2018/09/07(金) - 17:20
MTB世界選手権2日目に開催されたクロスカントリー男女ジュニアで、スイスとオーストリアがそれぞれ優勝。小林あか里(松本蟻ケ崎高等学校/MTBクラブ安曇野)は徐々に順位を上げる走りで17位でフィニッシュしている。
スイス、レンツァーハイデで開催中のMTB世界選手権。2日目には男女ジュニアのクロスカントリーレースが行われ、日本からは村上功太郎(松山工業高等学校)、神永真一(都島工業高等学校)、藤木雄大(白馬高等学校)、小林あか里(松本蟻ケ崎高等学校/MTBクラブ安曇野)、川口うらら(龍野高等学校/Sonic-Racing/SRAM)、松本璃奈(長野県茅野高等学校/TEAM SCOTT)という男女3名ずつがスタートラインに並んだ。
午前中の時点でコースはドライ。日本代表チームの鈴木雷太監督は「素晴らしく走りやすい状況でしたが、それに伴い速度も上がりラインも変わる場所もあり、公式トレーニング時間が少ない中でどれだけ色々なラインを攻略できているかもポイントに。またヨーロッパレースでの開催で男子は110名、女子54名とエントリーが多い中、スタート直後からコースはとても狭くスタート位置が最も重要となるレース。昨年から続けてきたナショナルチームでの海外遠征で得たポイントで、男子村上功太郎が10番手2列目スタート、川口うららが6番手1列目スタートと、絶好のポジションからスタートとなった」とJCFのレポートの中で振り返っている。
女子はラウラ・スティッガー(オーストリア)が圧倒的な走りで1周目から独走に持ち込んで優勝し、男子では3名が先頭グループを形成して最終周回へ。レインハルド・カイザー(ドイツ)を振り切ったアレクサンドル・バルマー(スイス)が2秒差でアルカンシエルを獲得し、スイスに前日チームリレーに続く2枚目のアルカンシエルをもたらしている。女子ジュニア日本王者の小林あか里は後方から順位を上げ17位と健闘した。
以下は鈴木監督による日本代表選手のレポート(JCFより)。
「女子ジュニアは14時からショートコース1周+本コース4周の20.6kmで行われた。日本チームは川口うらら、小林あか里、松本璃奈の3名がエントリー。フロントロー最右端からスタートした川口だったが最初の登りでハイペースのスピードに対応できずに後退してしまい集団に飲み込まれた形でシングルトラックに入り集団中盤に埋もれてしまった。その後はペースを上げられないまま35位に終わった。
初参加となる小林はスタートからいい滑り出しを見せ、集団内で着実に前の選手を抜いていき徐々に順位を上げ17位でゴール。松本は難しいセクションに不安もあったがスタートが後方だったことと、集団では難易度の高いAラインをあきらめ試走時からBラインを選択することでスムーズに走る事が出来て38位でゴールした。
男子ジュニアは16時30分からショートコース1周+本コース5周の24.8kmで行われた。スタート30分前ほどから大粒の雨が降り出し、森の中はドライだが、木の切れ間や牧草地は滑りやすい状況となった。日本チームは村上功太郎、神永真一、藤木雄大がエントリー。
2列目スタートの村上のダッシュに期待がかかったが最初のポジション争いで若干遅れて前半の森の中は混雑してバイクに乗れないセクションもありリズムを崩していた。レース中播で前輪をパンクしてしまい、ピットまでランで走るなどで順位を一気に落としてしまい-3周の98位。神永は得意のバランス感覚を生かし木の根セクションも淡々とこなしていたが、中盤で集団がばらけだしたときに単独走になってしまいペースを上げられずに-1周の59位。初出場の藤木はほぼ最後尾からのスタートだったが集団後方に食らいつく形でレースを進めた。しかしフィードゾーンで他国の選手と接触してしまい激しく落車。またその影響でバイクも壊してしまいピットで修復。もう一度走り出したが落車とピットでの停止時間が長く-3周95位でレースを終えた。
この大会に向けて春先より遠征を続けて経験を積んできたが、難しいコースや位置取りの難しさや層の厚いヨーロッパでの経験不足がもろに出る結果となった。
今日のレースが今後のレースにつながるように、しっかりと課題をもってこれから日々の鍛錬に生かしていきたいと思います。明日(今日)はXCO男子U23に平林安里、北林力、小林勇輝の3名、DHI男子ジュニア予選に山田淳一、男子エリートに清水一輝、九島勇気が出場します」。
スイス、レンツァーハイデで開催中のMTB世界選手権。2日目には男女ジュニアのクロスカントリーレースが行われ、日本からは村上功太郎(松山工業高等学校)、神永真一(都島工業高等学校)、藤木雄大(白馬高等学校)、小林あか里(松本蟻ケ崎高等学校/MTBクラブ安曇野)、川口うらら(龍野高等学校/Sonic-Racing/SRAM)、松本璃奈(長野県茅野高等学校/TEAM SCOTT)という男女3名ずつがスタートラインに並んだ。
