2018/05/12(土) - 10:57
サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)のグランツール初優勝に終わったジロ第7ステージの選手コメント。マリアローザ初日を終えたサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)や、長距離移動を皮肉るFDJ監督の言葉を紹介。
ステージ優勝を挙げたサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
ようやく勝てた!これまでジロは惜しいところで勝利を逃してきたけれど、今日はタイミングが良かったよ。ヴィヴィアーニを追い抜くのは簡単じゃなかったけれど、タイミングが来ると信じてた。僕には勝機がないと思っていた人もいるだろうけれど。第1ステージでヴィヴィアーニをリードアウトしてしまった反省を踏まえて、今日は彼の番手につけることにした。飛び出したい気持ちを抑えに抑えた末に勝機が見えたんだ。今日はライバルたちに僕本来のスピードを見せつけることができたね。
1987年のステファン・ロッシュ以来となるアイルランド人の勝者になるなんて本当に嬉しい。イスラエルでの2ステージでの調子は良かったし、自分には勝てる力があると信じ続け、忍耐強く待ち続けた成果がようやく出た。この勝利でチームは自信を得るとともに、プロトンの中でリスペクトを得ることができるよ。
2位のエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
残り5kmでポジションを下げてしまい、そこから前に上がるためにチームは力を使ってしまった。自分の後ろには常にベネットがいた。彼は戦略的にスプリントに持ち込んだと思う。残り50mで追い抜いていった彼を捉えることはできなかった。昨日までの厳しい3ステージの影響もあり、今日は自分よりも速いスプリンターに負けてしまった。でも中間スプリントでポイントを加算できたのは良かった。
3位に入ったニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ)
残り15kmで他選手と接触して前輪を壊してしまった。そこから集団に復帰するのは簡単ではなかったよ。最終盤に好位置まで引き上げてくれたチームメイトに感謝したい。スプリントではタイミングを待ちすぎて埋もれてしまった。
マリアローザのサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
キャリアの中でも最大級の出来事だったので、マリアローザを着用して走ることに少し緊張したよ。でも最終的には楽しく走れたので良かった。良い経験になったよ。グランツールの総合リーダーになるのは初めてだったけれど、逃げも少なくコースもフラットだったので全てコントロールできていた。
明日と明後日はどんな筋書きになるのか分からないけど、チームの監督陣や数人の選手は登りをよく知っているので助けになるよ。マークを受けるマリアローザを着てアタックするのは難しいけれど、TTで自分よりも強い選手からもっと大きなタイムを奪う必要があるので、調子次第で攻撃したい。
シチリアからの長距離移動について語るセバスティアン・ジョウリー監督(グルパマFDJ)
我々の移動はスムーズで、一番早くホテルに到着した組だった。(ティボー)ピノは21時15分には食事を摂れたし、フェリーで移動中のバスの中でマッサージを受けさせたので睡眠時間も問題ない。船の故障で1時間ほど遅れてしまったが結果的には問題なかったよ。チームスカイやUAEはヘリコプターで選手を移動させたけど、そんな手があったかと学んだよ。やれやれ、ここではASOのような全員を平等に扱うことなんて考えてないんだ。
text:So.Isobe
ステージ優勝を挙げたサム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
ようやく勝てた!これまでジロは惜しいところで勝利を逃してきたけれど、今日はタイミングが良かったよ。ヴィヴィアーニを追い抜くのは簡単じゃなかったけれど、タイミングが来ると信じてた。僕には勝機がないと思っていた人もいるだろうけれど。第1ステージでヴィヴィアーニをリードアウトしてしまった反省を踏まえて、今日は彼の番手につけることにした。飛び出したい気持ちを抑えに抑えた末に勝機が見えたんだ。今日はライバルたちに僕本来のスピードを見せつけることができたね。
1987年のステファン・ロッシュ以来となるアイルランド人の勝者になるなんて本当に嬉しい。イスラエルでの2ステージでの調子は良かったし、自分には勝てる力があると信じ続け、忍耐強く待ち続けた成果がようやく出た。この勝利でチームは自信を得るとともに、プロトンの中でリスペクトを得ることができるよ。
2位のエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
残り5kmでポジションを下げてしまい、そこから前に上がるためにチームは力を使ってしまった。自分の後ろには常にベネットがいた。彼は戦略的にスプリントに持ち込んだと思う。残り50mで追い抜いていった彼を捉えることはできなかった。昨日までの厳しい3ステージの影響もあり、今日は自分よりも速いスプリンターに負けてしまった。でも中間スプリントでポイントを加算できたのは良かった。
3位に入ったニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ)
残り15kmで他選手と接触して前輪を壊してしまった。そこから集団に復帰するのは簡単ではなかったよ。最終盤に好位置まで引き上げてくれたチームメイトに感謝したい。スプリントではタイミングを待ちすぎて埋もれてしまった。
マリアローザのサイモン・イェーツ(イギリス、ミッチェルトン・スコット)
キャリアの中でも最大級の出来事だったので、マリアローザを着用して走ることに少し緊張したよ。でも最終的には楽しく走れたので良かった。良い経験になったよ。グランツールの総合リーダーになるのは初めてだったけれど、逃げも少なくコースもフラットだったので全てコントロールできていた。
明日と明後日はどんな筋書きになるのか分からないけど、チームの監督陣や数人の選手は登りをよく知っているので助けになるよ。マークを受けるマリアローザを着てアタックするのは難しいけれど、TTで自分よりも強い選手からもっと大きなタイムを奪う必要があるので、調子次第で攻撃したい。
シチリアからの長距離移動について語るセバスティアン・ジョウリー監督(グルパマFDJ)
我々の移動はスムーズで、一番早くホテルに到着した組だった。(ティボー)ピノは21時15分には食事を摂れたし、フェリーで移動中のバスの中でマッサージを受けさせたので睡眠時間も問題ない。船の故障で1時間ほど遅れてしまったが結果的には問題なかったよ。チームスカイやUAEはヘリコプターで選手を移動させたけど、そんな手があったかと学んだよ。やれやれ、ここではASOのような全員を平等に扱うことなんて考えてないんだ。
text:So.Isobe
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