2019/05/04(土) - 09:47
平均勾配9%の短い急坂にフィニッシュするツール・ド・ロマンディ第3ステージで、イエロージャージを着るプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)を振り切ったダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ)が勝利。タイム差6秒の総合2位に浮上した。
アルデンヌクラシックさながらの、ノコギリのようなアップダウンコースで行われたツール・ド・ロマンディ第3ステージ。丘の街ロモンをスタート&フィニッシュとし、東・南・西の3種類の周回コースを回る全長160kmの獲得標高差は2,700m。最後はロモンの旧市街に向かって全長1km/平均勾配9%/最大勾配15%の急坂を駆け上がる。
初日のプロローグ覇者ヤン・トラトニク(スロベニア、バーレーン・メリダ)やミヒャエル・アルバジーニ(スイス、ミッチェルトン・スコット)、ケニー・エリッソンド(フランス、チームイネオス)というツワモノ揃いの7名逃げが形成され、イエロージャージ擁するユンボ・ヴィズマが追いかける展開。ロマンディでステージ通算7勝を飾っているアルバジーニらのリードが2分を超えることはなかった。
東周回と南周回を終え、西周回に入るとEFエデュケーションファーストが主導権を握ってメイン集団のペースアップを開始する。ヒュー・カーシー(イギリス)やタネル・カンゲルト(エストニア)、ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ)らの集団牽引によって残り30km地点でタイム差は1分を割り込み、躊躇なく残り18kmで逃げグループを吸収した。
引き続きピンク&パープルのEFエデュケーションファーストが集団先頭でペースを上げ続け、スプリンターをふるい落とすとともにマイケル・ウッズ(カナダ)を好位置でエスコート。残り7kmで単独アタックを仕掛けたトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)は5分間にわたって平均出力420Wで踏み続けたが、約3kmの独走の末に吸収される。CCCチームがメイン集団の先頭に立ってハイスピードダウンヒルをこなし、チームイネオスやユンボ・ヴィズマ、グルパマFDJが集団先頭に入り乱れる形で残り1kmから始まる「ロモンの壁」に突入した。
最大勾配が15%に達するこの最後の登りで先頭に立ったのはゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)で、残り500mを切るとダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、アスタナ)が先頭へ。そのまま約20名ほどの小集団による登りスプリントに持ち込まれ、残り200mを切ってからタイミングよくルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)が加速した。
バランスを崩したトーマスがチェーン脱落で失速する中、軽快なスプリントでコスタを追い抜いたダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ)が先頭へ。チームカラーにマッチしたイエロージャージを着るプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)の追い込みも届かず、ヤングライダー賞ジャージを着るゴデュが驚きの表情を浮かべながらフィニッシュラインを駆け抜けた。
「チームメイトの力を借りて終盤の登りを集団先頭でクリアし、脚に力強さを感じながら最後の登りに挑むことができた。最終コーナーを曲がってからフィニッシュラインまで全開でスプリント。届かないかもしれないという懐疑心もあったけど、勝利は僕に微笑んでくれた。まだまだ力を残せているので、明日以降のステージで再び活躍したい」。ゴデュはUCIワールドツアーレース初勝利を喜ぶ。
現在22歳のゴデュは2016年にツール・ド・ラヴニールで総合優勝を飾って翌年FDJ(現グルパマFDJ)でプロ入り。プロ一年目の2017年にフレーシュ・ワロンヌ9位という成績を残している。体重53kgという軽量な身体を生かした登坂力が武器で、2018年のツール・ド・フランスでヤングライダー賞4位。2019年はUAEツアーで総合3位に入り、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで6位に入るなど、フランスの次世代オールラウンダーとして力を伸ばしている。
ボーナスタイムを獲得したゴデュがログリッチェとタイム差6秒の総合2位に浮上。翌日は標高1,140mの1級山岳にフィニッシュする難関山岳ステージが設定されており、ゴデュが総合逆転を狙って攻撃を仕掛けてくるだろう。
アルデンヌクラシックさながらの、ノコギリのようなアップダウンコースで行われたツール・ド・ロマンディ第3ステージ。丘の街ロモンをスタート&フィニッシュとし、東・南・西の3種類の周回コースを回る全長160kmの獲得標高差は2,700m。最後はロモンの旧市街に向かって全長1km/平均勾配9%/最大勾配15%の急坂を駆け上がる。
初日のプロローグ覇者ヤン・トラトニク(スロベニア、バーレーン・メリダ)やミヒャエル・アルバジーニ(スイス、ミッチェルトン・スコット)、ケニー・エリッソンド(フランス、チームイネオス)というツワモノ揃いの7名逃げが形成され、イエロージャージ擁するユンボ・ヴィズマが追いかける展開。ロマンディでステージ通算7勝を飾っているアルバジーニらのリードが2分を超えることはなかった。
東周回と南周回を終え、西周回に入るとEFエデュケーションファーストが主導権を握ってメイン集団のペースアップを開始する。ヒュー・カーシー(イギリス)やタネル・カンゲルト(エストニア)、ジョセフロイド・ドンブロウスキー(アメリカ)らの集団牽引によって残り30km地点でタイム差は1分を割り込み、躊躇なく残り18kmで逃げグループを吸収した。
引き続きピンク&パープルのEFエデュケーションファーストが集団先頭でペースを上げ続け、スプリンターをふるい落とすとともにマイケル・ウッズ(カナダ)を好位置でエスコート。残り7kmで単独アタックを仕掛けたトーマス・デヘント(ベルギー、ロット・スーダル)は5分間にわたって平均出力420Wで踏み続けたが、約3kmの独走の末に吸収される。CCCチームがメイン集団の先頭に立ってハイスピードダウンヒルをこなし、チームイネオスやユンボ・ヴィズマ、グルパマFDJが集団先頭に入り乱れる形で残り1kmから始まる「ロモンの壁」に突入した。
