2018/08/19(日) - 22:58
伊豆ベロドロームで開催されているインカレのトラック競技。最終日となる3日目は、女子オムニアム、スプリント、1kmタイムトライアル、4kmチームパーシュートの決勝が行われた。女子オムニアムでは鹿屋体育大学の中井彩子が優勝。4kmチームパーシュートは日本大学が優勝し、トラック競技総合で首位。女子は日本体育大学が総合首位に立った。
女子オムニアム 中井彩子が優勝
男子同様に今年からインカレ種目となった女子オムニアム。1種目目のスクラッチは、この種目の全日本チャンピオンでもある中村愛花(日本体育大学)が1位。2種目目のテンポレースでは、レース中盤にかけて中井彩子(鹿屋体育大学)が1人逃げしてポイントを稼ぎ1位となり、総合首位に。
3種目目のエリミネイションでは、総合2位の中村が早々に除外される一方、中井が残り4人になったところでアタックして1位。中井118点、中村104点、伊藤真生(日本体育大学)100点で最後のポイントレースへ。
80周20kmのポイントレースは、レース中盤に中井、中村、伊藤の総合上位3人が逃げ、集団を周回遅れにしてラップポイント20点を獲得する。さらにレース後半に再び中井と伊藤を含む3人が逃げ、2回目のラップポイントを獲得。2回目の逃げに乗れなかった中村はポイントを十分に獲得できず総合3位に後退。代わって伊藤が2位に浮上したものの10点以上の差を詰められず、中井がオムニアム優勝を決めた。
「最後のインカレなので思い切り行こうと思っていました。日本体育大学の2人が点差が近くて強いので難しいレースでしたが、相方(西森彩良々)と一緒に相手を休ませないようにしていきました。2週間後のロードレースも走るので、しっかり調整していきます」と、中井はコメントした。
女子オムニアム 中井彩子が優勝
男子同様に今年からインカレ種目となった女子オムニアム。1種目目のスクラッチは、この種目の全日本チャンピオンでもある中村愛花(日本体育大学)が1位。2種目目のテンポレースでは、レース中盤にかけて中井彩子(鹿屋体育大学)が1人逃げしてポイントを稼ぎ1位となり、総合首位に。
3種目目のエリミネイションでは、総合2位の中村が早々に除外される一方、中井が残り4人になったところでアタックして1位。中井118点、中村104点、伊藤真生(日本体育大学)100点で最後のポイントレースへ。
80周20kmのポイントレースは、レース中盤に中井、中村、伊藤の総合上位3人が逃げ、集団を周回遅れにしてラップポイント20点を獲得する。さらにレース後半に再び中井と伊藤を含む3人が逃げ、2回目のラップポイントを獲得。2回目の逃げに乗れなかった中村はポイントを十分に獲得できず総合3位に後退。代わって伊藤が2位に浮上したものの10点以上の差を詰められず、中井がオムニアム優勝を決めた。
「最後のインカレなので思い切り行こうと思っていました。日本体育大学の2人が点差が近くて強いので難しいレースでしたが、相方(西森彩良々)と一緒に相手を休ませないようにしていきました。2週間後のロードレースも走るので、しっかり調整していきます」と、中井はコメントした。
女子オムニアム 結果
R1 | R2 | R3 | R4 | 計 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 中井彩子(鹿屋体育大学) | 38p | 40p | 40p | 62p | 180p |
2位 | 伊藤真生(日本体育大学) | 30p | 38p | 32p | 64p | 164p |
3位 | 中村愛花(日本体育大学) | 40p | 34p | 30p | 10p | 134p |
4位 | 五味田奈穂(順天堂大学) | 24p | 24p | 38p | 27p | 113p |
5位 | 野寺 楓(順天堂大学) | 32p | 28p | 36p | 8p | 104p |
6位 | 鈴木保乃華(法政大学) | 34p | 32p | 38p | 5p | 99p |
※R1=スクラッチ、R2=テンポレース、R3=エリミネイション、R4=ポイントレース
男女共に3回戦までもつれたスプリント決勝
1対1で勝負して2回勝った方が優勝となるスプリント決勝。
男子の決勝は中野慎詞(早稲田大学)と坂本絋規(日本大学)が対戦。1回戦を中野、2回戦を坂本が勝って迎えた3回戦は、僅差の勝負を中野が制して優勝した。
女子の決勝は西島叶子(鹿屋体育大学)と小泉夢菜(早稲田大学)の対戦。1回戦は小泉が勝ったものの、続く2回戦、3回戦は先行勝負に出た西島が僅差で小泉を押さえて逆転優勝を決めた。
女子優勝の西島は「1回目は負けたけれど、タイミングさえ間違わなければ勝てるという自信がありました。小泉選手は後半に強いとわかっていたので、先行しつつも後半で張り合えるように足を残すようにしていきました。次の目標は全日本選手権で表彰台に立つことです」とコメントした。
男女共に3回戦までもつれたスプリント決勝
1対1で勝負して2回勝った方が優勝となるスプリント決勝。
