2016/09/27(火) - 09:02
「クロスベガス」の次は「ジングルクロス」。アメリカ・アイオワ州で開催されたUCIシクロクロスワールドカップ第2戦で、世界チャンピオンのワウト・ファンアールト(ベルギー、クレラン・ファストフートサービス)が3日前の開幕戦で負った左足親指のヒビを感じさせない走りで勝利した。
全9戦で争われる2016-2017年のUCIシクロクロスワールドカップは早くも2戦目。ネバダ州のラスベガスからアイオワ州のアイオワシティに舞台を移し、「ジングルクロス」として開催された。
砂と芝の「クロスベガス」に対して泥の「ジングルクロス」。スタート直後からトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)らが先行し、世界チャンピオンのファンアールトは第2パック内での走行となる。ファンアールトはチェーントラブルの影響で一時は20番手までポジションを下げた。
レース中盤にかけてペースを上げたクインテン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア)とマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ナポレオンゲームス)に後続が追いつき、そこからローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート)が持ち前のアグレッシブな走りで先行。独走に持ち込んだスウィークだったが、じわりと追い上げたファンアールトが後方から迫る。
3日前の開幕戦で左足親指にヒビを負い、車椅子で現地入りしたファンアールト。「レースが始まればアドレナリンが出るので問題無い」とコメントしてスタートした世界チャンピオンがスウィークを抜いて先頭に立つ。そのままペースを緩めることなくスウィークに41秒差をつけて最終周回に入ったファンアールトが勝利した。
UCIシクロクロスワールドカップ開幕2連勝を飾ったファンアールトは「今日は追い込みすぎたかも知れない。レース後半には(ヒビが入った)爪先の痛みを感じなくなった。それよりも背中の痛みと暑さに苦しめられたよ。美しい勝利を飾った今、ベルギーに帰って検査を受けたい」とコメントする。当然UCIシクロクロスワールドカップのランキングでは首位を独走中だ。
「アメリカのシクロクロスが大好きだ。来年は2週間前に現地入りして調整したい。何と言ってもシクロクロスの雰囲気が素晴らしい」と世界チャンピオンは語っている。
この「ジングルクロス」を最後に北米シリーズは終了し、シクロクロスの舞台はヨーロッパに移る。UCIシクロクロスワールドカップ第3戦は10月23日にオランダ・ファルケンブルフで開催される。
選手コメントはベルギーのSporzaより。
UCIシクロクロスワールドカップ2016-2017第2戦結果
1位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、クレラン・ファストフートサービス) 1h02’47”
2位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ナポレオンゲームス) +39”
3位 ローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート) +56”
4位 ジム・アールノーツ(ベルギー、テレネット・フィデア) +1’30”
5位 ジャンニ・フェルメールス(ベルギー、ベランダスヴィレムス) +1’31”
6位 コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) +1’45”
7位 クインテン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア) +1’48”
8位 ディエテル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ナポレオンゲームス)+1’57”
9位 トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) +1’59”
10位 スティーブン・ハイド(アメリカ、キャノンデール・シクロクロスワールド)
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
全9戦で争われる2016-2017年のUCIシクロクロスワールドカップは早くも2戦目。ネバダ州のラスベガスからアイオワ州のアイオワシティに舞台を移し、「ジングルクロス」として開催された。
砂と芝の「クロスベガス」に対して泥の「ジングルクロス」。スタート直後からトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)らが先行し、世界チャンピオンのファンアールトは第2パック内での走行となる。ファンアールトはチェーントラブルの影響で一時は20番手までポジションを下げた。
レース中盤にかけてペースを上げたクインテン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア)とマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ナポレオンゲームス)に後続が追いつき、そこからローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート)が持ち前のアグレッシブな走りで先行。独走に持ち込んだスウィークだったが、じわりと追い上げたファンアールトが後方から迫る。
3日前の開幕戦で左足親指にヒビを負い、車椅子で現地入りしたファンアールト。「レースが始まればアドレナリンが出るので問題無い」とコメントしてスタートした世界チャンピオンがスウィークを抜いて先頭に立つ。そのままペースを緩めることなくスウィークに41秒差をつけて最終周回に入ったファンアールトが勝利した。
UCIシクロクロスワールドカップ開幕2連勝を飾ったファンアールトは「今日は追い込みすぎたかも知れない。レース後半には(ヒビが入った)爪先の痛みを感じなくなった。それよりも背中の痛みと暑さに苦しめられたよ。美しい勝利を飾った今、ベルギーに帰って検査を受けたい」とコメントする。当然UCIシクロクロスワールドカップのランキングでは首位を独走中だ。
「アメリカのシクロクロスが大好きだ。来年は2週間前に現地入りして調整したい。何と言ってもシクロクロスの雰囲気が素晴らしい」と世界チャンピオンは語っている。
この「ジングルクロス」を最後に北米シリーズは終了し、シクロクロスの舞台はヨーロッパに移る。UCIシクロクロスワールドカップ第3戦は10月23日にオランダ・ファルケンブルフで開催される。
選手コメントはベルギーのSporzaより。
UCIシクロクロスワールドカップ2016-2017第2戦結果
1位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、クレラン・ファストフートサービス) 1h02’47”
2位 ケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ナポレオンゲームス) +39”
3位 ローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート) +56”
4位 ジム・アールノーツ(ベルギー、テレネット・フィデア) +1’30”
5位 ジャンニ・フェルメールス(ベルギー、ベランダスヴィレムス) +1’31”
6位 コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) +1’45”
7位 クインテン・ヘルマンス(ベルギー、テレネット・フィデア) +1’48”
8位 ディエテル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ナポレオンゲームス)+1’57”
9位 トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) +1’59”
10位 スティーブン・ハイド(アメリカ、キャノンデール・シクロクロスワールド)
text:Kei Tsuji
photo:Tim de Waele
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