最大勾配が15%に達するこの最後の登りで先頭に立ったのはゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)で、残り500mを切るとダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、アスタナ)が先頭へ。そのまま約20名ほどの小集団による登りスプリントに持ち込まれ、残り200mを切ってからタイミングよくルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ)が加速した。
バランスを崩したトーマスがチェーン脱落で失速する中、軽快なスプリントでコスタを追い抜いたダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ)が先頭へ。チームカラーにマッチしたイエロージャージを着るプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)の追い込みも届かず、ヤングライダー賞ジャージを着るゴデュが驚きの表情を浮かべながらフィニッシュラインを駆け抜けた。
「チームメイトの力を借りて終盤の登りを集団先頭でクリアし、脚に力強さを感じながら最後の登りに挑むことができた。最終コーナーを曲がってからフィニッシュラインまで全開でスプリント。届かないかもしれないという懐疑心もあったけど、勝利は僕に微笑んでくれた。まだまだ力を残せているので、明日以降のステージで再び活躍したい」。ゴデュはUCIワールドツアーレース初勝利を喜ぶ。
現在22歳のゴデュは2016年にツール・ド・ラヴニールで総合優勝を飾って翌年FDJ(現グルパマFDJ)でプロ入り。プロ一年目の2017年にフレーシュ・ワロンヌ9位という成績を残している。体重53kgという軽量な身体を生かした登坂力が武器で、2018年のツール・ド・フランスでヤングライダー賞4位。2019年はUAEツアーで総合3位に入り、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュで6位に入るなど、フランスの次世代オールラウンダーとして力を伸ばしている。
ボーナスタイムを獲得したゴデュがログリッチェとタイム差6秒の総合2位に浮上。翌日は標高1,140mの1級山岳にフィニッシュする難関山岳ステージが設定されており、ゴデュが総合逆転を狙って攻撃を仕掛けてくるだろう。
ツール・ド・ロマンディ2019第3ステージ結果
1位 | ダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ) | 3:50:53 |
2位 | ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ) | |
4位 | マイケル・ウッズ(カナダ、EFエデュケーションファースト) | |
5位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | |
6位 | ギヨーム・マルタン(フランス、ワンティ・グループゴベール) | 0:00:03 |
7位 | エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | |
8位 | ダヴィデ・ヴィレッラ(イタリア、アスタナ) | |
9位 | カールフレドリク・ハーゲン(ノルウェー、ロット・スーダル) | |
10位 | ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) |
個人総合成績
1位 | プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ) | 12:23:02 |
2位 | ダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ) | 0:00:06 |
3位 | ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | 0:00:08 |
4位 | フェリックス・グロスチャートナー(オーストリア、ボーラ・ハンスグローエ) | 0:00:19 |
5位 | ゲラント・トーマス(イギリス、チームイネオス) | 0:00:20 |
6位 | カルロスアルベルト・ベタンクール(コロンビア、モビスター) | 0:00:21 |
7位 | ダミアン・ホーゾン(オーストラリア、ミッチェルトン・スコット) | 0:00:25 |
8位 | ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ユンボ・ヴィズマ) | 0:00:27 |
9位 | マイケル・ウッズ(カナダ、EFエデュケーションファースト) | 0:00:28 |
10位 | エマヌエル・ブッフマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 0:00:29 |
ポイント賞
1位 | プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ) | 95pts |
2位 | シュテファン・キュング(スイス、グルパマFDJ) | 88pts |
3位 | ダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ) | 80pts |
山岳賞
1位 | シモン・ペロー(スイス、スイスサイクリングチーム) | 46pts |
2位 | ディエゴ・ローザ(イタリア、チームイネオス) | 22pts |
3位 | パトリック・シェリング(スイス、スイスサイクリングチーム) | 16pts |
ヤングライダー賞
1位 | ダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ) | 12:23:08 |
2位 | ジェームス・ノックス(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ) | 0:00:49 |
3位 | ダニエル・マルティネス(コロンビア、EFエデュケーションファースト) | 0:01:23 |
チーム総合成績
1位 | モビスター | 37:10:26 |
2位 | EFエデュケーションファースト | 0:02:00 |
3位 | アスタナ | 0:02:34 |
Amazon.co.jp
ゴディバ (GODIVA) クッキーアソート 18枚
ゴディバ (GODIVA)
ゴディバ チョコレート リキュール [ 750ml ]
キリンビール
ゴディバ (GODIVA) クッキーアソート 18枚
ゴディバ (GODIVA)