2019/01/25(金) - 16:28
マヴィックのシューズラインアップに新規追加されたエントリーモデル「COSMIC」をテスト。3本ベルクロタイプでフィッティングがしやすく、足も入れやすい構造とすることで履きやすく快適性の高いシューズに仕上がる。
ハイパフォーマンスなホイールやシューズに定評のあるフレンチブランド、マヴィック。昨年フルモデルチェンジを果たしたトップモデルのCOSMIC ULTIMATE SLシューズに続き、2019年モデルでロードレーシングラインのエントリーグレードとして新たに登場したのが「COSMIC」シューズである。
フィッティングシステムは至ってシンプルな3本ベルクロタイプ。年齢性別問わず誰もが使いやすい機構で、素早い着脱や容易なフィッティング調整が可能だ。加えてタン部分が大きく開く構造とすることで足入れもしやすく、脱ぎ履きのストレスも少ない使用感を実現している。
爪先部分がややワイドな形状を採用し、締めつけ感の少ない快適な履き心地を追求。しなやかなマイクロファイバー製のアッパーは足当たりの良さに貢献する。高い透湿性を持つこともマイクロファイバーの美点であるが、随所にレーザーカットホールを配置することで更に通気性を向上させている。また踵の内側部分にはスエード素材を用い、柔らかな感触とともに滑り止めの効果も持たせることでホールド感を高めてくれる。
ナイロンとグラスファイバーを混紡した「エナジーコンプ」アウトソールは、適度な剛性感を持たせパワー伝達と快適性を両立する。マヴィックが定めるパワー伝達インデックスはやや低めの”50”に設定され、足への反発も少なくロングライドにも最適なソール剛性に調整されている。
ダイヤルクロージャーなどの重量物がないことで、エントリーモデルながら重量は246g(27cm、編集部実測)と軽量な仕上がりに。優れたクッション性と通気性を持つオーソライトインソールを装備する。カラーはホワイト、ブラック、サルファーの3色展開で、価格は13,000円(税抜)だ。
また現在、全国50以上のショップでこのCOSMICシューズを試せる「MAVIC TRY FIT SHOP」を展開中。各サイズサンプルが用意されており実際に履いてフィッティングを行うことが可能だ。マヴィックシューズのサイズ感が気になる人は、ぜひお近くの店舗で試し履きしてみてほしい。
― 編集部インプレッション
エントリーモデルにありがちな野暮ったさがなく、スタイリッシュなデザインが好印象。サイドにMAVICの文字が入るデザインも上位モデルを彷彿とさせるもので、1万円台前半の価格を感じさせない上質なルックスに仕上がっている。かといってレーシーすぎないデザインで、エントリーユーザーでも抵抗なく選んでもらえるのではなかろうか。
普段マヴィックシューズは26.5cm(42サイズ)で履く筆者だが、今回は27cmのサイズを試着。エントリーモデルと言うとゆったりした履き心地のものが多い中、このCOSMICはレーシング用途も意識してかフィット感高めに作られているようで、個人的にはサイズアップしたにも関わらずジャストフィット。公式製品ページの注意書きにもあるが、普段のシューズからハーフサイズ上を選ぶと良さそうだ。サイズ感はぜひ全国のMAVIC TRY FIT SHOPで試してもらいところ。
3本ベルクロのフィッティングは、ワイヤー式クロージャ―のようにアッパーが線状に締め込まれるような感覚とは異なる柔らかで包み込むようなフィット感。ストレスのないホールド力で、かつ上下に渡って緩いような箇所もなくバランスの良い履き心地だ。ワイヤー式クロージャーのようにギチギチに締め込むことはできないが、痛みもなく長時間に渡って履きやすいため、初めてのビンディングシューズとしても長く付き合える1足となるだろう。
アウトソールは硬さを抑えてあり、大トルクをかけるとややしなる印象で足当たりの良さがあった。エントリーモデルらしくサイクリングやロングライドに使いやすい踏み心地に調整されている。体重が軽くパワーもそこまで高くない筆者からするとソール剛性に不満はなく、レース用途でも十分なパフォーマンスを発揮してくれる仕上がりだと感じた。(CW編集部:村田悠人)
マヴィック COSMIC
ソール:エナジーコンプ(パワー伝達インデックス50)
サイズ:24~29cm(0.5cm刻み)
実測重量:246g(27cm、片側)
