ファンデルプールの高速牽引が集団を分裂しながらも、最終的にはスプリント決着となったティレーノ〜アドリアティコ第7ステージ。ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)が好リードアウトを勝利につなげ、終盤に落車しながらもイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)が総合優勝を決めた。

総合首位として最終日に臨むイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:RCS Sports

ティレーノ〜アドリアティコ第7ステージ image:RCS Sports イタリアを舞台に7日間に渡って行われてきたティレーノ〜アドリアティコ(UCIワールドツアー)も、第7ステージを迎えた。この日は、アドリア海沿いを北から南に向かう142km。序盤に山岳地帯に寄り道し、2つの山岳を越えるものの、その後80km以上は平坦路のため、集団スプリントが濃厚と見られた。
前日のツール・ド・台湾の初日を制し、今季勢いに乗るソリューションテックNIPPOラーリからロベルト・ゴンザレス(パナマ)が逃げに乗った。3名によるエスケープは最大3分のリードを得る。山岳地帯に突入したメイン集団では、ヤスペル・フィリプセン(ベルギー)のライバルを振り落とすべく、アルペシン・プレミアテックがペースを作った。

逃げを目指し、アタックが繰り返されたレース序盤 photo:RCS Sports

アドリア海を南へ進むプロトン photo:RCS Sports
その作戦は成功し、体重の重いジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)やサム・ウェルスフォード(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)らが遅れる事態に。特に2つ目の山岳ではマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)の牽引が強烈で、総合上位勢を含むプロトンは徐々に人数が絞られていく。ミラノ〜サンレモに向けた刺激入れと思われたファンデルプールのハイペースは頂上手前で逃げを捉えた一方、肝心のフィリプセンが遅れていった。
それでもファンデルプールは踏み続け、約40名まで絞り込まれた集団が下りを経て周回コースへ突入。しかし、残り67km地点で有力スプリンターを含む追走集団が追いつき、再び大きなプロトンへと戻る。残り43.5km地点に設定されたこの日唯一の中間スプリントでは、最大3秒のボーナスタイムを目指し、ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)のリードアウトからマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ)が先頭通過。その結果、ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を逆転し、総合2位に順位を上げた。
スプリントを嫌ったウノエックス・モビリティからは2名がアタック。これを追いかけるプロトンでは落車が発生し、そこにフィリプセンとポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)という有力勢が巻き込まれ、勝負から脱落。総合首位イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)も巻き込まれた。粘りを見せたヨナス・アブラハムセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)は単独先頭のまま最終ストレートに入ったものの、フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)の先導するプロトンに捉まった。

真っ先にスプリントを開始し、先頭に立ったジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:RCS Sports

スプリント勝利したジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) photo:CorVos
ガンナの先導するトレインとは別ラインから、エドワルト・トゥーンス(ベルギー、リドル・トレック)がジョナタン・ミラン(イタリア)を引き上げ、先頭に立つとミランが先んじてスプリントを開始。フィニッシュまで距離のある得意のロングスプリントを決め、最終日にようやく勝利を手にした。
3日目のスプリントでは早駆けに失敗し、7位に終わっていたミラン。「本当に厳しい1週間で、今日も厳しい1日だった。登りで苦しめられ、ここまで来られたのはチームメイトのおかげだ。第3ステージでは自分自身に腹が立っていた。最後はエディが完璧な場所まで僕を連れて行ってくれた。ティレーノを勝利で締めくくることができて本当に嬉しい」と、ミランは喜んだ。

総合優勝を決めたイサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) photo:RCS Sports
そして終盤に落車しながらも、救済措置によってトップと同タイムフィニッシュ扱いとなり、チームメイトと共にフィニッシュしたデルトロ。総合優勝を決め、「ここで勝つことには大きな意味がある。特別な勝利だ。この後は数日間リラックスし、ミラノ〜サンレモに向けて集中したい」と意気込みを語っている。


前日のツール・ド・台湾の初日を制し、今季勢いに乗るソリューションテックNIPPOラーリからロベルト・ゴンザレス(パナマ)が逃げに乗った。3名によるエスケープは最大3分のリードを得る。山岳地帯に突入したメイン集団では、ヤスペル・フィリプセン(ベルギー)のライバルを振り落とすべく、アルペシン・プレミアテックがペースを作った。


