2017/04/13(木) - 17:09
「北の地獄」の異名をとるクラシックレースの女王ことパリ~ルーベを走ったプロバイクを紹介。第1弾はグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)の優勝バイク他、トレック・セガフレード、カチューシャ・アルペシン、アージェードゥーゼル・ラモンディアール、そしてディレクトエネルジーの5チーム。
BMCレーシング【BMC Granfondo RBX】
グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)のBMC Granfondo RBX
まず紹介するのはウィニングバイクである、グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)のBMC Granfondo RBX。3年前から投入されているパリ〜ルーベ用のスペシャルバイクであり、エンデュランスモデル「Granfondo GF01」をベースに最大30mm幅のタイヤを装着できるようクリアランスを拡大している。
また、昨年まではフロントフォークにGF01用を使用していたが、今年はteammachine SLR01用と思われるストレート形状に変更。またタイヤクリアランスを確保するため、エントリーグレード(105?)のブレーキキャリパーを用い、更に解放レバーを全開にしてレースを走っていた。
クリアランスを確保するエントリーグレード(105?)のブレーキキャリパー。解放レバーが全開である点にも注目
カーボン製サブブレーキを装着。SRMのディスプレイはゴールドメダリストの金
ヴィットリアのプロトタイプ(30c)を採用
通常のレースで使用するシルバーカラーのteammachine SLR01も用意された
足回りのセッティングは、WH-R9100-C40-TU(他メンバーはWH-9000-C50-TU)にヴィットリア製の30mmタイヤという組み合わせ。このタイヤは今回のパリ〜ルーベ中多く選択されていたプロトタイプだが、特に市販化のアナウンスは流れていない。
その他特徴的な点は、上ハンドルポジションに対応したカーボン製サブブレーキ、そしてDi2サテライトスイッチ、更にスプリンタースイッチを組み合わせていたことだろう。ボトルケージは昨年まで使用していたルーベ定番のCiussi GELから一般的な製品へと切り替わっていた。
BMCレーシングは通常のレースで使用するチームバイクにR9150系デュラエースDi2をセットしているが、このRBXは旧世代の9070系Di2組み。SRMのディスプレイはオリンピック金メダリストを表すゴールドカラーだ。ヴァンアーヴェルマートのスペアバイクには同仕様のバイクがもう一台、そして通常のレースで使用するシルバーカラーのteammachine SLR01も一台用意された。
トレック・セガフレード【トレック DOMANE SLR】
ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード)のトレック DOMANE SLR
引退したファビアン・カンチェラーラに代わってクラシックのエース務めたジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード)のバイクは、パリ〜ルーベのために開発されたトレックのエンデュランスバイク「DOMANE SLR」。もちろん一般的な市販品よりもヘッドチューブが短いプロ仕様モデル(Race Shop Limitedとして先日から一般発売開始)をメンバー全員が駆った。
デゲンコルブは一般発売も行われている自身のオートバイをモチーフとした専用カラーをレコードバンク・E3ハーレルベーケから投入しており、ネームバッヂやラッキーナンバーである「7」、トップチューブに記された各石畳セクターの一覧表などが特徴的。レースによってリアIsoSpeedのしなり量を調整しているようで、パリ〜ルーベにおいてスライダーは一番下側(=つまりしなり量最大、上記リンク内の乗車写真と比べてほしい)にセットされていた。
トレック・セガフレードのトレック DOMANE SLR
サブブレーキはポールコンポーネント製CROSS LEVER
ボトルケージには固定力をアップするためにゴムリングのようなものを装着していた
デゲンコルブの「DEGE」バッヂ
その他ヴァンアーヴェルマート同様にサブブレーキ+Di2サテライトスイッチという組み合わせを用いており、サブブレーキはポールコンポーネント製CROSS LEVERだったことが話題を呼んだ。足回りはボントレガーAeolus 5にヴィットリア製の30mmタイヤ。ボトルケージはボントレガーブランドが確立する以前からラインアップされ続ける名品「Bat Cage」で、固定力をアップするためにゴムリングのようなものを装着していた。ナンバー部分までカットされたゼッケンプレートも特徴的だ。
カチューシャ・アルペシン【キャニオン AEROAD CF SLX】
アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン)のキャニオン AEROAD CF SLX
前週のロンド・ファン・フラーンデレンで5位に入りながら、度重なるトラブルで戦列を離れてしまったアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン)。快適仕様の「ENDURANCE」ではなく、エアロロードの「AEROAD CF SLX」を選んだ点は昨年通りで、石畳対策のためのパーツアッセンブルは、フロントのインナーリングとタイヤのみに抑えている。
ダイレクトマウントに対応したナンバープレートホルダー
ホイールはジップ303、タイヤはコンチネンタルのプロ供給用モデルCOMPETITION PRO LTD(28c)
