バーレーン・メリダが採用するイタリアのホイールブランドのフルクラム。UCIワールドチームの選手たちが使用するホイールをベースとしたディスクブレーキ、チューブレスレディ対応のカーボンモデル「SPEED 40 DB」が登場する。



フルクラム SPEED 40DBフルクラム SPEED 40DB (c)カワシマサイクルサプライ
バーレーン・メリダの多くの選手達が愛用しているホイールがフルクラムのSPEED 40だ。彼らはチューブラーモデルをメインとして使用しているが、SPEED 40と名付けられたホイールのラインアップは数多く、チューブラー、クリンチャー、リムブレーキ、ディスクブレーキとどの様なサイクリストでもSPEED 40を選べるようにモデルが揃えられている。

今回登場したのはディスクブレーキの2WAY-FITモデル。2WAY-FITというのはクリンチャーとチューブレスどちらにも使うことができる仕様のことであり、使用状況や目的に応じたタイヤ選択を行いやすくなっている。リム幅は26.5mm、適合タイヤ幅が23~50mmと幅広く設定されているため、ロードレース用タイヤからグラベル用まで様々なシチュエーションでSPEED 40DBは活躍してくれるだろう。

お馴染みのTwo to Oneスポーキングでフロントも組まれるお馴染みのTwo to Oneスポーキングでフロントも組まれる ハブの仕様はストレートプル、センターロックだハブの仕様はストレートプル、センターロックだ (c)カワシマサイクルサプライ

カーボンの織り目が美しいSPEED 40 DBのリム表面カーボンの織り目が美しいSPEED 40 DBのリム表面 (c)カワシマサイクルサプライリアハブはアルミのボディとフランジという作りだリアハブはアルミのボディとフランジという作りだ (c)カワシマサイクルサプライ


スポークは前後共に21本に設定されており、フロントはドライブサイド7本/ブレーキサイド14本、リアはドライブサイド14本/ブレーキサイド7本というTwo to Oneで組まれてる。もちろんフロントはディスクブレーキの強大なパワーを受け止めるために本数を増やすと共にブレーキ側を強化。そしてこれまでリアホイールで定番であった組み方を採用し、反応性を確保している。

ハブはフロントがカーボンボディ+アルミ製オーバーサイズフランジで、リアがアルミ製ボディ+アルミ製オーバーサイズフランジという組み合わせだ。ベアリングはセラミックボールを使用したUSBが採用されている。フリーボディはプラズマHG FWを使用。また、どちらも12mmスルーアクスル仕様で、フロント100mm、リア142mmという幅だ。

フルクラムのRACING ZERO CARBON DBは、リムハイト30mmで前後セット重量が1,450g。対して、SPEED 40 DBはリムハイト40mmで重量が1470gに抑えられている。わずか20gという重量差であるため、エアロ効果を求める方はSPEED 40 DBが有力な選択肢となるはずだ。SPEED 40 DBの価格は274,000円(税抜)。

幅広のタイヤまで対応してくれるため、グラベル用としても活躍してくれそうだ幅広のタイヤまで対応してくれるため、グラベル用としても活躍してくれそうだ (c)カワシマサイクルサプライ


フルクラム SPEED 40DB
タイヤタイプ:2WAY-FIT(クリンチャー&チューブレス)
適合タイヤ幅:23~50mm
重量:1,470g
リムマテリアル:カーボン(フル・カーボン、ツイルカーボン・ファイバー・フィニッシュ)
リムハイト:フロント&リア40mm
リム幅:26.5mm
アクスル:HH12-100(F)、HH12-142(R)
スポーク:フロント21本(L14本-R7本)、リア:21本(L7本-R14本)、ツー・トゥー・ワン 、
ステンレス製、ダブルバテッド・ストレートプル、アルミニップル
フロントハブ:カーボンボディ+アルミ製オーバーサイズフランジ
リアハブ:アルミボディ+アルミ製オーバーサイズフランジ
ベアリング:USBセラミック、カップ&コーンベアリング・システム
その他:プラズマHG FWボディー、アルミ製アクスル
重量制限(ライダー):109kg
価格:274,000円(税抜)

最新ニュース(全ジャンル)

リクセン&カウル 定番マウントシステムと扱いやすさが魅力のバイクパッキングシステム Gakuto Fujiwara 2024/11/28(木) - 16:00
新製品情報2025