、僕のチームメイト。すごい仕事をしてくれた。イヴァンが横を走って僕を助けてくれるのは大きいね。僕は「毎日調子を見ていく」と言ってきたとおりにする。バッソの豊かな経験が僕やチームにとって前へ進む力になってくれるよ。
アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)
クライマーたちに対してもっとタイム差をつけられると思っていたのに、残念だ。天候が僕らには味方しなかったね。
カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)
僕らが走った時の天候のことを考えると、僕らはよく走ったと思うよ。2人が遅れたのがちょっと早すぎた。ひとりは調子がなかった。もうひとりはタイムトライアルのスペシャリストじゃなかったから。でも、ウィス、サンタンブロジオ、マーフィー、みんな僕をびっくりさせてくれた。
(記者へ向けて)君たちが話しているのは、ツール・ド・フランスを23秒で失った男だよ。
ジョン・ルランゲ監督(BMCレーシングチーム)
いつも通りのタイムトライアルだったね。カデルが失ったタイム差はそんなに大きくないと思っている。今のチーム、今日のコンディションで、チームは実際よくやってくれたと思っている。リクイガスのタイムはすごいね。でも、これから先にはすごい山岳が控えているから。
ショーン・イェーツ監督(チームスカイ)
みんなベストを尽くしたけれど、スタート直後に(クリストファー)サットンがパンクでおくれるというアクシデントがあった。そのおかげでどれぐらいタイムをロスしたかは分からないね。
レース終盤まで9人で走ってすごいタイムを稼いだリクイガスに対し、最初の1kmでひとり失った我々スカイが2位というのは、不名誉なことじゃない。
チームが走ったあいだじゅうひどい天候だったのは、絶対にいいほうには味方しない。でも天候がどうなるかなんて誰にも分からないし、条件は同じだね。
ブラドレーはリーダーとしてチームを率いた。彼は世界最高のタイムトライアリストのひとりとして、最高レベルの脚を見せた。彼の存在が大きな差をもたらした。
カルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ・テストチーム)
今日チームは素晴らしいチームタイムトライアルをした。コースは本当にハードなものだった。まっすぐな上り坂が続き、風が強かった。でもチームは本当に強いことを証明してみせた。本当に素晴らしいよ。
イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、サーヴェロ・テストチーム)
いいレースだった。みんなハッピーだね。僕の脚も今日はずっと調子が良かった。走り出したときはいつもどおり、速くもなく、遅くもなくでスタートした。
序盤はとてもイージーに感じたから前をたくさん引いたけど、ラスト15kmはとてもハードだった。中盤は大雨に見舞われた。コーナーはスリッピーで、曲がるときには滑る感じがした。
デーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・トランジションズ)
後半はとてもハードだった。僕らは皆疲れてきて、先頭交代もうまくいかなくなっていった。ヴァンデヴェルデがいないことを感じたよ。そして僕らは若いチームだった...。こんな日から学ぶことはたくさんあるね。
ソースは記者会見、チーム公式ウェブサイト、主催新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙、選手個人のウェブサイトおよびTwitterなど。
text:Makoto.AYANO
photo:Kei.TSUJI、CorVos
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、リクイガス・ドイモ)
このジロに出場するとは思ってもみなかった。それなのにまさかマリアローザを取ることができるなんて...。素晴らしいよ。自転車選手にとってこれ以上のことは無いね。これを着ることができるとは思っても見なかった。
ジロは当初僕のプランにはなかったんだ。でもだからといってやすやすとこのジャージを他の選手に奪われはしないよ。マリアローザは僕にとって夢みたいなものなんだ。一日でも長くマリアローザを守りたい。
このマリアローザはチームメイトのもの。今日チームはすごい走りだった。まだ信じられないよ。本当にびっくり仰天だね。
まだジロは3週間あるから、先をみなきゃ。最終週はとてもハードということだけど、僕はまだよく分かっていないんだ。ジロのコースを知らないんだ。ツールに出ると思っていたから...。2008年に登ったことのある山岳のいくつかは知っている。そのなかでもっとも心配なのはプランデ・コロネスの登りタイムトライアルだ。
イヴァン(バッソ)がキャプテンだ。彼は素晴らしい選手で、僕のチームメイト。すごい仕事をしてくれた。イヴァンが横を走って僕を助けてくれるのは大きいね。僕は「毎日調子を見ていく」と言ってきたとおりにする。バッソの豊かな経験が僕やチームにとって前へ進む力になってくれるよ。
アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)
クライマーたちに対してもっとタイム差をつけられると思っていたのに、残念だ。天候が僕らには味方しなかったね。
カデル・エヴァンス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)
僕らが走った時の天候のことを考えると、僕らはよく走ったと思うよ。2人が遅れたのがちょっと早すぎた。ひとりは調子がなかった。もうひとりはタイムトライアルのスペシャリストじゃなかったから。でも、ウィス、サンタンブロジオ、マーフィー、みんな僕をびっくりさせてくれた。
(記者へ向けて)君たちが話しているのは、ツール・ド・フランスを23秒で失った男だよ。
ジョン・ルランゲ監督(BMCレーシングチーム)
いつも通りのタイムトライアルだったね。カデルが失ったタイム差はそんなに大きくないと思っている。今のチーム、今日のコンディションで、チームは実際よくやってくれたと思っている。リクイガスのタイムはすごいね。でも、これから先にはすごい山岳が控えているから。
ショーン・イェーツ監督(チームスカイ)
みんなベストを尽くしたけれど、スタート直後に(クリストファー)サットンがパンクでおくれるというアクシデントがあった。そのおかげでどれぐらいタイムをロスしたかは分からないね。
レース終盤まで9人で走ってすごいタイムを稼いだリクイガスに対し、最初の1kmでひとり失った我々スカイが2位というのは、不名誉なことじゃない。
チームが走ったあいだじゅうひどい天候だったのは、絶対にいいほうには味方しない。でも天候がどうなるかなんて誰にも分からないし、条件は同じだね。
ブラドレーはリーダーとしてチームを率いた。彼は世界最高のタイムトライアリストのひとりとして、最高レベルの脚を見せた。彼の存在が大きな差をもたらした。
カルロス・サストレ(スペイン、サーヴェロ・テストチーム)
今日チームは素晴らしいチームタイムトライアルをした。コースは本当にハードなものだった。まっすぐな上り坂が続き、風が強かった。でもチームは本当に強いことを証明してみせた。本当に素晴らしいよ。
イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア、サーヴェロ・テストチーム)
いいレースだった。みんなハッピーだね。僕の脚も今日はずっと調子が良かった。走り出したときはいつもどおり、速くもなく、遅くもなくでスタートした。
序盤はとてもイージーに感じたから前をたくさん引いたけど、ラスト15kmはとてもハードだった。中盤は大雨に見舞われた。コーナーはスリッピーで、曲がるときには滑る感じがした。
デーヴィッド・ミラー(イギリス、ガーミン・トランジションズ)
後半はとてもハードだった。僕らは皆疲れてきて、先頭交代もうまくいかなくなっていった。ヴァンデヴェルデがいないことを感じたよ。そして僕らは若いチームだった...。こんな日から学ぶことはたくさんあるね。
ソースは記者会見、チーム公式ウェブサイト、主催新聞ガゼッタ・デッロ・スポルト紙、選手個人のウェブサイトおよびTwitterなど。
text:Makoto.AYANO
photo:Kei.TSUJI、CorVos
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