ロングケージ装備のWiFLiリアディレイラー(最大32T対応)をセットしたバイクも存在
UCIワールドチーム中唯一のスラム使用チームとしてRED eTapをフル装備
昨年は大半のメンバーがFMBのParis Roubaix(27c)を用いたが、今年はサプライヤーであるコンチネンタルのプロ供給用モデルCOMPETITION PRO LTD(28c)に戻った。ホイールは多くの選手が45mmハイトを持つジップ303。
UCIワールドチーム中唯一のスラム使用チームであり、メインコンポーネントはスラム・RED eTap。パリ〜ルーべは平坦基調であり、フロントのアウターリングには53-39Tの文字が見えるものの、インナーリングはより大きなものに変更されていた様子。また、ロングケージ装備のWiFLiリアディレイラー(最大32T対応)をセットしたバイクも存在した。スラムはダイレクトマウントブレーキを用意していないため、AEROAD CF SLXにはデュラエースのキャリパーが用いられている。カチューシャもボトルケージを定番のCiussi GELから一般的な製品へと変更しており、全体的なトレンドなのだろうか。
アージェードゥーゼル・ラモンディアール【ファクター O2】
スティーン・ヴァンデンベルフ(ベルギー、アージェードゥーゼール)のファクター O2
イギリスの新興ブランド、ファクターにスイッチしたアージェードゥーゼル・ラモンディアール。エアロモデルのONEではなく、基本的にいかなるレースでも軽量クライミングモデルのO2を用いている。
上ハンドル部分のバーテープ2重巻き、コンチネンタルのプロ供給用モデルCOMPETITION PRO LTD(28c)、インナーリングの大径化の他に目立った石畳対策は見られない。
ワンオフと思われるカーボン製プレートホルダー
下向きにセットされたSTIレバー
ホイールはマヴィック
タイヤはコンチネンタルのプロ供給専用モデルCOMPETITION PRO LTD(28c)
途中逃げに乗るなど積極的に走った身長199cmのスティーン・ヴァンデンベルフ(ベルギー、アージェードゥーゼール)のバイクは、非常に大きなフレームサイズと高く突き出たゼロセットバックのシートポスト、限界まで前出しされたサドル、そして下向きにセットされたSTIレバーが特徴的。その他石畳対策ではないものの、ワンオフのようなカーボン製ゼッケンプレートホルダーも目立つ存在だ。
ディレクトエネルジー 【BH G7 DISC】
シルヴァン・シャヴァネル(フランス、ディレクトエネルジー)のBH G7 Disc
ディレクトエネルジーからはロンド・ファン・フラーンデレン9位、パリ〜ルーべ19位という成績を収めたシルヴァン・シャヴァネル(フランス)のバイクをピックアップ。メンバー全員がディスクブレーキを装備したエアロモデルG7 DISCを使用したことが特徴で、シャヴァネルのみホワイトカラーのバイクを使った。
他のメンバーはブラックカラーのG7 Discを駆った
ホイールはヴィジョンのMetron 40 Discで統一。ディスクブレーキローターの統一感はまちまち
「ハッチンソン Racing LAB」のロゴが入るデュガスタイヤ。28cと30cを使い分けた
油圧ディスクブレーキ+Di2コンポーネントという組み合わせ
バイクはST-R785を用いてフル油圧ブレーキ+Di2仕様としている点が特徴で、昨年大会にいち早くディスクブレーキを持ち込んだ同チームらしい機材選択と言えるだろう。ディスクブレーキローターは昨年の廉価版からグレードアップしていた。コンポーネントはクランクにFSAのK-FORCEを採用した以外は9070系デュラースDi2。
ホイールはヴィジョンのMetron 40 Discに「ハッチンソン Racing LAB」のロゴが入るデュガスタイヤを装着。シャヴァネルは28cだが、他に30c幅を選択した選手も存在した。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
BMCレーシング【BMC Granfondo RBX】
![グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)のBMC Granfondo RBX](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-559.jpg)
まず紹介するのはウィニングバイクである、グレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)のBMC Granfondo RBX。3年前から投入されているパリ〜ルーベ用のスペシャルバイクであり、エンデュランスモデル「Granfondo GF01」をベースに最大30mm幅のタイヤを装着できるようクリアランスを拡大している。
また、昨年まではフロントフォークにGF01用を使用していたが、今年はteammachine SLR01用と思われるストレート形状に変更。またタイヤクリアランスを確保するため、エントリーグレード(105?)のブレーキキャリパーを用い、更に解放レバーを全開にしてレースを走っていた。
![クリアランスを確保するエントリーグレード(105?)のブレーキキャリパー。解放レバーが全開である点にも注目](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-567.jpg)
![カーボン製サブブレーキを装着。SRMのディスプレイはゴールドメダリストの金](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-561.jpg)
![ヴィットリアのプロトタイプ(30c)を採用](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-572.jpg)
