2010/01/25(月) - 16:20
かつて存在した数多のドメステックブランドも、その多くが海外ブランドに押されて衰退した。しかし近年は商品力の強いブランドが再び現れている。新興ブランドのエヴァディオは、まさしくその筆頭だ。
エヴァディオの登場はカーボン時代ならではと言えるだろう。エヴァディオは現在のロードバイク界を席巻しているコンフォートロードではなく、硬派なピュアレーサーでその存在感を問うてきた。
処女作のフルカーボンバイク『ヴィーナス』は、重量からは想像できないほどの剛性を実現し、ロードバイカー達を驚かせた。そして今回テストしたのは、エントリーグレードのアルミバイク『バッカス』である。
高剛性とレーシーな走りがアイコンとなっているエヴァディオは、このグレードでいかなる主張を届けてくれるのか。
バッカスは単純にセカンドグレードとしてコストパフォーマンスのためにアルミを採用したのではなく、積極的に走りを追求するための選択だ。シートステー、あるいはチェーンステーにカーボンを採用する『カーボンバック』が主流のこの価格帯において、バッカスがフルアルミの良さをどのようにアピールしてくるのか、興味深いところだ。
使用されるチューブは、アルミ合金のなかでも最強クラスの強度を持つ7005アルミチューブにトリプルバテッド加工を施す。レーシングフレームがカーボンの時代になっても、7000系アルミは一部のプロ選手が愛用したり、大柄の選手に対応するフレーム作りに用いられたりするなど、いまだに需要がある素材だ。重量と振動吸収性以外はカーボンに引けを取らない。
バッカスのメーンチューブは大口径化することで軽量化と高剛性を両立し、特にチェーンステーの37.1mmという外径でパワーライドに対応する。一方、シートステーは16mmにダウンサイジングすることで、長距離での快適性をねらっている。
フロントフォークはヴィーナスと共通のフルカーボン製だ。RPS(リブパワーシステム)と名付けられたチューブのセンターにリブを作り、高い剛性を実現する構造はこのバイクでも健在。D型のチューブを組み合わせて製作されており、横方向への力の逃げを防いでくれる。剛性の高いフロントフォークとアルミフレーム。そのスペックから単純に推測すれば、パワーライドをフォローするバイクとなるはずだ。
今回の車両には同社のインテグレーテッドシートクランプが搭載されている。100gほどあるが、動きやすいシートポストをしっかりと固定する役割を持つ。またフレームとシートポストが一体のように見えるのも、デザイナーが意図したところだろう。
ジオメトリーも興味深い。700Cホイールを採用したフレームでは、トップチューブが500mmを切るフレームは非常に珍しい。シートサイズ(C?T)において、499.8mm(仮想ホリゾンタル)というサイズを用意したのは、ドメステックブランドらしい配慮とセールスポイントと言えるだろう。身長150cmほどの女性や小柄なライダーにはこの上ない選択肢となるはずだ。
そして、グラフィックが豊富にしてデザイン性にあふれるのも見逃せない。ベーシックカラーの他にも、パール、ラメ、キャンディカラーなども選べる。さらに2,000色におよぶ膨大なカラーサンプルからの選択が可能だ(追加料金は仕様により異なる)。ロゴの位置も自在に設定でき、まさに自分仕様の1台を手に入れることが出来る。
走りにもグラフィックにもこだわりの見えるバッカス。テストライダー達はどのように受け止めたのだろうか?
