バーレーン・メリダも使用するイタリアのホイールブランド、フルクラム。トッププロ選手もレースで使用するチューブラーカーボンホイールのディスクブレーキモデル「SPEED 55T DB」が登場した。55mmのリムハイトで優れたエアロ性能を発揮するフラッグシップホイールを紹介しよう。



フルクラム SPEED 55T DBフルクラム SPEED 55T DB (c)カワシマサイクルサプライ
優れた走行性能と高い信頼性を兼ね備えるホイールをハイエンドからエントリークラスまで幅広く展開、数多くのトップカテゴリーチームも採用してきた実績を持つイタリアンホイールブランドがフルクラムだ。今回、プロ選手も使用するカーボンホイールのフラッグシップ「SPEED」シリーズより、ディスクブレーキモデルの「SPEED 55T DB」が新登場した。

今作は新城幸也が所属するバーレーン・メリダもレースで使用している最高峰ホイールの一つ。モデル名の通り55mmハイトのカーボンリムを採用しており、優れた空力性能による高速巡航はもちろん、単独のアタックや長い登坂を含むアップダウン、ゴール前の熾烈なスプリントなどあらゆる場面でハイパフォーマンスな走行性能を発揮してくれる。

カーボン柄が美しいツイルカーボンフィニッシュによってリム強度を向上カーボン柄が美しいツイルカーボンフィニッシュによってリム強度を向上 (c)カワシマサイクルサプライ
フロントハブはカーボンボディ、ディスクブレーキの制動力に対応したTwo to Oneスポークパターンを採用フロントハブはカーボンボディ、ディスクブレーキの制動力に対応したTwo to Oneスポークパターンを採用 (c)カワシマサイクルサプライリアは駆動力をロスなく伝えるためドライブサイドにオーバーサイズフランジを採用リアは駆動力をロスなく伝えるためドライブサイドにオーバーサイズフランジを採用 (c)カワシマサイクルサプライ


軽量性と耐久性を高いレベルで備えたフルカーボンリムで、表面にツイルカーボンを配置することで強度を向上させ、カーボンの柄も美しい見た目に仕上がる。プロ仕様のチューブラータイプで、クリンチャーモデルよりも軽くレーシーな走りを実現。幅26.5mmのワイドプロファイルで、シクロクロスやグラベル用のタイヤともマッチするだろう。

フロントハブはカーボンボディを採用。ディスクローターを取り付ける左側はアルミ製のオーバーサイズフランジとし、スポークは左側14本、右側7本でTwo to Oneスポークパターンを採用することでディスクブレーキの強大な制動力に対応するように設計されている。

SPEED 55T DBは軽やかにアップダウンをこなし、安定した高速巡航を実現SPEED 55T DBは軽やかにアップダウンをこなし、安定した高速巡航を実現 (c)カワシマサイクルサプライ
対してリアハブはアルミボディを採用。ドライブ側となる右側をオーバーサイズフランジとし、スポークは右側14本、左側7本のTwo to Oneスポークパターンとすることでロスなく駆動力を伝達することに重きを置いている。スポークはよりテンションをかけることができ、剛性を高められるストレートプルが使用される。ベアリングは最上級の回転性能を誇るCULTセラミックだ。

ブレーキローターの取り付け方式はセンターロック。フリーボディはシマノHG11、カンパニョーロに標準で対応しており、スラムの12速フリーボディ”XDR”にもオプションで対応可能だ。重量は前後セットで1,395gとディスクブレーキホイールとしては非常に軽量な値をマーク。価格は349,000円(税抜)だ。取り扱いはカワシマサイクルサプライ。




フルクラム SPEED 55T DB
タイヤタイプ:チューブラー
重量:1,395g
リムマテリアル:フルカーボン、ツイルカーボン・ファイバー・フィニッシュ
リムハイト:フロント&リア55mm
リム幅:26.5mm
アクスル:HH12-100(フロント)、HH12-142(リア)
スポーク:フロント21本(L14本-R7本)、リア:21本(L7本-R14本)、Two to Oneスポークパターン 、ステンレス製ダブルバテッド・ストレートプル
ニップル:アルミニップル
フロントハブ:カーボンボディ+アルミ製オーバーサイズフランジ
リアハブ:アルミボディ+アルミ製オーバーサイズフランジ
ベアリング:CULTセラミック、カップ&コーンベアリング・システム
その他:プラズマHG FWボディー、アルミ製アクスル
重量制限(ライダー):109Kg
FWBバージョン:HG11、カンパニョーロ、XDR
価格:349,000円(税抜)


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