午前中の時点でコースはドライ。日本代表チームの鈴木雷太監督は「素晴らしく走りやすい状況でしたが、それに伴い速度も上がりラインも変わる場所もあり、公式トレーニング時間が少ない中でどれだけ色々なラインを攻略できているかもポイントに。またヨーロッパレースでの開催で男子は110名、女子54名とエントリーが多い中、スタート直後からコースはとても狭くスタート位置が最も重要となるレース。昨年から続けてきたナショナルチームでの海外遠征で得たポイントで、男子村上功太郎が10番手2列目スタート、川口うららが6番手1列目スタートと、絶好のポジションからスタートとなった」とJCFのレポートの中で振り返っている。
女子はラウラ・スティッガー(オーストリア)が圧倒的な走りで1周目から独走に持ち込んで優勝し、男子では3名が先頭グループを形成して最終周回へ。レインハルド・カイザー(ドイツ)を振り切ったアレクサンドル・バルマー(スイス)が2秒差でアルカンシエルを獲得し、スイスに前日チームリレーに続く2枚目のアルカンシエルをもたらしている。女子ジュニア日本王者の小林あか里は後方から順位を上げ17位と健闘した。
以下は鈴木監督による日本代表選手のレポート(JCFより)。
「女子ジュニアは14時からショートコース1周+本コース4周の20.6kmで行われた。日本チームは川口うらら、小林あか里、松本璃奈の3名がエントリー。フロントロー最右端からスタートした川口だったが最初の登りでハイペースのスピードに対応できずに後退してしまい集団に飲み込まれた形でシングルトラックに入り集団中盤に埋もれてしまった。その後はペースを上げられないまま35位に終わった。
初参加となる小林はスタートからいい滑り出しを見せ、集団内で着実に前の選手を抜いていき徐々に順位を上げ17位でゴール。松本は難しいセクションに不安もあったがスタートが後方だったことと、集団では難易度の高いAラインをあきらめ試走時からBラインを選択することでスムーズに走る事が出来て38位でゴールした。
男子ジュニアは16時30分からショートコース1周+本コース5周の24.8kmで行われた。スタート30分前ほどから大粒の雨が降り出し、森の中はドライだが、木の切れ間や牧草地は滑りやすい状況となった。日本チームは村上功太郎、神永真一、藤木雄大がエントリー。
2列目スタートの村上のダッシュに期待がかかったが最初のポジション争いで若干遅れて前半の森の中は混雑してバイクに乗れないセクションもありリズムを崩していた。レース中播で前輪をパンクしてしまい、ピットまでランで走るなどで順位を一気に落としてしまい-3周の98位。神永は得意のバランス感覚を生かし木の根セクションも淡々とこなしていたが、中盤で集団がばらけだしたときに単独走になってしまいペースを上げられずに-1周の59位。初出場の藤木はほぼ最後尾からのスタートだったが集団後方に食らいつく形でレースを進めた。しかしフィードゾーンで他国の選手と接触してしまい激しく落車。またその影響でバイクも壊してしまいピットで修復。もう一度走り出したが落車とピットでの停止時間が長く-3周95位でレースを終えた。
この大会に向けて春先より遠征を続けて経験を積んできたが、難しいコースや位置取りの難しさや層の厚いヨーロッパでの経験不足がもろに出る結果となった。
今日のレースが今後のレースにつながるように、しっかりと課題をもってこれから日々の鍛錬に生かしていきたいと思います。明日(今日)はXCO男子U23に平林安里、北林力、小林勇輝の3名、DHI男子ジュニア予選に山田淳一、男子エリートに清水一輝、九島勇気が出場します」。
男子ジュニア結果(24.8km)
1位 | ラウラ・スティッガー(オーストリア) | 1h09'46" |
2位 | テレサ・サスコヴァ(チェコ) | +3'03" |
3位 | ハリエット・ハーンデン(イギリス) | +3'37" |
17位 | 小林あか里(松本蟻ケ崎高等学校/MTBクラブ安曇野) | +9'11" |
35位 | 川口うらら(龍野高等学校/Sonic-Racing/SRAM) | +12'48" |
38位 | 松本璃奈(長野県茅野高等学校/TEAM SCOTT) | +13'38" |
女子ジュニア結果(20.6km)
1位 | アレクサンドル・バルマー(スイス) | 1h13'45" |
2位 | レインハルド・カイザー(ドイツ) | +02" |
3位 | マティス・アッザロ(フランス) | +1'13" |
59位 | 神永真一(都島工業高等学校) | -1LAP |
95位 | 藤木雄大(白馬高等学校) | -3LAP |
98位 | 村上功太郎(松山工業高等学校) | -3LAP |
text:JCF
photo:UCI
photo:UCI
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