― インプレッション
「ガンガン走る本格レース派の若者におすすめ。」 鈴木祐一(Rise Ride)
自分の中ではすごくヒットだ。アルミフレームなので、カーボンと比較しては振動吸収性での硬さはある。突き上げ、路面からのゴツゴツ感と言えばいいだろうか。
しかしそれ以上にいいなと思ったのは、踏み込めばものすごくキビキビと走るところ。それはまさにアルミの硬さがあればこそだ。付いているパーツにも左右されるが、それらを差し引いて考えたとしても良いと思う。
ハイエンドモデルのカーボンフレームと比較するのは土俵が違いすぎるが、ミディアムモデルとなら十分に戦える。むしろそれ以上の戦闘力があり、走りに伸びがある。
値段がフレームのみで12万8000円ということで、競合するバイクが多い価格帯だ。しかし販売する立場から言えば、市場のこの価格帯のバイクの大体がコンフォート系に振ったカーボン、もしくはチタン、たまにクロモリで、「若い子がレースでガンガン使えるフレーム」というのが実はあまりない。
選択肢が少なくなってしまっていて、「安く買えてレースでも使える製品」が、このクラスの価格帯からなくなってしまっている。
そういう意味では、将来ロードレーサーのプロを目指そうというような高校生や大学生とか、お金に余裕のないレース派の人にとっては、このフレームは本当に良心的だと思う。それでいながらレースで勝てる性能は持っているので、好感が持てる。
今はアルミフレームだと、イメージ的に安モノということになり、だから入門用ということになる。例えばブリヂストンのフレームであっても、アルミモデルはコンフォートに振っている。「プロと同じスピードは出せないけれど、ゆったりと走れば同じような風は感じることは出来ますよ」という感じになっていて、ユルい方向に振っている。
でも中には「いや、オレは将来プロになるんだ! 自転車でメシを食っていくんだ!」という若くて元気の良い若者もいると思うので、そんな人にはバッカスはレーシーなスケルトンで良いと思う。乗り心地優先だとか、ロングライド優先だとかではなくて、ロードバイクの本質であるレーサーとして扱える自転車なのだ。
他に特徴といえば、セットされていたインテグレーテッドシートクランプだ。ノーマルシートポストを頑強なインテグレーテッドシステムのように変身させる後付けパーツだ。シート回りの強度が上がり、ずり下がりが防げるメリットはあるが、フレーム剛性が高いので体重が軽めの人は不要かもしれない。カーボンシートピラーの振動吸収性の良さを活かすのも方法だろう。好みで着脱すれば良いと思う。
バイク全体としては、上級カーボンバイクなどと比較すれば確かに突き上げなどは存在するが、それらをねじ伏せられる元気やエネルギーでレースやトレーニングに取り組んでもらえれば、このフレームも生きてくると思う。ボロボロになるまで走り込んでほしい、そう思ったほどよく走る良い自転車だ。
この走りの良さにどの部分が影響しているのかといえば、それはスケルトンと、何より良いと思ったのはフォークの出来映えだ。芯がしっかりしている。スプリントでダッシュでもヨレず、コーナーリングでも安定している。とにかく色々な場面でフォークの優秀さを感じるのだ。
バランスの取れたフレームとフォークが相まって、突き上げは確かにあるものの、レースで勝てる性能を持っている製品に仕上がっている。戦闘的でガンガン走る姿が似合う、良いフレームだ。是非レースマン&ウーマンに乗ってもらいたい。
「加速性と反応性の素晴らしさ。アルミの良さが最大限発揮されている」 浅見和洋(なるしまフレンド)
自分はショップ店員なので、立場としてどういう人に乗ってほしいかというと……。予算にシビアな制限はあるけれど、体のパフォーマンスを最大限に発揮したい人だろうか。スパルタンなレーサーに乗ってほしい、そんなフレームだ。
その理由は、まず体のパフォーマンスを最大限発揮する上で、サイズ展開が豊富なこと。従来の6サイズから7サイズに増え、より選べるようになったので、一層自分の体に合わせることが出来る。
フレーム単体でアンダー13万円なので、シマノ・105ベースで組むと23万円くらいで仕上がる。入門用レース機材は価格の要素は外すことの出来ない問題なので、バッカスは非常に優秀と言うことが出来る。
運動性能に対しては、剛性が非常に高い。これはアルミフレームの良い性質が最大限発揮されていると思う。他にもアルミの良いところ、加速性の良さ、反応性の良さ、キビキビとした部分が良くでていると思う。
振動吸収性で考えると、フルアルミフレームという物は荒々しくて、とげのある乗り心地を想像するが、このバッカスに関しては、フルアルミにしては絶妙なバランスで吸収すると思う。背伸びして中途半端なカーボンフレームを購入するよりは、高い運動性能をもつバッカスのほうが、ユーザーに対して走る喜びを与えてくれるのではないかと思う。
レースに使うに際して一言アドバイスをするとすれば、加速性が必要とされるクリテリウムがいいのではないか。
かつ個性的な一台が作れるところにも注目してほしい。カラーオーダーが出来ることによって自分だけのバイクが作れる。これはバイクを組む上で重要な魅力だ。今回の試乗車はカンパニョーロ・アテナで組まれた限定車だったのだが、国産メーカーでは非常に珍しいと思う。走る楽しさだけでなく、見た目も重視するエヴァディオであればこそ、うまく調和していると思った。
