地中海に面した南スペインを舞台にしたクラシカ・アルメリアで、ドイツ王者のパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)が勝利。マルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)の追い上げを僅差で抑え今季初勝利を飾った。
スタート前に言葉を交わすマッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)とマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) (c)CorVos
序盤から逃げた7名のエスケープグループ (c)CorVos
温暖なスペイン南部を走るクラシカ・アルメリア (c)CorVos
2月18日に開催されたクラシカ・アルメリア(UCI1.HC)は、その名の通り、地中海のアルメリア湾に面する港湾都市アルメリアを発着するワンデーレース。今年で34回目を迎え、序盤から3級、4級、3級、2級と内陸部のカテゴリー山岳を進むが、後半のおよそ100kmは緩やかな下りと平坦で構成されるスプリンター向けレースだ。
6のUCIワールドチーム(ミッチェルトン、CCC、カチューシャ、モビスター、ボーラ、アスタナ)など17チームが参加し、マルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)やパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)、トマ・ブダ(フランス、ディレクトエネルジー)、ヤコブ・マレツコ(イタリア、CCCチーム)など有力スプリンターが揃ったほか、前日まで開催されていたブエルタ・ア・ムルシアで圧倒的な力を見せたルイスレオン・サンチェス(スペイン)らアスタナ勢もジョイン。115名が南スペインの太陽に照らされて走り出した。
この日逃げを打ったのはカルロス・ベローナ(スペイン、モビスター)など7名。唯一のワールドツアー選手であるベローナは山岳で強力に逃げを率いたものの、この日最後の山岳ポイントアルト・デ・トゥリアス(距離4km/平均勾配5.1%)を過ぎた緩やかな下り区間でメイン集団に飲み込まれる。この時すでに、メイン集団はミッチェルトン・スコットのペースアップによって35名程度まで絞り込まれていた。
7名を揃えたミッチェルトン・スコットが先頭集団を高速牽引する (c)CorVos
ミッチェルトン・スコットのエースを担ったルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット) (c)CorVos
先頭集団内に生き残ったマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) (c)CorVos
ミッチェルトン・スコットは山岳でマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)ら重量級スプリンターを振り切ろうとしたものの、「サイモン・スピラックとマルコ・ハラーがいてくれたお陰で助かった」と言うキッテルや、パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)は辛くも食い下がった。
スプリンターの振り落としには失敗したものの、メイン集団の人数を絞り込んだミッチェルトン・スコットは、ルカ・メズゲッツ(スロベニア)以下7名を揃えてチームタイムトライアル状態で海岸線の平坦路を飛ばしに飛ばす。2級山岳のダウンヒルからフィニッシュまでのおよそ100km弱、先頭グループの平均スピードは53km/h以上に達した。
ハンドルを投げ込むパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)とマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) (c)CorVos
今期初勝利を挙げたパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) (c)CorVos
後続グループを2分半以上引き離した先頭グループは、地中海に面したリゾート地ロケタス・デ・マル市街地に到達。迎えたスプリント勝負では欧州王者マッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)のリードアウトからメズゲッツが発進したが伸びず、反対側からまずはアッカーマンが、そしてキッテルが加速して一騎打ちに持ち込む。キッテルの追い上げを僅か数センチ差で抑えたアッカーマンが勝利した。
「200kmの長丁場で、しかも高速レースだったのでハードだった。序盤から山岳、そして最後のリードアウトまでパーフェクトな働きをしてくれたチームメイトに感謝したい」と、新旧のジャーマンスプリンター勝負を制したアッカーマンは語る。アッカーマンのSTRAVAログによれば、スプリント時の最大パワーは1621ワット。スプリント開始からフィニッシュまでの約10秒間、平均パワーは1200ワットにも及んだ。
クラシカ・アルメリア2019表彰台 (c)CorVos



