全日本実業団自転車競技連盟が12月23日(水)、東京都港区の日本自転車会館で2010年度の予定を発表した。大きくはロード最高峰クラスであるTR登録の新規参入チームを募集することと、レースカレンダー案の発表だ。近く実業団のHPにも掲載される。

新規参入チームの募集
TR登録予定チーム数は、すでに発表されているコンチネンタルチームや上位の26チームのうち、希望する20チームが予定されている。
その20チームは次のとおり。
愛三工業レーシングチーム、UTSUNOMIYA BLITZEN、Esperance Stage/WAVE ONE、エルドラード、オーベストディープラスデザイン、クラブ シルベスト、GRUPPO ACQUA TAMA、Comrade Giant、シマノレーシング、スワコレーシングチーム、ダイハツ・ボンシャンス飯田、Team DARK BLUE、TEAM NIPPO-COLNAGO、チームブリヂストン・アンカー、チバポンズかわぐち農園F&E、ナカガワAS.K'デザイン、なるしまフレンドレーシングチーム八王子、パールイズミ・スミタ・ラバネロ、MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS、マトリックスパワータグ・コラテック


今回、さらに最大6チームで新規参入チームを募集する。

資格は1.実車連登録予定チームであり 2.4名以上16名以下であり 3.登録予定選手がTR個人登録有資格者である、ことだ。なお、3.の個人資格を得ていない場合は、近年の実績を記載し提出する、とある。

1月上旬までに募集し、すぐに運営委員会で判断、最大6チームの範囲内で選定、発表される。
これには海外コンチネンタルチームを含み、また今までも門戸を開いていた学連登録チームも対象となる。特に実績のある大学、強豪選手をそろえる大学にはチャンスだ。


TRとBR-1における選手の移動など
TRレースで出走できる選手数に制限(後日発表)を設けるため、条件付きでTR選手のBR-1レースへの参加を認める。また、BR-1各レースにおいて、上位6位までの選手は、TRチームへの年度途中の昇格を認める。ただしTRチームの人数上限は変わらない。

TRが15レース!レースカレンダー案
現時点では調整検討中の事案が多く、案として発表された。

それによるとTRは2009年の12レースから15レースへと増えた。大町美麻と飯田がなくなったが3レース増えている。また、全日本実業団ロード(輪翔旗杯)がツール・ド・北海道の後に設定された。

以下はロードTRレースカレンダー案(レース名は略称)
3月21日 埼玉・熊谷クリテ
4月11日 伊吹山ヒルクライム
4月25日 東日本ロード 群馬CSC
4月29日 白浜クリテ(4月18日の可能性あり)
5月27-30日 ツール・ド・熊野
6月6日 富士あざみラインヒルクライム
6月13日 栂池ヒルクライム
6月20日 西日本ロード 広島
7月3-4日 宮田ロード(ヒルクライムとクリテ)
7月18日 石川ロード
7月25日 小川ロード
8月1日 長野・松川ロード
9月25-26日 全日本実業団ロード 修善寺CSC
10月2-3日 いわきクリテ
10月17日 輪島ロード

以上はすべて12月23日時点の情報です。最新の情報は実業団HPをご参照ください。

text:高木秀彰

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