2016/11/28(月) - 11:04
泥々の、まさに泥試合。Raphaスーパークロス野辺山の2日目に行われた一般カテゴリーの熱き戦いをダイジェストレポートで紹介します。
C2:日野泰静(松山城南高校)が2連勝を飾る
UCIレースを除いた最高峰カテゴリーとなるカテゴリ−2には、73名がエントリー。前日のシングルスピード選手権で2位に入ったジェレミー・ダン(The Athletic Racing Squad)らをポールポジションに、40分間の戦いが幕を開けた。
鎌田宗也(Bluelug)が好調な滑り出しを見せたが、1周を要さずして前日に勝利した日野泰静(松山城南高校)31番ゼッケンにも関わらず抜け出しに成功し、同じく前日2位の積田連(Team GARNEAU CHAINRING)が追う焼き直しのような展開となる。
「昨日は思うように差を広げることができなかったので、今日こそは2分差で勝ちたかった」という日野はC1上位陣並みのスピードで舗装路を駆け抜け、「泥にやられてしまい上手く追走できなかった」という積田をぐいぐい引き離していく。最終的には2分29秒引き離す圧巻の走りを見せ、2日間で2枚目のチャンピオンジャージを獲得。3位には高校2年生の佐藤宇志(スワコレーシングチーム)が入り、表彰台は全日本選手権を目指す高校生が独占する形になった。
そして4位には、シングルスピードで走ったダンを交わした中澤潤(Pinazou Test Team)が入り、カテゴリー1への昇格切符(上位3選手がジュニアカテゴリーであるため繰り上がり)を獲得している。
マスターズ:「泥大好きです」浅井秀樹が圧勝
C2の1分後にスタートしたマスターズでは、この日もC1顔負けの熱いレースが繰り広げられた。
多田尚史(TEAM SPORT KID)先行で幕開けたレースだったが、マスターズカテゴリーで存在感を見せる浅井秀樹が第2コーナーで先頭に立つ。ここから逃げ体制を築き上げ、C2の選手たちを次々にパスしていった。
後続では前日2位に入った全豪マスターズ王者のジェフ・カーティス(Speedvagen MAAP)が追走し、2枚目のチャンピオンジャージを目指す伊澤一嘉(Tonic CX Team Japan)も後方スタートながら着実に番手を上げてくる。しかし「よくコースを見ながら走ったので、今日は上手く泥の波に乗れた」とハイペースを刻んだ浅井には追いつかず、浅井が優勝。
浅井は表彰式で「勝ちたかったけれど勝てずにいた野辺山で、ようやく表彰台の真ん中に登れた。感無量です。応援ありがとうございました」と笑顔でコメント。4着には塩見学(B・B・Q)、5着には須藤大輔(VOLCAオードビーBOMA)が続いた。
C3ではカテゴリー無敵を誇っていた小島大輝(SNEL CYCLOCROSS TEAM)とのゴール勝負で山内健正(国際自然環境アウトドア専門学校)が勝利。3位に入った佐藤大志(スワコレーシングチーム)はC2で3位に入った佐藤宇志の双子の弟だ。CL2では松本駿(SCOTT)を父に持つ松本璃奈(Mashun Racing)が圧勝。C4は橋本優樹(SNEL)、CM2は坂田智徳(あぶくまサイクリングクラブ)、CL3は村地春美(同志社サイクリングクラブ)がそれぞれ優勝している。
C2
1位 日野泰静(松山城南高校)
2位 積田連(Team GARNEAU CHAINRING)
3位 佐藤宇志(スワコレーシングチーム)
4位 中澤潤(Pinazou Test Team)
5位 ジェレミー・ダン(The Athletic Racing Squad)
CM
1位 浅井秀樹
2位 ジェフ・カーティス(Speedvagen MAAP)
3位 伊澤一嘉(Tonic CX Team Japan)
4位 塩見学(B・B・Q)
5位 須藤大輔(VOLCAオードビーBOMA)
C3
1位 山内健正(国際自然環境アウトドア専門学校)
2位 小島大輝(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
3位 佐藤大志(スワコレーシングチーム)
CL2
1位 松本璃奈(Mashun Racing)
2位 ケイトリン・フォード
3位 寺田有希
C4
1位 橋本優樹(SNEL)
2位 タイラー・ウォーカー
3位 白崎剛(バルバクラブ フクイ)
CM2
1位 坂田智徳(あぶくまサイクリングクラブ)
2位 齋藤健一(kenichi cycle)
3位 宇野一成(ibaraki CXteam)
CL3
1位 村地春美(同志社サイクリングクラブ)
2位 籠菜央(バルバ エチゼン)