2月18日に開催されたクラシカ・アルメリア(UCI1.HC)は、その名の通り、地中海のアルメリア湾に面する港湾都市アルメリアを発着するワンデーレース。今年で34回目を迎え、序盤から3級、4級、3級、2級と内陸部のカテゴリー山岳を進むが、後半のおよそ100kmは緩やかな下りと平坦で構成されるスプリンター向けレースだ。
6のUCIワールドチーム(ミッチェルトン、CCC、カチューシャ、モビスター、ボーラ、アスタナ)など17チームが参加し、マルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)やパスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)、トマ・ブダ(フランス、ディレクトエネルジー)、ヤコブ・マレツコ(イタリア、CCCチーム)など有力スプリンターが揃ったほか、前日まで開催されていたブエルタ・ア・ムルシアで圧倒的な力を見せたルイスレオン・サンチェス(スペイン)らアスタナ勢もジョイン。115名が南スペインの太陽に照らされて走り出した。
この日逃げを打ったのはカルロス・ベローナ(スペイン、モビスター)など7名。唯一のワールドツアー選手であるベローナは山岳で強力に逃げを率いたものの、この日最後の山岳ポイントアルト・デ・トゥリアス(距離4km/平均勾配5.1%)を過ぎた緩やかな下り区間でメイン集団に飲み込まれる。この時すでに、メイン集団はミッチェルトン・スコットのペースアップによって35名程度まで絞り込まれていた。



ミッチェルトン・スコットは山岳でマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)ら重量級スプリンターを振り切ろうとしたものの、「サイモン・スピラックとマルコ・ハラーがいてくれたお陰で助かった」と言うキッテルや、パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ)は辛くも食い下がった。
スプリンターの振り落としには失敗したものの、メイン集団の人数を絞り込んだミッチェルトン・スコットは、ルカ・メズゲッツ(スロベニア)以下7名を揃えてチームタイムトライアル状態で海岸線の平坦路を飛ばしに飛ばす。2級山岳のダウンヒルからフィニッシュまでのおよそ100km弱、先頭グループの平均スピードは53km/h以上に達した。


後続グループを2分半以上引き離した先頭グループは、地中海に面したリゾート地ロケタス・デ・マル市街地に到達。迎えたスプリント勝負では欧州王者マッテオ・トレンティン(イタリア、ミッチェルトン・スコット)のリードアウトからメズゲッツが発進したが伸びず、反対側からまずはアッカーマンが、そしてキッテルが加速して一騎打ちに持ち込む。キッテルの追い上げを僅か数センチ差で抑えたアッカーマンが勝利した。
「200kmの長丁場で、しかも高速レースだったのでハードだった。序盤から山岳、そして最後のリードアウトまでパーフェクトな働きをしてくれたチームメイトに感謝したい」と、新旧のジャーマンスプリンター勝負を制したアッカーマンは語る。アッカーマンのSTRAVAログによれば、スプリント時の最大パワーは1621ワット。スプリント開始からフィニッシュまでの約10秒間、平均パワーは1200ワットにも及んだ。

クラシカ・アルメリア2019結果
1位 | パスカル・アッカーマン(ドイツ、ボーラ・ハンスグローエ) | 4h27'58" |
2位 | マルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン) | |
3位 | ルカ・メズゲッツ(スロベニア、ミッチェルトン・スコット) | |
4位 | カルロス・バルベロ(スペイン、モビスター) | |
5位 | ホセ・ロハス(スペイン、モビスター) | |
6位 | トマ・ブダ(フランス、ディレクトエネルジー) | |
7位 | エドワード・プランカールト(ベルギー、スポートフラーンデレン・バロワーズ) | |
8位 | ラルス・ボーム(オランダ、ルームポット・シャルル) | |
9位 | シュールト・ファンヒネケン(オランダ、ルームポット・シャルル) | |
10位 | ピーター・ファンスペイブルック(ベルギー、ワンティ・グループゴベール) |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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