エヴァディオ バッカス
フレーム素材:7005アルミトリプルバテッド
フォーク:エヴァディオ・フォークRPS(オフセット:45mm 重量:327g(コラム長300mm))
フレームサイズ(C-T、mm)/重量:400/1230g、440/1250g、480/1290g、520/1370g、540/1390g
カラー:カルマブラック、パールホワイト(アップチャージでオーダー可能)
希望小売価格 :12万8000円(税別・フレームセット)
カンパニョーロ・アテナ+フルクラムレーシング7限定完成車(写真)
フレームセット付属品:(シートピラー、カーボトップキャップ(ステンレスボルト付、カーボンヘッドコラム用アンカーナット、ヘッドセット、カーボンスぺーサー、シートクランプ 34.9φ用CNC製/カーボンフレーム用)
価格:税込 260,400円(税抜 248,000円)
限定70台
鈴木祐一(Rise Ride)
サイクルショップ・ライズライド代表。バイシクルトライアル、シクロクロス、MTB-XCの3つで世界選手権日本代表となった経歴を持つ。元ブリヂストンMTBクロスカントリーチーム選手としても活躍した。2007年春、神奈川県橋本市にショップをオープン。クラブ員ともにバイクライドを楽しみながらショップを経営中。各種レースにも参戦中。セルフディスカバリー王滝100Km覇者。
サイクルショップ・ライズライド
浅見和洋(なるしまフレンド)
プロショップ「なるしまフレンド原宿店」スタッフ。身長175cm、体重65kg。かつては実業団トップカテゴリーで走った経歴をもつ。脚質は厳しい上りがあるコースでの活躍が目立つクライマータイプだ。ダンシングでパワフルに走るのが得意。最近の嗜好は日帰りロングランにあり、例えば東京から伊豆といった、距離にして300kmオーバーをクラブ員らと楽しんでいる。
text:吉本 司
photo&edit:綾野 真
エヴァディオの登場はカーボン時代ならではと言えるだろう。エヴァディオは現在のロードバイク界を席巻しているコンフォートロードではなく、硬派なピュアレーサーでその存在感を問うてきた。
処女作のフルカーボンバイク『ヴィーナス』は、重量からは想像できないほどの剛性を実現し、ロードバイカー達を驚かせた。そして今回テストしたのは、エントリーグレードのアルミバイク『バッカス』である。
高剛性とレーシーな走りがアイコンとなっているエヴァディオは、このグレードでいかなる主張を届けてくれるのか。
バッカスは単純にセカンドグレードとしてコストパフォーマンスのためにアルミを採用したのではなく、積極的に走りを追求するための選択だ。シートステー、あるいはチェーンステーにカーボンを採用する『カーボンバック』が主流のこの価格帯において、バッカスがフルアルミの良さをどのようにアピールしてくるのか、興味深いところだ。
使用されるチューブは、アルミ合金のなかでも最強クラスの強度を持つ7005アルミチューブにトリプルバテッド加工を施す。レーシングフレームがカーボンの時代になっても、7000系アルミは一部のプロ選手が愛用したり、大柄の選手に対応するフレーム作りに用いられたりするなど、いまだに需要がある素材だ。重量と振動吸収性以外はカーボンに引けを取らない。
バッカスのメーンチューブは大口径化することで軽量化と高剛性を両立し、特にチェーンステーの37.1mmという外径でパワーライドに対応する。一方、シートステーは16mmにダウンサイジングすることで、長距離での快適性をねらっている。
フロントフォークはヴィーナスと共通のフルカーボン製だ。RPS(リブパワーシステム)と名付けられたチューブのセンターにリブを作り、高い剛性を実現する構造はこのバイクでも健在。D型のチューブを組み合わせて製作されており、横方向への力の逃げを防いでくれる。剛性の高いフロントフォークとアルミフレーム。そのスペックから単純に推測すれば、パワーライドをフォローするバイクとなるはずだ。
今回の車両には同社のインテグレーテッドシートクランプが搭載されている。100gほどあるが、動きやすいシートポストをしっかりと固定する役割を持つ。またフレームとシートポストが一体のように見えるのも、デザイナーが意図したところだろう。
ジオメトリーも興味深い。700Cホイールを採用したフレームでは、トップチューブが500mmを切るフレームは非常に珍しい。シートサイズ(C?T)において、499.8mm(仮想ホリゾンタル)というサイズを用意したのは、ドメステックブランドらしい配慮とセールスポイントと言えるだろう。身長150cmほどの女性や小柄なライダーにはこの上ない選択肢となるはずだ。
そして、グラフィックが豊富にしてデザイン性にあふれるのも見逃せない。ベーシックカラーの他にも、パール、ラメ、キャンディカラーなども選べる。さらに2,000色におよぶ膨大なカラーサンプルからの選択が可能だ(追加料金は仕様により異なる)。ロゴの位置も自在に設定でき、まさに自分仕様の1台を手に入れることが出来る。
走りにもグラフィックにもこだわりの見えるバッカス。テストライダー達はどのように受け止めたのだろうか?
