2018/06/25(月) - 09:08
フルクラムのRACING ZEROとカンパニョーロのSHAMAL ULTRA C17にディスクブレーキモデルが登場。アルミスポークによるアグレッシブな剛性感はそのままに、リム、スポークパターン、ハブをディスクブレーキに最適化したレーシングホイールだ。
フルクラム RACING ZERO DB
イタリアを代表するホイールブランド、フルクラム。エントリーモデルからハイエンドモデルまで、アルミからカーボンまでをフルラインアップする総合ホイールブランドである。近年では日本の新城幸也も所属するUCIワールドチーム、バーレーン・メリダに機材供給を行うなど、プロレースでも存在感を高めている。そんなフルクラムを代表するプロダクトがアルミホイールのフラッグシップRACING ZEROであり、今回はそのディスクブレーキモデル「RACING ZERO DB」が登場している。
カーボンホイールがレースの現場はもとより、一般ユーザーにとっても普遍的な機材となりつつある昨今。そんな中でもRACING ZEROは、アルミホイールの最高峰としてリムやハブのみならず、スポークまでアルミとすることで、高い剛性と軽量性、耐久性を実現していることで知られるハイエンドホイールだ。その基本スペックはディスクブレーキモデルでも継承されている。
リムは軽量かつ高剛性な6082-T6アルミニウムを素材に使用。トリプル切削加工と呼ばれる処理を施すことで、全体の剛性を保持しながら軽量化を図っている。リム外幅は23.8mm、内幅は19Cといわゆるワイドリムとなっており、28mmから50mmまでのワイドタイヤに対応する。タイヤタイプはクリンチャーに加え、チューブレスも使用可能となっており、タイヤの選択肢も広がるだろう。
RACING ZEROの大きな特徴であるエアロストレートプルのアルミスポークは引き続き採用。大きく扁平した形状により、空気を切り裂きながら、アルミならではの高剛性でロスのないパワー伝達と高い反応性を可能としている。なおディスクブレーキ化にあたって、リアのみならずフロントも2対1のTwo-to-Oneスポークパターンを採用し、ディスクブレーキのストッピングパワーに対応する剛性を確保している。
ハブはローターを固定するため、ディスクブレーキ用に新設計。フロントはボディをカーボンとし、フランジはアルミ製のオーバーサイズとしている。リアはアルミボディに同じくアルミ製のオーバーサイズフランジを採用することで剛性を高めている。ベアリングは滑らかな回転に定評のあるUSBセラミックだ。
もちろんスルーアクスルに対応しており、前後セットの重量は1,590g。なおローター固定方式には6ボルトとセンターロックの2モデルが用意されている。価格は6ボルトモデルが160,000円(税抜)、センターロックモデルが162,000円(税抜)。
フルクラム RACING ZERO DB
タイヤタイプ:2Way-Fit (クリンチャー+チューブレス)
リムマテリアル:6082-T6アルミニウム、トリプル切削加工
リムプロファイル:ハイト30mm、外幅23.8mm、内幅19C
推奨タイヤ幅:28~50mm
ブレーキ規格:6ボルトまたはAFS(センターロック)
スポーク:アルミ・ストレートプル F/21 R/21
フロントハブ:カーボン製、アルミオーバーサイズ・フランジ
リアハブ:アルミ製、アルミオーバーサイズ・フランジ
ベアリング:USBセラミック
その他:プラズマ HG-FWボディー、アルミ製アクスル
重量制限(ライダー) :109Kg
重量:1,590g
価格:160,000円(税抜、6ボルトモデル)
162,000円(税抜、センターロックモデル)
カンパニョーロ SHAMAL ULTRA C17 DB 2WAY-fit
3大コンポーネントメーカーの一つ、カンパニョーロからもSHAMAL ULTRAがディスクブレーキ化を果たし「SHAMAL ULTRA C17 DB 2WAY-fit」となりデビュー。アルミスポークの機敏な運動性能はそのままに、リムブレーキモデルと同様の性能を持たせるべく設計されたハイエンドアルミホイールである。
リムは外幅が22mm、内幅は17Cというサイズで25mmから50mmまでのワイドタイヤに対応。チューブレスとクリンチャーの両方に対応している2WAY-fitモデルとなっており、グリップ力は高く、転がり抵抗が低いチューブレスタイヤの恩恵を享受することも可能だ。
スポークはアルミ製、エアロ形状のストレートプルスポーク。これをフロント/リア共に21本使用したG3パターンで組み上げられる。なおフロントホイールはブレーキローター側は14本、ドライブ側が7本だが、リアホイールはブレーキローター側が7本、ドライブ側が14本と前後で左右のスポークパターンが異なる。これによりホイールの左右剛性によるパワー伝達性と制動力への対応を最適化しているという。
フロントハブはカーボンボディ、リアハブはアルミボディを採用。そして前後共にフランジはアルミ製かつオーバーサイズ化されており、剛性の強化が図られている部分である。ベアリングは滑らかな回転を実現するセラミックUSBを使用している。
ブレーキローターの固定方式はセンターロックのみ。前後セットでの重量は1,557gだ。価格はカンパニョーロボディが174,000円(税抜)、シマノ/スラムに対応したHGボディが175,000円(税抜)だ。取り扱いはカワシマサイクルサプライ。
カンパニョーロ SHAMAL ULTRA C17 DB 2WAY-fit
リムタイプ:17C 2Way Fit 22.2mm
スポーク:アルミ、ストレートプル、21本-G3パターン、アルミニップル
ハブ:カーボンボディ(F)、アルミボディ(R)、アルミオーバーサイズフランジ、USBベアリング
指定タイヤ幅:25~50mm
重量:1,557g(ペア)
対応ローター:ASF(センターロック)
