2018/01/23(火) - 09:07
フジの軽量クライミングバイク、SLシリーズがラインアップを刷新し2018年モデルをリリース。昨年まで展開されていたSL2.5に代わり、カーボングレードを変更した「SL3.1」がラインアップに追加。フラッグシップの「SL1.1」は2018モデルのニューカラーにて販売される。
フジ SL3.1(完成車) (c)アキボウ
日本にルーツを持ちながらもアメリカのバイクブランドとして成長を遂げたフジ。近年では継続的にトップチームへの機材供給を行い、過去にはブエルタ・ア・エスパーニャでの総合優勝なども経験してきたレーシングブランドである。2018シーズンからは国内トップチームの1つであるチームUKYOをサポートし、SLとTRANSONICの2モデルがアジアやヨーロッパのレースを駆けることとなる。
そんなフジの軽量クライミングモデル「SL」シリーズが2018ラインアップに刷新。昨年までセカンドモデルとして展開されていたSL2.5に代わりSL3.1がラインアップに追加されるとともに、トップモデルのSL1.1はカラー変更が加わる。
フォークはC10カーボンを使用したFC-440
SLシリーズはフレームグレードごとに1、2、3のモデル名が付けられており、その中でも「SL3.1」はミドルグレードに当たるモデルだ。トップモデルのSL1.1と同一のスタイルを受け継ぎながらも、カーボングレードを落とすことで乗り心地を向上させ、ジオメトリーも前傾を抑えたストレスの少ない設計が採用されている。エントリーライダーでも扱いやすい性能が特徴のバイクだ。
フレームに使用される素材はC5ハイモジュラスカーボン。トップグレードのC15カーボンを使用するSL1.1と比較すると重量は重くはなってしまうものの、チェーンステーからBB、ダウンチューブに至るパワーゾーンは上位機種に匹敵する剛性を持たせており、トップモデル譲りの優れた加速性能を発揮する。その上「High Compaction Molding(HC製法)」というチューブの内壁を滑らかに仕上げるフジ独自のカーボン成型技術を使用することで、重量の増加を抑える工夫も施されている。
シマノULTEGRAをメインコンポーネントに、オーバルコンセプトのクランクを合わせる
モデル名とブランドロゴが入るトップチューブ上部
またカーボングレードを下げたことで硬さが抑えられ、振動吸収性がアップしているのもSL3.1の特長。ミドルグレードらしく、エンデュランスライドやロングライドといったシーンにも使いやすいバイクに仕上がっている。またジオメトリーもヘッドチューブがやや長めに設計されているため、上体を少し起こしたフォームが取りやすくなっているのもポイントだ。
フロントフォークはC10カーボンで成形されるFC-440モノコックフォークを合わせる。ブレード内部に強化リブが設けられる「RIBテクノロジー」を搭載し、ブレーキング、コーナリング時の剛性を高めることで安定したハンドリングを実現している。
フジ SL1.1(完成車イメージ) (c)アキボウ
搭載されるコンポーネントはシマノULTEGRAをメインとしているが、BB規格がPF30となるためクランクのみオーバルコンセプトのクランクアームとプラクシスワークスのチェーンリングを装備。PF30の軽量性、剛性向上のメリットを受けられるパーツアセンブルだ。グレーカラーの1色展開で、サイズは46、49、52、54、56cmの5種類。価格は270,000円(税抜)となっている。
オールブラックに幾何学模様を差し込んだカラーが特徴的であったトップモデルのSL ELITEは、モデル名とカラーを変更し「SL1.1」として継続ラインアップとなる。ブラックベースに赤いロゴマークが入ったデザインとされ、シンプルながらレーシーなスタイルを獲得している。フレームスペック自体は昨年から変更はない(バイクインプレ記事はこちら)。販売はフレームセットのみで行われ、46、49、52、54、56cmの5サイズが揃う。価格は250,000円(税抜)となっており、取り扱いはアキボウだ。
カハルーラル・セグロスRGAが長年使用し山岳ステージで抜群の性能を見せてきたSLシリーズ (c)Fuji Bikes
フジ SL3.1(完成車)
メインフレーム:C5 high-modulus carbon,PF30
リア三角:C5 high-modulus carbon oversized chainstays, carbon dropout w/ replaceable hanger
フォーク:FC-440 carbon w/ tapered carbon steerer & carbon dropout
メインコンポーネント:シマノULTEGRA
クランク:オーバルコンセプト 500, forged 6066 arms, M30 spindle, forged Praxis 52/36T rings
チェーン:KMC X11, 11-speed
ホイール:オーバルコンセプト 327,20/24H
タイヤ:ヴィットリア Zaffiro700×25
ハンドル、ステム、シートポスト、サドル:オーバルコンセプト
サイズ:46cm、49cm、52cm、54cm、56cm
完成車重量:8.3kg
カラー:Pewter
価 格:270,000円(税別)
フジ SL1.1
メインフレーム:C15 ultra high-modulus carbon w/ High Compaction molding,PF30 BB
リア三角:C15 ultra high-modulus carbon oversized chainstays,carbon dropout
フォーク:FC-330 carbon monocoque w/ tapered carbon steerer & carbon dropout
カラー:Matte Carbon/Red
サイズ:46cm、49cm、52cm、54cm、56cm