その作戦は成功し、体重の重いジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック)やサム・ウェルスフォード(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)らが遅れる事態に。特に2つ目の山岳ではマチュー・ファンデルプール(オランダ、アルペシン・プレミアテック)の牽引が強烈で、総合上位勢を含むプロトンは徐々に人数が絞られていく。ミラノ〜サンレモに向けた刺激入れと思われたファンデルプールのハイペースは頂上手前で逃げを捉えた一方、肝心のフィリプセンが遅れていった。
それでもファンデルプールは踏み続け、約40名まで絞り込まれた集団が下りを経て周回コースへ突入。しかし、残り67km地点で有力スプリンターを含む追走集団が追いつき、再び大きなプロトンへと戻る。残り43.5km地点に設定されたこの日唯一の中間スプリントでは、最大3秒のボーナスタイムを目指し、ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴィスマ・リースアバイク)のリードアウトからマッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ)が先頭通過。その結果、ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)を逆転し、総合2位に順位を上げた。
スプリントを嫌ったウノエックス・モビリティからは2名がアタック。これを追いかけるプロトンでは落車が発生し、そこにフィリプセンとポール・マニエ(フランス、スーダル・クイックステップ)という有力勢が巻き込まれ、勝負から脱落。総合首位イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG)も巻き込まれた。粘りを見せたヨナス・アブラハムセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ)は単独先頭のまま最終ストレートに入ったものの、フィリッポ・ガンナ(イタリア、イネオス・グレナディアーズ)の先導するプロトンに捉まった。


ガンナの先導するトレインとは別ラインから、エドワルト・トゥーンス(ベルギー、リドル・トレック)がジョナタン・ミラン(イタリア)を引き上げ、先頭に立つとミランが先んじてスプリントを開始。フィニッシュまで距離のある得意のロングスプリントを決め、最終日にようやく勝利を手にした。
3日目のスプリントでは早駆けに失敗し、7位に終わっていたミラン。「本当に厳しい1週間で、今日も厳しい1日だった。登りで苦しめられ、ここまで来られたのはチームメイトのおかげだ。第3ステージでは自分自身に腹が立っていた。最後はエディが完璧な場所まで僕を連れて行ってくれた。ティレーノを勝利で締めくくることができて本当に嬉しい」と、ミランは喜んだ。

そして終盤に落車しながらも、救済措置によってトップと同タイムフィニッシュ扱いとなり、チームメイトと共にフィニッシュしたデルトロ。総合優勝を決め、「ここで勝つことには大きな意味がある。特別な勝利だ。この後は数日間リラックスし、ミラノ〜サンレモに向けて集中したい」と意気込みを語っている。
ティレーノ〜アドリアティコ2026第7ステージ結果
| 1位 | ジョナタン・ミラン(イタリア、リドル・トレック) | 3:04:54 |
| 2位 | サム・ウェルスフォード(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ) | |
| 3位 | ローレンス・レックス(ベルギー、スーダル・クイックステップ) | |
| 4位 | オデッド・コグット(イスラエル、NSNサイクリングチーム) | |
| 5位 | パヴェル・ビットネル(チェコ、ピクニック・ポストNL) | |
| 6位 | トビアスルンド・アンドレースン(デンマーク、デカトロンCMA CGM) | |
| 7位 | アナス・フォレーヤ(デンマーク、ジェイコ・アルウラー) | |
| 8位 | アルノー・ドゥリー(ベルギー、ロット・アンテルマルシェ) | |
| 9位 | ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア、ポルティ・ヴィジットマルタ) | |
| 10位 | イバン・ガルシア(スペイン、モビスター) |
個人総合成績
| 1位 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) | 28:02:14 |
| 2位 | マッテオ・ジョーゲンソン(アメリカ、ヴィスマ・リースアバイク) | +0:40 |
| 3位 | ジュリオ・ペリツァーリ(イタリア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ) | +0:42 |
| 4位 | トビアス・ヨハンネセン(ノルウェー、ウノエックス・モビリティ) | +1:14 |
| 5位 | プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ)+1:21 | |
| 6位 | ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)+1:26 | |
| 7位 | サンティアゴ・ブイトラゴ(コロンビア、バーレーン・ヴィクトリアス)+1:49 | |
| 8位 | ベン・ヒーリー(アイルランド、EFエデュケーション・イージーポスト)+1:55 | |
| 9位 | マグナス・シェフィールド(アメリカ、イネオス・グレナディアーズ)+2:02 | |
| 10位 | アレッサンドロ・ピナレロ(イタリア、NSNサイクリングチーム)+2:06 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) |
| 山岳賞 | ディエゴ・セビーリャ(スペイン、ポルティ・ヴィジットマルタ) |
| ヤングライダー賞 | イサーク・デルトロ(メキシコ、UAEチームエミレーツXRG) |
| チーム総合成績 | レッドブル・ボーラ・ハンスグローエ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, RCS Sports
photo:CorVos, RCS Sports
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