![通常のレースで使用するシルバーカラーのteammachine SLR01も用意された](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-314.jpg)
足回りのセッティングは、WH-R9100-C40-TU(他メンバーはWH-9000-C50-TU)にヴィットリア製の30mmタイヤという組み合わせ。このタイヤは今回のパリ〜ルーベ中多く選択されていたプロトタイプだが、特に市販化のアナウンスは流れていない。
その他特徴的な点は、上ハンドルポジションに対応したカーボン製サブブレーキ、そしてDi2サテライトスイッチ、更にスプリンタースイッチを組み合わせていたことだろう。ボトルケージは昨年まで使用していたルーベ定番のCiussi GELから一般的な製品へと切り替わっていた。
BMCレーシングは通常のレースで使用するチームバイクにR9150系デュラエースDi2をセットしているが、このRBXは旧世代の9070系Di2組み。SRMのディスプレイはオリンピック金メダリストを表すゴールドカラーだ。ヴァンアーヴェルマートのスペアバイクには同仕様のバイクがもう一台、そして通常のレースで使用するシルバーカラーのteammachine SLR01も一台用意された。
トレック・セガフレード【トレック DOMANE SLR】
![ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード)のトレック DOMANE SLR](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-428.jpg)
引退したファビアン・カンチェラーラに代わってクラシックのエース務めたジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード)のバイクは、パリ〜ルーベのために開発されたトレックのエンデュランスバイク「DOMANE SLR」。もちろん一般的な市販品よりもヘッドチューブが短いプロ仕様モデル(Race Shop Limitedとして先日から一般発売開始)をメンバー全員が駆った。
デゲンコルブは一般発売も行われている自身のオートバイをモチーフとした専用カラーをレコードバンク・E3ハーレルベーケから投入しており、ネームバッヂやラッキーナンバーである「7」、トップチューブに記された各石畳セクターの一覧表などが特徴的。レースによってリアIsoSpeedのしなり量を調整しているようで、パリ〜ルーベにおいてスライダーは一番下側(=つまりしなり量最大、上記リンク内の乗車写真と比べてほしい)にセットされていた。
![トレック・セガフレードのトレック DOMANE SLR](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-422.jpg)
![サブブレーキはポールコンポーネント製CROSS LEVER](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-434.jpg)
![ボトルケージには固定力をアップするためにゴムリングのようなものを装着していた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-427.jpg)
![デゲンコルブの「DEGE」バッヂ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-425.jpg)
その他ヴァンアーヴェルマート同様にサブブレーキ+Di2サテライトスイッチという組み合わせを用いており、サブブレーキはポールコンポーネント製CROSS LEVERだったことが話題を呼んだ。足回りはボントレガーAeolus 5にヴィットリア製の30mmタイヤ。ボトルケージはボントレガーブランドが確立する以前からラインアップされ続ける名品「Bat Cage」で、固定力をアップするためにゴムリングのようなものを装着していた。ナンバー部分までカットされたゼッケンプレートも特徴的だ。
カチューシャ・アルペシン【キャニオン AEROAD CF SLX】
![アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン)のキャニオン AEROAD CF SLX](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-317.jpg)
前週のロンド・ファン・フラーンデレンで5位に入りながら、度重なるトラブルで戦列を離れてしまったアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、カチューシャ・アルペシン)。快適仕様の「ENDURANCE」ではなく、エアロロードの「AEROAD CF SLX」を選んだ点は昨年通りで、石畳対策のためのパーツアッセンブルは、フロントのインナーリングとタイヤのみに抑えている。
![ダイレクトマウントに対応したナンバープレートホルダー](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-323.jpg)
![ホイールはジップ303、タイヤはコンチネンタルのプロ供給用モデルCOMPETITION PRO LTD(28c)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-320.jpg)
![ロングケージ装備のWiFLiリアディレイラー(最大32T対応)をセットしたバイクも存在](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-324.jpg)
