2018/12/08(土) - 14:36
モーターサイクルの世界でも高いシェアを誇るヘルメットブランド、HJC。上位モデルであるIbexのテクノロジーを受け継いだミドルグレードモデル「Valeco」と、ロット・スーダルがTTレースで使用する「Adwatt」が新たに登場した。
HJC Valeco:上位モデルのテクノロジーを踏襲したミドルグレードヘルメット
2018年シーズンよりサイクルスポーツ業界に新規参入し、1年目からUCIワールドチームのロット・スーダルをサポートするなど、躍進を見せるヘルメットブランド、HJC。そんな新進気鋭のブランドよりミドルグレードモデル「Valeco」が新たに登場した。上位モデルのテクノロジーを踏襲しながら、コストパフォーマンスを高めたレーシングヘルメットに仕上がる。
HJCが展開する2つのハイエンドモデルの中でも、優れた通気性を持つオールラウンドモデル「Ibex」を参考に開発が進められたValeco。そのためベンチレーションホールの配置や、全体のシルエットもIbexに似通ったセミエアロデザインを採用している。
ベンチレーションホールは全部で12個。特にフロントには大きなエアホールを配することで、効率良く空気を取り込んでいく。またシェルを設計する上でベンチュリー効果という流体力学の理論が応用されており、ヘルメット前面から流れ込む空気が効率良く後頭部から排気されるよう、ベンチレーションホールの配置や形状を工夫している。
オールラウンドモデルながら、優れたエアロダイナミクス性能を持つのもValecoの特徴である。HJCはもともとオートバイのヘルメットを製造するブランド。300km/hにも及ぶオートバイレースではエアロダイナミクスの追求は必要不可欠であり、それらのあらゆる経験と知見が蓄積されてるのだ。このValecoも度重なる風洞実験を経て開発されており、ミドルグレードといえども優れたエアロダイナミクス性能を誇る。
安全性に関するヘルメット構造はシェル内部に補強骨格を入れたインモールド構造を採用。ポリカーボネート製のアウターシェルにEPSフォームを使用したインナーシェルを組み合わせる。EPSフォーム内部には衝撃が加わった際にヘルメットの破断を防ぐ補強骨格を入れることで、頭部を確実に守る構造となっているのだ。
またValecoにはアジアンフィットを採用した点にも注目。今までのHJCヘルメットはヨーロッパフィットとアジアンフィットの中間といったフィット感であったが、今作はより日本人にフィットするよう作り込まれている。
カラーはMatt Black、Silver White、Matt Glossy Red Black、Matt Hivis Yellow Black、Matt Glossy Navy Blackという5種類をラインアップ。サイズは54-56cmのXS/S、57-59cmのM/L、60-63cmのXL/XXLの3サイズ展開となっている。価格は17,300円(税抜)だ。
HJC Valeco
サイズ:XS/S(54-56cm)、M/L(57-59cm)、XL/XXL(60-63cm)
重 量:220g(±10g)
カラー:Matt Black、Silver White、Matt Glossy Red Black、Matt Hivis Yellow Black、Matt Glossy Navy Black
価 格:17,300円(税抜)
HJC Adwatt:オートバイヘルメットで培ったテクノロジーを投入したTTヘルメット
Adwattはロット・スーダルの選手が実際にレースで使用するタイムトライアルヘルメット。オートバイヘルメットの開発で培ったエアロダイナミクステクノロジーを投入することで、選手のパフォーマンスを最大限アシストすることを目的としたリアルレーシングモデルである。
帽体はHJCが自社で持つ最先端の風洞実験施設でのテストを元に設計。流線型のショートテール形状に加え、後頭部にはオートバイヘルメットなどにも採用されるエアロフィンなどと同様の整流効果を発揮するリブを配置することで、高速域でも優れたエアロダイナミクス効果を生み出すという。
またベンチレーションホールは後方に2つのみ配置。こちらも流体力学の基本理論の一つであるベンチュリー効果を応用し、最小のホールで最大のベンチレーション効果を出す事が出来るよう計算された結果である。
シールドはオートバイレースでも使用されているという曇りや視界の歪みを抑えたものを採用。日本の愛知県にある光学メーカーの製品を採用しているとのことで、ジャパンクオリティの高品質が売りだという。
サイズは54-56cmのXS/S、57-59cmのM/L、60-63cmのXL/XXLの3サイズを用意。カラーはWhiteとMatt Blackの2色をラインアップ。どちらのカラーも2本線のラインが中央部に入るレーシーなデザインとなっている。価格は未定だという。取り扱いはジェイピースポーツグループだ。
HJC Adwatt
サイズ:XS/S(54-56cm)、M/L(57-59cm)、XL/XXL(60-63cm)
重 量:280g(±10g)ヘルメットのみ
カラー:White、Matt Black
価 格:未定
HJCヘルメットを普段から使用するbicycle store RIDEWORKS店長、生駒元保さんのオススメコメント
今回、HJC取り扱い店である兵庫県芦屋市のプロショップ「bicycle store RIDEWORKS」の生駒店長にHJCヘルメットの良さを伺った。生駒店長はハイエンドモデルのIbexとFurionを普段から使用しているHJCユーザーだ。
「HJCのヘルメットはコストパフォーマンスが高く、しっかりと作り込まれている印象を受けます。普段はIbexを使用することが多いのですが、私の比較的小さめな頭でも、キノコ頭になりにくいスタイリッシュなデザインで気に入っています。アジャスターが下に伸び、そこからフィットさせてくるので、ヘルメットを頭に載せているという感覚ではなく、しっかりと被っているという印象を受けます。
まだまだサイクルヘルメットブランドとしては歴史の浅い企業ですが、オートバイレースのヘルメットを開発するなどブランドのバックボーンがしっかりとしているため信頼出来るのもいいですね。」