価 格:250,000円(税抜、フレームセット)
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日本にルーツを持ちながらもアメリカのバイクブランドとして成長を遂げたフジ。近年では継続的にトップチームへの機材供給を行い、過去にはブエルタ・ア・エスパーニャでの総合優勝なども経験してきたレーシングブランドである。2018シーズンからは国内トップチームの1つであるチームUKYOをサポートし、SLとTRANSONICの2モデルがアジアやヨーロッパのレースを駆けることとなる。
そんなフジの軽量クライミングモデル「SL」シリーズが2018ラインアップに刷新。昨年までセカンドモデルとして展開されていたSL2.5に代わりSL3.1がラインアップに追加されるとともに、トップモデルのSL1.1はカラー変更が加わる。
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SLシリーズはフレームグレードごとに1、2、3のモデル名が付けられており、その中でも「SL3.1」はミドルグレードに当たるモデルだ。トップモデルのSL1.1と同一のスタイルを受け継ぎながらも、カーボングレードを落とすことで乗り心地を向上させ、ジオメトリーも前傾を抑えたストレスの少ない設計が採用されている。エントリーライダーでも扱いやすい性能が特徴のバイクだ。
フレームに使用される素材はC5ハイモジュラスカーボン。トップグレードのC15カーボンを使用するSL1.1と比較すると重量は重くはなってしまうものの、チェーンステーからBB、ダウンチューブに至るパワーゾーンは上位機種に匹敵する剛性を持たせており、トップモデル譲りの優れた加速性能を発揮する。その上「High Compaction Molding(HC製法)」というチューブの内壁を滑らかに仕上げるフジ独自のカーボン成型技術を使用することで、重量の増加を抑える工夫も施されている。
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またカーボングレードを下げたことで硬さが抑えられ、振動吸収性がアップしているのもSL3.1の特長。ミドルグレードらしく、エンデュランスライドやロングライドといったシーンにも使いやすいバイクに仕上がっている。またジオメトリーもヘッドチューブがやや長めに設計されているため、上体を少し起こしたフォームが取りやすくなっているのもポイントだ。
フロントフォークはC10カーボンで成形されるFC-440モノコックフォークを合わせる。ブレード内部に強化リブが設けられる「RIBテクノロジー」を搭載し、ブレーキング、コーナリング時の剛性を高めることで安定したハンドリングを実現している。
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搭載されるコンポーネントはシマノULTEGRAをメインとしているが、BB規格がPF30となるためクランクのみオーバルコンセプトのクランクアームとプラクシスワークスのチェーンリングを装備。PF30の軽量性、剛性向上のメリットを受けられるパーツアセンブルだ。グレーカラーの1色展開で、サイズは46、49、52、54、56cmの5種類。価格は270,000円(税抜)となっている。
オールブラックに幾何学模様を差し込んだカラーが特徴的であったトップモデルのSL ELITEは、モデル名とカラーを変更し「SL1.1」として継続ラインアップとなる。ブラックベースに赤いロゴマークが入ったデザインとされ、シンプルながらレーシーなスタイルを獲得している。フレームスペック自体は昨年から変更はない(バイクインプレ記事はこちら)。販売はフレームセットのみで行われ、46、49、52、54、56cmの5サイズが揃う。価格は250,000円(税抜)となっており、取り扱いはアキボウだ。
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フジ SL3.1(完成車)
メインフレーム:C5 high-modulus carbon,PF30
リア三角:C5 high-modulus carbon oversized chainstays, carbon dropout w/ replaceable hanger
フォーク:FC-440 carbon w/ tapered carbon steerer & carbon dropout
メインコンポーネント:シマノULTEGRA
クランク:オーバルコンセプト 500, forged 6066 arms, M30 spindle, forged Praxis 52/36T rings
チェーン:KMC X11, 11-speed
ホイール:オーバルコンセプト 327,20/24H
タイヤ:ヴィットリア Zaffiro700×25
ハンドル、ステム、シートポスト、サドル:オーバルコンセプト
サイズ:46cm、49cm、52cm、54cm、56cm
完成車重量:8.3kg
カラー:Pewter
価 格:270,000円(税別)
フジ SL1.1
メインフレーム:C15 ultra high-modulus carbon w/ High Compaction molding,PF30 BB
リア三角:C15 ultra high-modulus carbon oversized chainstays,carbon dropout
フォーク:FC-330 carbon monocoque w/ tapered carbon steerer & carbon dropout
カラー:Matte Carbon/Red
サイズ:46cm、49cm、52cm、54cm、56cm
価 格:250,000円(税抜、フレームセット)
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