![UCIワールドチーム中唯一のスラム使用チームとしてRED eTapをフル装備](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-322.jpg)
昨年は大半のメンバーがFMBのParis Roubaix(27c)を用いたが、今年はサプライヤーであるコンチネンタルのプロ供給用モデルCOMPETITION PRO LTD(28c)に戻った。ホイールは多くの選手が45mmハイトを持つジップ303。
UCIワールドチーム中唯一のスラム使用チームであり、メインコンポーネントはスラム・RED eTap。パリ〜ルーべは平坦基調であり、フロントのアウターリングには53-39Tの文字が見えるものの、インナーリングはより大きなものに変更されていた様子。また、ロングケージ装備のWiFLiリアディレイラー(最大32T対応)をセットしたバイクも存在した。スラムはダイレクトマウントブレーキを用意していないため、AEROAD CF SLXにはデュラエースのキャリパーが用いられている。カチューシャもボトルケージを定番のCiussi GELから一般的な製品へと変更しており、全体的なトレンドなのだろうか。
アージェードゥーゼル・ラモンディアール【ファクター O2】
![スティーン・ヴァンデンベルフ(ベルギー、アージェードゥーゼール)のファクター O2](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-394.jpg)
イギリスの新興ブランド、ファクターにスイッチしたアージェードゥーゼル・ラモンディアール。エアロモデルのONEではなく、基本的にいかなるレースでも軽量クライミングモデルのO2を用いている。
上ハンドル部分のバーテープ2重巻き、コンチネンタルのプロ供給用モデルCOMPETITION PRO LTD(28c)、インナーリングの大径化の他に目立った石畳対策は見られない。
![ワンオフと思われるカーボン製プレートホルダー](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-401.jpg)
![下向きにセットされたSTIレバー](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-392.jpg)
![ホイールはマヴィック](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-396.jpg)
![タイヤはコンチネンタルのプロ供給専用モデルCOMPETITION PRO LTD(28c)](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-402.jpg)
途中逃げに乗るなど積極的に走った身長199cmのスティーン・ヴァンデンベルフ(ベルギー、アージェードゥーゼール)のバイクは、非常に大きなフレームサイズと高く突き出たゼロセットバックのシートポスト、限界まで前出しされたサドル、そして下向きにセットされたSTIレバーが特徴的。その他石畳対策ではないものの、ワンオフのようなカーボン製ゼッケンプレートホルダーも目立つ存在だ。
ディレクトエネルジー 【BH G7 DISC】
![シルヴァン・シャヴァネル(フランス、ディレクトエネルジー)のBH G7 Disc](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-193.jpg)
ディレクトエネルジーからはロンド・ファン・フラーンデレン9位、パリ〜ルーべ19位という成績を収めたシルヴァン・シャヴァネル(フランス)のバイクをピックアップ。メンバー全員がディスクブレーキを装備したエアロモデルG7 DISCを使用したことが特徴で、シャヴァネルのみホワイトカラーのバイクを使った。
![他のメンバーはブラックカラーのG7 Discを駆った](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-189.jpg)
![ホイールはヴィジョンのMetron 40 Discで統一。ディスクブレーキローターの統一感はまちまち](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-190.jpg)
![「ハッチンソン Racing LAB」のロゴが入るデュガスタイヤ。28cと30cを使い分けた](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-199.jpg)
![油圧ディスクブレーキ+Di2コンポーネントという組み合わせ](http://axwkc.cyclowired.jp/sites/default/files/images/2017/04/13/ParisRoubaix2017-196.jpg)
バイクはST-R785を用いてフル油圧ブレーキ+Di2仕様としている点が特徴で、昨年大会にいち早くディスクブレーキを持ち込んだ同チームらしい機材選択と言えるだろう。ディスクブレーキローターは昨年の廉価版からグレードアップしていた。コンポーネントはクランクにFSAのK-FORCEを採用した以外は9070系デュラースDi2。
ホイールはヴィジョンのMetron 40 Discに「ハッチンソン Racing LAB」のロゴが入るデュガスタイヤを装着。シャヴァネルは28cだが、他に30c幅を選択した選手も存在した。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
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