男子の決勝は中野慎詞(早稲田大学)と坂本絋規(日本大学)が対戦。1回戦を中野、2回戦を坂本が勝って迎えた3回戦は、僅差の勝負を中野が制して優勝した。
女子の決勝は西島叶子(鹿屋体育大学)と小泉夢菜(早稲田大学)の対戦。1回戦は小泉が勝ったものの、続く2回戦、3回戦は先行勝負に出た西島が僅差で小泉を押さえて逆転優勝を決めた。
女子優勝の西島は「1回目は負けたけれど、タイミングさえ間違わなければ勝てるという自信がありました。小泉選手は後半に強いとわかっていたので、先行しつつも後半で張り合えるように足を残すようにしていきました。次の目標は全日本選手権で表彰台に立つことです」とコメントした。
スプリント 結果
タンデムスプリント決勝 結果
1位 | 早稲田大学(安倍、川副) |
2位 | 法政大学(鈴木、高橋) |
3位 | 明治大学(田川、甲斐) |
4位 | 日本体育大学(桑名、荒川) |
男子1kmタイムトライアル決勝 結果
1位 | 鈴木陸来(法政大学) | 1分3秒413 |
2位 | 治田知也(日本大学) | 1分3秒512 |
3位 | 阿部将大(鹿屋体育大学) | 1分3秒543 |
4位 | 山根将太(中央大学) | 1分3秒549 |
5位 | 坂本絋規(日本大学) | 1分3秒745 |
6位 | 荒川 仁(明治大学) | 1分3秒798 |
7位 | 隈園郷史(明治大学) | 1分3秒928 |
8位 | 志田龍星(朝日大学) | 1分4秒627 |
4kmチームパーシュート 日本大学が昨年の雪辱を晴らす優勝
インカレ・トラック競技の最終種目は4kmチームパーシュート。初日に行われた予選を経て、日本大学と京都産業大学が決勝で対戦した。
序盤から日本大学がわずかにリードするも、京都産業大学との差は1秒未満。両校ほぼ同じペースで周回を重ねていくが、終盤に京都産業大学が3人になると一気にペースダウン。対して日本大学は4人のまま最後まで走りきり、予選を上回る4分11秒561でフィニッシュし、優勝を決めた。
日本大学のチームパーシュートメンバーの草場啓吾は「インターハイ以来の団抜き(チームパーシュート)優勝です」と喜ぶ。
「実は大学のテストなどで予定が合わなくて練習できず、このメンバーで走ったのは一昨日の予選が初めてでした。4人中2人がインカレを走るのが初めてというメンバーで、どのくらいのタイムが出せるのかわからない状態でしたが、予選で4分12秒台を出せたのは驚きでした。実力に見合ったイーブンペースで走れたので、昨年のような空中分解もなく、結果に結びついたと思います」と振り返る。そして、「ロードレースは自分と武山晃輔のダブルエースで上位を占め、総合連覇を決めたい」と、2週間後のロードレースに向けての目標を語った。
インカレ・トラック競技の最終種目は4kmチームパーシュート。初日に行われた予選を経て、日本大学と京都産業大学が決勝で対戦した。
序盤から日本大学がわずかにリードするも、京都産業大学との差は1秒未満。両校ほぼ同じペースで周回を重ねていくが、終盤に京都産業大学が3人になると一気にペースダウン。対して日本大学は4人のまま最後まで走りきり、予選を上回る4分11秒561でフィニッシュし、優勝を決めた。
日本大学のチームパーシュートメンバーの草場啓吾は「インターハイ以来の団抜き(チームパーシュート)優勝です」と喜ぶ。
「実は大学のテストなどで予定が合わなくて練習できず、このメンバーで走ったのは一昨日の予選が初めてでした。4人中2人がインカレを走るのが初めてというメンバーで、どのくらいのタイムが出せるのかわからない状態でしたが、予選で4分12秒台を出せたのは驚きでした。実力に見合ったイーブンペースで走れたので、昨年のような空中分解もなく、結果に結びついたと思います」と振り返る。そして、「ロードレースは自分と武山晃輔のダブルエースで上位を占め、総合連覇を決めたい」と、2週間後のロードレースに向けての目標を語った。
男子4kmチームパーシュート決勝 結果
トラック総合首位は日本大学 女子は日本体育大学
トラック総合は、男子は日本大学が75点として首位。2位明治大学に19点差をつけ、総合2連覇に向けて大きく前進した。一方、女子は日本体育大学44点で首位となったが、2位鹿屋体育大学とは5点差。ロードレースで逆転の可能性を残している。
ロードレースは2週間後の9月2日に、長野県の大町市で開催される。
トラック総合成績
男子 | 女子 | |
---|---|---|
1位 | 日本大学 75p | 日本体育大学 44p |
2位 | 明治大学 56 p | 鹿屋体育大学 39p |
3位 | 早稲田大学 53p | 早稲田大学 20p |
4位 | 法政大学 45p | 順天堂大学 20p |
5位 | 鹿屋体育大学 40p | 八戸学院大学 14p |
6位 | 日本体育大学 37p | 新潟大学 2p |
7位 | 中央大学 33p | 法政大学 1p |
8位 | 京都産業大学 26p |
text&photo:Satoru Kato
フォトギャラリー
Amazon.co.jp