クムサン・ジンセン・アジアの五十嵐丈士選手のブログによると、タイで合宿中の同チームキャプテン、福島晋一が落車に巻き込まれ、鎖骨を骨折した。

クムサン・ジンセン・アジアのキャプテンを務める福島晋一クムサン・ジンセン・アジアのキャプテンを務める福島晋一 photo:Hitoshi OMAE福島とともに落車した強力なヒルクライマーのバス選手(プチョン・サイ・ウドムシン)もケガを負っている。クムサン・ジンセン・アジアの初戦ツール・ド・ランカウイまであと1週間、このトラブルはチームにとって大きな痛手だ。

以下、五十嵐丈士選手のブログより抜粋。

昨日の練習中に落車がありました。なんでもない下りの左コーナーで先頭のバスが前輪を滑らせ転倒。番手にいた晋一さん、和也がそれを避けようとして対向のガードレールに突っ込みました。バスは擦過傷、晋一さんは鎖骨を折りました(和也は軽傷ながらも、指を切って縫いました)。

ランカウイまで後一週間という時にこの事故はいろんな意味で痛手です。不注意とか油断とかいった類の原因ではなく、単にアンラッキーだったがために起こった事故だけに、誰も責めることはできません。

強力なクライマーが走れなくなってしまったという戦力的な部分だけでなく、シーズン開幕に向けてチーム体制を整えようと必死に駆けずりまわっていたチームの司令塔である晋一さんが不在であることは、一年目のチームにとって試されるところだと思います。

text&photo:Hitoshi Omae

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