― インプレッション
「ガンガン走る本格レース派の若者におすすめ。」 鈴木祐一(Rise Ride)
自分の中ではすごくヒットだ。アルミフレームなので、カーボンと比較しては振動吸収性での硬さはある。突き上げ、路面からのゴツゴツ感と言えばいいだろうか。
しかしそれ以上にいいなと思ったのは、踏み込めばものすごくキビキビと走るところ。それはまさにアルミの硬さがあればこそだ。付いているパーツにも左右されるが、それらを差し引いて考えたとしても良いと思う。
ハイエンドモデルのカーボンフレームと比較するのは土俵が違いすぎるが、ミディアムモデルとなら十分に戦える。むしろそれ以上の戦闘力があり、走りに伸びがある。
値段がフレームのみで12万8000円ということで、競合するバイクが多い価格帯だ。しかし販売する立場から言えば、市場のこの価格帯のバイクの大体がコンフォート系に振ったカーボン、もしくはチタン、たまにクロモリで、「若い子がレースでガンガン使えるフレーム」というのが実はあまりない。
選択肢が少なくなってしまっていて、「安く買えてレースでも使える製品」が、このクラスの価格帯からなくなってしまっている。
そういう意味では、将来ロードレーサーのプロを目指そうというような高校生や大学生とか、お金に余裕のないレース派の人にとっては、このフレームは本当に良心的だと思う。それでいながらレースで勝てる性能は持っているので、好感が持てる。
今はアルミフレームだと、イメージ的に安モノということになり、だから入門用ということになる。例えばブリヂストンのフレームであっても、アルミモデルはコンフォートに振っている。「プロと同じスピードは出せないけれど、ゆったりと走れば同じような風は感じることは出来ますよ」という感じになっていて、ユルい方向に振っている。
でも中には「いや、オレは将来プロになるんだ! 自転車でメシを食っていくんだ!」という若くて元気の良い若者もいると思うので、そんな人にはバッカスはレーシーなスケルトンで良いと思う。乗り心地優先だとか、ロングライド優先だとかではなくて、ロードバイクの本質であるレーサーとして扱える自転車なのだ。
他に特徴といえば、セットされていたインテグレーテッドシートクランプだ。ノーマルシートポストを頑強なインテグレーテッドシステムのように変身させる後付けパーツだ。シート回りの強度が上がり、ずり下がりが防げるメリットはあるが、フレーム剛性が高いので体重が軽めの人は不要かもしれない。カーボンシートピラーの振動吸収性の良さを活かすのも方法だろう。好みで着脱すれば良いと思う。
バイク全体としては、上級カーボンバイクなどと比較すれば確かに突き上げなどは存在するが、それらをねじ伏せられる元気やエネルギーでレースやトレーニングに取り組んでもらえれば、このフレームも生きてくると思う。ボロボロになるまで走り込んでほしい、そう思ったほどよく走る良い自転車だ。
この走りの良さにどの部分が影響しているのかといえば、それはスケルトンと、何より良いと思ったのはフォークの出来映えだ。芯がしっかりしている。スプリントでダッシュでもヨレず、コーナーリングでも安定している。とにかく色々な場面でフォークの優秀さを感じるのだ。
バランスの取れたフレームとフォークが相まって、突き上げは確かにあるものの、レースで勝てる性能を持っている製品に仕上がっている。戦闘的でガンガン走る姿が似合う、良いフレームだ。是非レースマン&ウーマンに乗ってもらいたい。
「加速性と反応性の素晴らしさ。アルミの良さが最大限発揮されている」 浅見和洋(なるしまフレンド)
自分はショップ店員なので、立場としてどういう人に乗ってほしいかというと……。予算にシビアな制限はあるけれど、体のパフォーマンスを最大限に発揮したい人だろうか。スパルタンなレーサーに乗ってほしい、そんなフレームだ。
