UCI(国際自転車競技連盟)が2016年のライセンス登録状況を発表。11チームがUCIワールドツアーチームとして、17チームがUCIプロコンチネンタルチームとして登録を済ませた。南アフリカのディメンションデータはUCIワールドツアーライセンスを申請していると見られている。



UCIワールドツアー登録完了チーム
AG2Rラモンディアール
アスタナプロチーム
BMCレーシング
FDJ
IAMサイクリング
モビスター
オリカ・グリーンエッジ
ジャイアント・アルペシン
ロットNLユンボ
チームスカイ
トレックファクトリーレーシング

ファビオ・アル(イタリア、アスタナ)を取り囲んで祝福するチームメイトファビオ・アル(イタリア、アスタナ)を取り囲んで祝福するチームメイト photo:CorVosUCIのライセンス委員会は、UCIワールドツアーライセンス保有チームを含め、UCIワールドツアーチーム登録基準の確認作業を毎年行っている。すでに2016年のUCIワールドツアーライセンスを保有している上記の11チームがライセンス委員会の審査を経て登録を完了した。

ドーピング問題によって一時はUCIワールドツアーライセンス剥奪の危機にあったアスタナも無事に登録を完了。UCIはプレスリリースの中で「ISSUL(ローザンヌ大学スポーツ科学センター)による4ヶ月の監視期間を経て、ライセンス委員会は登録の条件を満たしていると判断。ライセンスを交付する決定を下した」としている。

現在ライセンス委員会はライセンス申請を行った7チームについて審査を行っており、数週間のうちに発表を行うとしている。2015年のUCIワールドツアーチームは17チーム。仮に7チームが登録を済ませると、2016年は前年比で1チーム増加することになる。チーム名は明らかにされていないが、カヴェンディッシュやアイゼルが加入する南アフリカのディメンションデータ(MTNキュベカ)が新たにUCIワールドツアーチーム入りするとの見方が有力だ。



UCIプロコンチネンタルチーム登録完了チーム
アンドローニジョカトリ
ボーラ・アルゴン18
カハルーラル・セグロスSA
コフィディス・ソリュシオンクレディ
デルコ・マルセイユプロヴァンスKTM(現マルセイユ13KTM)
ドラパックプロサイクリング
フォルトゥネオ・ヴァイタルコンセプト(現ブルターニュ・セシェ)
ファンビク・ソールサイクルズ・カルフール
NIPPOヴィーニファンティーニ
ワンプロサイクリング
ルームポット・オラニエ
ルスヴェロ
ノボノルディスク
トップスポートフラーンデレン・バロワーズ
ユナイテッドヘルスケア
ヴェルヴァ・アクティブジェット(現アクティブジェット)
ワンティ・グループグベルト

ヴォンホフやゴスらが加入するイギリスのワンプロサイクリングヴォンホフやゴスらが加入するイギリスのワンプロサイクリング photo:Kei Tsuji2016年のUCIプロコンチネンタル登録を済ませたのは17チーム。フランスのデルコ・マルセイユプロヴァンスKTM、ブラジルのファンビク・ソールサイクルズ・カルフール、イギリスのワンプロサイクリング、ポーランドのヴェルヴァ・アクティブジェットがUCIコンチネンタルチームからの昇格だ。

一方、UCIプロコンチネンタル申請を行いながらもリスト入りしていないのはバルディアーニCSF、CCCスプランディポルコウィチェ、クルトエナジー、ディレクトエネルジー(現ユーロップカー)、サルコール(現サウスイースト)、ロース・シュコダ。今後ライセンス委員会は審査を継続し、該当チームのライセンス可否を判断する。なお、チームコロンビアは今シーズン限りでの解散を発表している。

text:Kei Tsuji