エンド方式:HH12 100mm/HH12 142mm
価格:174,000円(税抜、カンパニョーロボディ)
175,000円(税抜、HGボディ)
フルクラム RACING ZERO DB
イタリアを代表するホイールブランド、フルクラム。エントリーモデルからハイエンドモデルまで、アルミからカーボンまでをフルラインアップする総合ホイールブランドである。近年では日本の新城幸也も所属するUCIワールドチーム、バーレーン・メリダに機材供給を行うなど、プロレースでも存在感を高めている。そんなフルクラムを代表するプロダクトがアルミホイールのフラッグシップRACING ZEROであり、今回はそのディスクブレーキモデル「RACING ZERO DB」が登場している。
カーボンホイールがレースの現場はもとより、一般ユーザーにとっても普遍的な機材となりつつある昨今。そんな中でもRACING ZEROは、アルミホイールの最高峰としてリムやハブのみならず、スポークまでアルミとすることで、高い剛性と軽量性、耐久性を実現していることで知られるハイエンドホイールだ。その基本スペックはディスクブレーキモデルでも継承されている。
リムは軽量かつ高剛性な6082-T6アルミニウムを素材に使用。トリプル切削加工と呼ばれる処理を施すことで、全体の剛性を保持しながら軽量化を図っている。リム外幅は23.8mm、内幅は19Cといわゆるワイドリムとなっており、28mmから50mmまでのワイドタイヤに対応する。タイヤタイプはクリンチャーに加え、チューブレスも使用可能となっており、タイヤの選択肢も広がるだろう。
RACING ZEROの大きな特徴であるエアロストレートプルのアルミスポークは引き続き採用。大きく扁平した形状により、空気を切り裂きながら、アルミならではの高剛性でロスのないパワー伝達と高い反応性を可能としている。なおディスクブレーキ化にあたって、リアのみならずフロントも2対1のTwo-to-Oneスポークパターンを採用し、ディスクブレーキのストッピングパワーに対応する剛性を確保している。
ハブはローターを固定するため、ディスクブレーキ用に新設計。フロントはボディをカーボンとし、フランジはアルミ製のオーバーサイズとしている。リアはアルミボディに同じくアルミ製のオーバーサイズフランジを採用することで剛性を高めている。ベアリングは滑らかな回転に定評のあるUSBセラミックだ。
もちろんスルーアクスルに対応しており、前後セットの重量は1,590g。なおローター固定方式には6ボルトとセンターロックの2モデルが用意されている。価格は6ボルトモデルが160,000円(税抜)、センターロックモデルが162,000円(税抜)。
フルクラム RACING ZERO DB
タイヤタイプ:2Way-Fit (クリンチャー+チューブレス)
リムマテリアル:6082-T6アルミニウム、トリプル切削加工
リムプロファイル:ハイト30mm、外幅23.8mm、内幅19C
推奨タイヤ幅:28~50mm
ブレーキ規格:6ボルトまたはAFS(センターロック)
スポーク:アルミ・ストレートプル F/21 R/21
フロントハブ:カーボン製、アルミオーバーサイズ・フランジ
リアハブ:アルミ製、アルミオーバーサイズ・フランジ
ベアリング:USBセラミック
その他:プラズマ HG-FWボディー、アルミ製アクスル
重量制限(ライダー) :109Kg
重量:1,590g
価格:160,000円(税抜、6ボルトモデル)
162,000円(税抜、センターロックモデル)
カンパニョーロ SHAMAL ULTRA C17 DB 2WAY-fit
3大コンポーネントメーカーの一つ、カンパニョーロからもSHAMAL ULTRAがディスクブレーキ化を果たし「SHAMAL ULTRA C17 DB 2WAY-fit」となりデビュー。アルミスポークの機敏な運動性能はそのままに、リムブレーキモデルと同様の性能を持たせるべく設計されたハイエンドアルミホイールである。
リムは外幅が22mm、内幅は17Cというサイズで25mmから50mmまでのワイドタイヤに対応。チューブレスとクリンチャーの両方に対応している2WAY-fitモデルとなっており、グリップ力は高く、転がり抵抗が低いチューブレスタイヤの恩恵を享受することも可能だ。
スポークはアルミ製、エアロ形状のストレートプルスポーク。これをフロント/リア共に21本使用したG3パターンで組み上げられる。なおフロントホイールはブレーキローター側は14本、ドライブ側が7本だが、リアホイールはブレーキローター側が7本、ドライブ側が14本と前後で左右のスポークパターンが異なる。これによりホイールの左右剛性によるパワー伝達性と制動力への対応を最適化しているという。
フロントハブはカーボンボディ、リアハブはアルミボディを採用。そして前後共にフランジはアルミ製かつオーバーサイズ化されており、剛性の強化が図られている部分である。ベアリングは滑らかな回転を実現するセラミックUSBを使用している。
ブレーキローターの固定方式はセンターロックのみ。前後セットでの重量は1,557gだ。価格はカンパニョーロボディが174,000円(税抜)、シマノ/スラムに対応したHGボディが175,000円(税抜)だ。取り扱いはカワシマサイクルサプライ。
カンパニョーロ SHAMAL ULTRA C17 DB 2WAY-fit
リムタイプ:17C 2Way Fit 22.2mm
スポーク:アルミ、ストレートプル、21本-G3パターン、アルミニップル
ハブ:カーボンボディ(F)、アルミボディ(R)、アルミオーバーサイズフランジ、USBベアリング
指定タイヤ幅:25~50mm
重量:1,557g(ペア)
対応ローター:ASF(センターロック)
エンド方式:HH12 100mm/HH12 142mm
価格:174,000円(税抜、カンパニョーロボディ)
175,000円(税抜、HGボディ)