カラー:ホワイト、ブラック、サルファー
価 格:13,000円(税抜)
ハイパフォーマンスなホイールやシューズに定評のあるフレンチブランド、マヴィック。昨年フルモデルチェンジを果たしたトップモデルのCOSMIC ULTIMATE SLシューズに続き、2019年モデルでロードレーシングラインのエントリーグレードとして新たに登場したのが「COSMIC」シューズである。
フィッティングシステムは至ってシンプルな3本ベルクロタイプ。年齢性別問わず誰もが使いやすい機構で、素早い着脱や容易なフィッティング調整が可能だ。加えてタン部分が大きく開く構造とすることで足入れもしやすく、脱ぎ履きのストレスも少ない使用感を実現している。
爪先部分がややワイドな形状を採用し、締めつけ感の少ない快適な履き心地を追求。しなやかなマイクロファイバー製のアッパーは足当たりの良さに貢献する。高い透湿性を持つこともマイクロファイバーの美点であるが、随所にレーザーカットホールを配置することで更に通気性を向上させている。また踵の内側部分にはスエード素材を用い、柔らかな感触とともに滑り止めの効果も持たせることでホールド感を高めてくれる。
ナイロンとグラスファイバーを混紡した「エナジーコンプ」アウトソールは、適度な剛性感を持たせパワー伝達と快適性を両立する。マヴィックが定めるパワー伝達インデックスはやや低めの”50”に設定され、足への反発も少なくロングライドにも最適なソール剛性に調整されている。
ダイヤルクロージャーなどの重量物がないことで、エントリーモデルながら重量は246g(27cm、編集部実測)と軽量な仕上がりに。優れたクッション性と通気性を持つオーソライトインソールを装備する。カラーはホワイト、ブラック、サルファーの3色展開で、価格は13,000円(税抜)だ。
また現在、全国50以上のショップでこのCOSMICシューズを試せる「MAVIC TRY FIT SHOP」を展開中。各サイズサンプルが用意されており実際に履いてフィッティングを行うことが可能だ。マヴィックシューズのサイズ感が気になる人は、ぜひお近くの店舗で試し履きしてみてほしい。
― 編集部インプレッション
エントリーモデルにありがちな野暮ったさがなく、スタイリッシュなデザインが好印象。サイドにMAVICの文字が入るデザインも上位モデルを彷彿とさせるもので、1万円台前半の価格を感じさせない上質なルックスに仕上がっている。かといってレーシーすぎないデザインで、エントリーユーザーでも抵抗なく選んでもらえるのではなかろうか。
普段マヴィックシューズは26.5cm(42サイズ)で履く筆者だが、今回は27cmのサイズを試着。エントリーモデルと言うとゆったりした履き心地のものが多い中、このCOSMICはレーシング用途も意識してかフィット感高めに作られているようで、個人的にはサイズアップしたにも関わらずジャストフィット。公式製品ページの注意書きにもあるが、普段のシューズからハーフサイズ上を選ぶと良さそうだ。サイズ感はぜひ全国のMAVIC TRY FIT SHOPで試してもらいところ。
3本ベルクロのフィッティングは、ワイヤー式クロージャ―のようにアッパーが線状に締め込まれるような感覚とは異なる柔らかで包み込むようなフィット感。ストレスのないホールド力で、かつ上下に渡って緩いような箇所もなくバランスの良い履き心地だ。ワイヤー式クロージャーのようにギチギチに締め込むことはできないが、痛みもなく長時間に渡って履きやすいため、初めてのビンディングシューズとしても長く付き合える1足となるだろう。
アウトソールは硬さを抑えてあり、大トルクをかけるとややしなる印象で足当たりの良さがあった。エントリーモデルらしくサイクリングやロングライドに使いやすい踏み心地に調整されている。体重が軽くパワーもそこまで高くない筆者からするとソール剛性に不満はなく、レース用途でも十分なパフォーマンスを発揮してくれる仕上がりだと感じた。(CW編集部:村田悠人)
マヴィック COSMIC
ソール:エナジーコンプ(パワー伝達インデックス50)
サイズ:24~29cm(0.5cm刻み)
実測重量:246g(27cm、片側)
カラー:ホワイト、ブラック、サルファー
価 格:13,000円(税抜)
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