3位 亀井美紀(パインヒルズ'90)
text:So.Isobe
C2:日野泰静(松山城南高校)が2連勝を飾る
UCIレースを除いた最高峰カテゴリーとなるカテゴリ−2には、73名がエントリー。前日のシングルスピード選手権で2位に入ったジェレミー・ダン(The Athletic Racing Squad)らをポールポジションに、40分間の戦いが幕を開けた。
鎌田宗也(Bluelug)が好調な滑り出しを見せたが、1周を要さずして前日に勝利した日野泰静(松山城南高校)31番ゼッケンにも関わらず抜け出しに成功し、同じく前日2位の積田連(Team GARNEAU CHAINRING)が追う焼き直しのような展開となる。
「昨日は思うように差を広げることができなかったので、今日こそは2分差で勝ちたかった」という日野はC1上位陣並みのスピードで舗装路を駆け抜け、「泥にやられてしまい上手く追走できなかった」という積田をぐいぐい引き離していく。最終的には2分29秒引き離す圧巻の走りを見せ、2日間で2枚目のチャンピオンジャージを獲得。3位には高校2年生の佐藤宇志(スワコレーシングチーム)が入り、表彰台は全日本選手権を目指す高校生が独占する形になった。
そして4位には、シングルスピードで走ったダンを交わした中澤潤(Pinazou Test Team)が入り、カテゴリー1への昇格切符(上位3選手がジュニアカテゴリーであるため繰り上がり)を獲得している。
マスターズ:「泥大好きです」浅井秀樹が圧勝
C2の1分後にスタートしたマスターズでは、この日もC1顔負けの熱いレースが繰り広げられた。
多田尚史(TEAM SPORT KID)先行で幕開けたレースだったが、マスターズカテゴリーで存在感を見せる浅井秀樹が第2コーナーで先頭に立つ。ここから逃げ体制を築き上げ、C2の選手たちを次々にパスしていった。
後続では前日2位に入った全豪マスターズ王者のジェフ・カーティス(Speedvagen MAAP)が追走し、2枚目のチャンピオンジャージを目指す伊澤一嘉(Tonic CX Team Japan)も後方スタートながら着実に番手を上げてくる。しかし「よくコースを見ながら走ったので、今日は上手く泥の波に乗れた」とハイペースを刻んだ浅井には追いつかず、浅井が優勝。
浅井は表彰式で「勝ちたかったけれど勝てずにいた野辺山で、ようやく表彰台の真ん中に登れた。感無量です。応援ありがとうございました」と笑顔でコメント。4着には塩見学(B・B・Q)、5着には須藤大輔(VOLCAオードビーBOMA)が続いた。
C3ではカテゴリー無敵を誇っていた小島大輝(SNEL CYCLOCROSS TEAM)とのゴール勝負で山内健正(国際自然環境アウトドア専門学校)が勝利。3位に入った佐藤大志(スワコレーシングチーム)はC2で3位に入った佐藤宇志の双子の弟だ。CL2では松本駿(SCOTT)を父に持つ松本璃奈(Mashun Racing)が圧勝。C4は橋本優樹(SNEL)、CM2は坂田智徳(あぶくまサイクリングクラブ)、CL3は村地春美(同志社サイクリングクラブ)がそれぞれ優勝している。
C2
1位 日野泰静(松山城南高校)
2位 積田連(Team GARNEAU CHAINRING)
3位 佐藤宇志(スワコレーシングチーム)
4位 中澤潤(Pinazou Test Team)
5位 ジェレミー・ダン(The Athletic Racing Squad)
CM
1位 浅井秀樹
2位 ジェフ・カーティス(Speedvagen MAAP)
3位 伊澤一嘉(Tonic CX Team Japan)
4位 塩見学(B・B・Q)
5位 須藤大輔(VOLCAオードビーBOMA)
C3
1位 山内健正(国際自然環境アウトドア専門学校)
2位 小島大輝(SNEL CYCLOCROSS TEAM)
3位 佐藤大志(スワコレーシングチーム)
CL2
1位 松本璃奈(Mashun Racing)
2位 ケイトリン・フォード
3位 寺田有希
C4
1位 橋本優樹(SNEL)
2位 タイラー・ウォーカー
3位 白崎剛(バルバクラブ フクイ)
CM2
1位 坂田智徳(あぶくまサイクリングクラブ)
2位 齋藤健一(kenichi cycle)
3位 宇野一成(ibaraki CXteam)
CL3
1位 村地春美(同志社サイクリングクラブ)
2位 籠菜央(バルバ エチゼン)
3位 亀井美紀(パインヒルズ'90)
text:So.Isobe
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