その理由は、まず体のパフォーマンスを最大限発揮する上で、サイズ展開が豊富なこと。従来の6サイズから7サイズに増え、より選べるようになったので、一層自分の体に合わせることが出来る。
フレーム単体でアンダー13万円なので、シマノ・105ベースで組むと23万円くらいで仕上がる。入門用レース機材は価格の要素は外すことの出来ない問題なので、バッカスは非常に優秀と言うことが出来る。
運動性能に対しては、剛性が非常に高い。これはアルミフレームの良い性質が最大限発揮されていると思う。他にもアルミの良いところ、加速性の良さ、反応性の良さ、キビキビとした部分が良くでていると思う。
振動吸収性で考えると、フルアルミフレームという物は荒々しくて、とげのある乗り心地を想像するが、このバッカスに関しては、フルアルミにしては絶妙なバランスで吸収すると思う。背伸びして中途半端なカーボンフレームを購入するよりは、高い運動性能をもつバッカスのほうが、ユーザーに対して走る喜びを与えてくれるのではないかと思う。
レースに使うに際して一言アドバイスをするとすれば、加速性が必要とされるクリテリウムがいいのではないか。
かつ個性的な一台が作れるところにも注目してほしい。カラーオーダーが出来ることによって自分だけのバイクが作れる。これはバイクを組む上で重要な魅力だ。今回の試乗車はカンパニョーロ・アテナで組まれた限定車だったのだが、国産メーカーでは非常に珍しいと思う。走る楽しさだけでなく、見た目も重視するエヴァディオであればこそ、うまく調和していると思った。
エヴァディオ バッカス
フレーム素材:7005アルミトリプルバテッド
フォーク:エヴァディオ・フォークRPS(オフセット:45mm 重量:327g(コラム長300mm))
フレームサイズ(C-T、mm)/重量:400/1230g、440/1250g、480/1290g、520/1370g、540/1390g
カラー:カルマブラック、パールホワイト(アップチャージでオーダー可能)
希望小売価格 :12万8000円(税別・フレームセット)
カンパニョーロ・アテナ+フルクラムレーシング7限定完成車(写真)
フレームセット付属品:(シートピラー、カーボトップキャップ(ステンレスボルト付、カーボンヘッドコラム用アンカーナット、ヘッドセット、カーボンスぺーサー、シートクランプ 34.9φ用CNC製/カーボンフレーム用)
価格:税込 260,400円(税抜 248,000円)
限定70台
インプレライダーのプロフィール
鈴木祐一(Rise Ride)
サイクルショップ・ライズライド代表。バイシクルトライアル、シクロクロス、MTB-XCの3つで世界選手権日本代表となった経歴を持つ。元ブリヂストンMTBクロスカントリーチーム選手としても活躍した。2007年春、神奈川県橋本市にショップをオープン。クラブ員ともにバイクライドを楽しみながらショップを経営中。各種レースにも参戦中。セルフディスカバリー王滝100Km覇者。
サイクルショップ・ライズライド
浅見和洋(なるしまフレンド)
プロショップ「なるしまフレンド原宿店」スタッフ。身長175cm、体重65kg。かつては実業団トップカテゴリーで走った経歴をもつ。脚質は厳しい上りがあるコースでの活躍が目立つクライマータイプだ。ダンシングでパワフルに走るのが得意。最近の嗜好は日帰りロングランにあり、例えば東京から伊豆といった、距離にして300kmオーバーをクラブ員らと楽しんでいる。
text:吉本 司
photo&edit:綾野 真
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