bicycle store RIDEWORKS公式ホームページ
CWレコメンドショップページ
HJC Valeco:上位モデルのテクノロジーを踏襲したミドルグレードヘルメット
2018年シーズンよりサイクルスポーツ業界に新規参入し、1年目からUCIワールドチームのロット・スーダルをサポートするなど、躍進を見せるヘルメットブランド、HJC。そんな新進気鋭のブランドよりミドルグレードモデル「Valeco」が新たに登場した。上位モデルのテクノロジーを踏襲しながら、コストパフォーマンスを高めたレーシングヘルメットに仕上がる。
HJCが展開する2つのハイエンドモデルの中でも、優れた通気性を持つオールラウンドモデル「Ibex」を参考に開発が進められたValeco。そのためベンチレーションホールの配置や、全体のシルエットもIbexに似通ったセミエアロデザインを採用している。
ベンチレーションホールは全部で12個。特にフロントには大きなエアホールを配することで、効率良く空気を取り込んでいく。またシェルを設計する上でベンチュリー効果という流体力学の理論が応用されており、ヘルメット前面から流れ込む空気が効率良く後頭部から排気されるよう、ベンチレーションホールの配置や形状を工夫している。
オールラウンドモデルながら、優れたエアロダイナミクス性能を持つのもValecoの特徴である。HJCはもともとオートバイのヘルメットを製造するブランド。300km/hにも及ぶオートバイレースではエアロダイナミクスの追求は必要不可欠であり、それらのあらゆる経験と知見が蓄積されてるのだ。このValecoも度重なる風洞実験を経て開発されており、ミドルグレードといえども優れたエアロダイナミクス性能を誇る。
安全性に関するヘルメット構造はシェル内部に補強骨格を入れたインモールド構造を採用。ポリカーボネート製のアウターシェルにEPSフォームを使用したインナーシェルを組み合わせる。EPSフォーム内部には衝撃が加わった際にヘルメットの破断を防ぐ補強骨格を入れることで、頭部を確実に守る構造となっているのだ。
またValecoにはアジアンフィットを採用した点にも注目。今までのHJCヘルメットはヨーロッパフィットとアジアンフィットの中間といったフィット感であったが、今作はより日本人にフィットするよう作り込まれている。
カラーはMatt Black、Silver White、Matt Glossy Red Black、Matt Hivis Yellow Black、Matt Glossy Navy Blackという5種類をラインアップ。サイズは54-56cmのXS/S、57-59cmのM/L、60-63cmのXL/XXLの3サイズ展開となっている。価格は17,300円(税抜)だ。
HJC Valeco
サイズ:XS/S(54-56cm)、M/L(57-59cm)、XL/XXL(60-63cm)
重 量:220g(±10g)
カラー:Matt Black、Silver White、Matt Glossy Red Black、Matt Hivis Yellow Black、Matt Glossy Navy Black
価 格:17,300円(税抜)
HJC Adwatt:オートバイヘルメットで培ったテクノロジーを投入したTTヘルメット
Adwattはロット・スーダルの選手が実際にレースで使用するタイムトライアルヘルメット。オートバイヘルメットの開発で培ったエアロダイナミクステクノロジーを投入することで、選手のパフォーマンスを最大限アシストすることを目的としたリアルレーシングモデルである。
帽体はHJCが自社で持つ最先端の風洞実験施設でのテストを元に設計。流線型のショートテール形状に加え、後頭部にはオートバイヘルメットなどにも採用されるエアロフィンなどと同様の整流効果を発揮するリブを配置することで、高速域でも優れたエアロダイナミクス効果を生み出すという。
またベンチレーションホールは後方に2つのみ配置。こちらも流体力学の基本理論の一つであるベンチュリー効果を応用し、最小のホールで最大のベンチレーション効果を出す事が出来るよう計算された結果である。
シールドはオートバイレースでも使用されているという曇りや視界の歪みを抑えたものを採用。日本の愛知県にある光学メーカーの製品を採用しているとのことで、ジャパンクオリティの高品質が売りだという。
サイズは54-56cmのXS/S、57-59cmのM/L、60-63cmのXL/XXLの3サイズを用意。カラーはWhiteとMatt Blackの2色をラインアップ。どちらのカラーも2本線のラインが中央部に入るレーシーなデザインとなっている。価格は未定だという。取り扱いはジェイピースポーツグループだ。
HJC Adwatt
サイズ:XS/S(54-56cm)、M/L(57-59cm)、XL/XXL(60-63cm)
重 量:280g(±10g)ヘルメットのみ
カラー:White、Matt Black
価 格:未定
HJCヘルメットを普段から使用するbicycle store RIDEWORKS店長、生駒元保さんのオススメコメント
今回、HJC取り扱い店である兵庫県芦屋市のプロショップ「bicycle store RIDEWORKS」の生駒店長にHJCヘルメットの良さを伺った。生駒店長はハイエンドモデルのIbexとFurionを普段から使用しているHJCユーザーだ。
「HJCのヘルメットはコストパフォーマンスが高く、しっかりと作り込まれている印象を受けます。普段はIbexを使用することが多いのですが、私の比較的小さめな頭でも、キノコ頭になりにくいスタイリッシュなデザインで気に入っています。アジャスターが下に伸び、そこからフィットさせてくるので、ヘルメットを頭に載せているという感覚ではなく、しっかりと被っているという印象を受けます。
まだまだサイクルヘルメットブランドとしては歴史の浅い企業ですが、オートバイレースのヘルメットを開発するなどブランドのバックボーンがしっかりとしているため信頼出来るのもいいですね。」
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