2016/01/27(水) - 13:04
ツアー・ダウンアンダーに出場した全チームのバイクをチェックする恒例のプロバイクコーナー。ゼッケン順に合計20台を紹介していきます。第一弾はBMCレーシング、オリカ・グリーンエッジ、ジャイアント・アルペシンの3チーム。
BMCレーシング BMC teammachine SLR01
BMCレーシング BMC teammachine SLR01 photo:Kei Tsuji
ディフェンディングチャンピオンのローハン・デニス(オーストラリア)擁するBMCレーシングはメンバー全員がBMCのフラッグシップモデルであるteammachine SLR01に乗った。フレームだけでなくパーツの構成などは前年から大きな変更無し。フレームのグラフィックが少し変更されただけだ。身長182cmのデニスのサドル高は785mm。フレームサイズを56cmから58cmに変更しており、それに伴ってステムを-6度から-17度に変更している。コンポーネントはシマノのデュラエース9070 Di2で、SRMのパワーメーターを使用する。ハンドルはカーボンだがステムはアルミ(ともに3T)。ダウンアンダーでは主にデュラエースC35とC50を使用した。サドルはフィジークのチームエディション。タイヤはプロトンの中で最も高いシェアを誇るコンチネンタルのコンペティション・プロリミテッド(25mm)。BMCレーシングはバイクの扱いを厳重に管理しており、撮影には必ずプレスオフィサーの許可が必要。
SRMのパワーメーターを引き続き使用する photo:Kei Tsuji
サドルはフィジークのチームエディション photo:Kei Tsuji
タイヤはコンチネンタルのコンペティション・プロリミテッド(25mm) photo:Kei Tsuji
マイナス17度のアルミ製130mmステムを使用 photo:Kei Tsuji
オリカ・グリーンエッジ スコット FOIL
オリカ・グリーンエッジ スコット FOIL photo:Kei Tsuji
ステージ2勝を飾り、4度目の総合優勝に輝いたサイモン・ゲランス(オーストラリア)が乗ったのはスコットのFOIL。2016年モデルではなく旧モデルを継続的に使用している。ダウンチューブのロゴの汚れが使い込まれた証だ。ニューバイクの投入はヨーロッパシーズンが本格始動してからとのこと。ゲランスを含めてメンバー全員がSRMを使用するが、ゲランスのレースバイクにはノーマルクランクが取り付けられていた(トレーニング時には使用していた)。サドルがプロロゴからフィジークに変更されたことが前年からの唯一の変更点で、シートステーのロゴがマジックで消されている。身長169cmのゲランスはサドル高726mmで、バイクのサイズはS。スプリント勝負に絡むことも多いゲランスはDi2のスプリンタースイッチを愛用している。
レース時にはSRMが取り外されていた photo:Kei Tsuji
シマノホイールにゴールドとグリーンのオーストラリアカラーが入る photo:Kei Tsuji
サドルをプロロゴからフィジークに変更 photo:Kei Tsuji
ゲランスはDi2のスプリンタースイッチを愛用 photo:Kei Tsuji
ジャイアント・アルペシン ジャイアント TCR ADVANCED SL
ジャイアント・アルペシン ジャイアント TCR ADVANCED SL photo:Kei Tsuji
前述の2チームと同様に前年から大きな変更点のないジャイアント・アルペシン。サイモン・ゲシュケ(ドイツ)を含めた山岳系選手はジャイアントのTCR ADVANCED SL、スプリント系選手は同社のPROPEL ADVANCED SLに乗る。コンポーネントやホイールはシマノのデュラエースで、サドルやハンドル、ステムなどのパーツはPROで統一されている。アルミ製ハンドルを愛用する選手が多い中、ゲシュケはカーボン製ハンドルを愛用。2016年も引き続きパイオニアのパワーメーターを使用する。タイヤはヴィットリアのコルサSCで、幅は現在の主流である25mm。本人曰くDi2のサテライトスイッチは無くてはならない存在になっている。
パイオニアのペダリングモニターを使用 photo:Kei Tsuji
タイヤはヴィットリアのコルサSC(25mm) photo:Kei Tsuji
サドルやハンドル、サドルはPROで統一 photo:Kei Tsuji
ゲシュケはDi2のサテライトスイッチを愛用する(バーエンドキャップの矢印は当然右上を向く) photo:Kei Tsuji
text:Kei Tsuji
BMCレーシング BMC teammachine SLR01
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ディフェンディングチャンピオンのローハン・デニス(オーストラリア)擁するBMCレーシングはメンバー全員がBMCのフラッグシップモデルであるteammachine SLR01に乗った。フレームだけでなくパーツの構成などは前年から大きな変更無し。フレームのグラフィックが少し変更されただけだ。身長182cmのデニスのサドル高は785mm。フレームサイズを56cmから58cmに変更しており、それに伴ってステムを-6度から-17度に変更している。コンポーネントはシマノのデュラエース9070 Di2で、SRMのパワーメーターを使用する。ハンドルはカーボンだがステムはアルミ(ともに3T)。ダウンアンダーでは主にデュラエースC35とC50を使用した。サドルはフィジークのチームエディション。タイヤはプロトンの中で最も高いシェアを誇るコンチネンタルのコンペティション・プロリミテッド(25mm)。BMCレーシングはバイクの扱いを厳重に管理しており、撮影には必ずプレスオフィサーの許可が必要。
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オリカ・グリーンエッジ スコット FOIL
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ステージ2勝を飾り、4度目の総合優勝に輝いたサイモン・ゲランス(オーストラリア)が乗ったのはスコットのFOIL。2016年モデルではなく旧モデルを継続的に使用している。ダウンチューブのロゴの汚れが使い込まれた証だ。ニューバイクの投入はヨーロッパシーズンが本格始動してからとのこと。ゲランスを含めてメンバー全員がSRMを使用するが、ゲランスのレースバイクにはノーマルクランクが取り付けられていた(トレーニング時には使用していた)。サドルがプロロゴからフィジークに変更されたことが前年からの唯一の変更点で、シートステーのロゴがマジックで消されている。身長169cmのゲランスはサドル高726mmで、バイクのサイズはS。スプリント勝負に絡むことも多いゲランスはDi2のスプリンタースイッチを愛用している。
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ジャイアント・アルペシン ジャイアント TCR ADVANCED SL
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前述の2チームと同様に前年から大きな変更点のないジャイアント・アルペシン。サイモン・ゲシュケ(ドイツ)を含めた山岳系選手はジャイアントのTCR ADVANCED SL、スプリント系選手は同社のPROPEL ADVANCED SLに乗る。コンポーネントやホイールはシマノのデュラエースで、サドルやハンドル、ステムなどのパーツはPROで統一されている。アルミ製ハンドルを愛用する選手が多い中、ゲシュケはカーボン製ハンドルを愛用。2016年も引き続きパイオニアのパワーメーターを使用する。タイヤはヴィットリアのコルサSCで、幅は現在の主流である25mm。本人曰くDi2のサテライトスイッチは無くてはならない存在になっている。
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text:Kei Tsuji
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