2015/08/29(土) - 09:22
ツール・ド・フランスを走った全22チームのバイクを、2チームごとに10回にわけて紹介。第6弾はAG2Rラモンディアールとブルターニュ・セシェという2つのフレンチチームのバイクをピックアップします。
AG2Rラモンディアール【フォーカス IZALCO MAX、IZALCO CHRONO MAX(TTバイク)】
ベン・ガスタウアー(ルクセンブルク、AG2Rラモンディアール)フォーカス IZALCO MAX photo:Makoto.AYANO
フランス期待の若手クライマーであるアレクシ・ヴィエルモーズとロメン・バルデがそれぞれステージ優勝を挙げた地元チームのAG2Rラモンディアール。バイクはジャーマンブランドのフォーカスが誇る軽量ハイエンドモデル「 IZALCO MAX」だ。フレームで剛性を確保しつつ、300gを切るフロントフォークで軽量化を図るという昨今トレンドの設計手法をいち早く取り入れた1台である。
コンポーネントはチームが1月のツール・ダウンアンダーよりテストを続けるスラムの電動ワイヤレス式のプロトタイプ、もしくは機械式の「RED 22」。ちなみに、コンポーネントに関係無く、フレームはアウターケーブル受けのある機械式コンポ用で統一。クランク式パワーメーターはスラム傘下のブランドであるクォークのスラムRED22モデルとしている。
今ツールでは、多くのライダーがスラムの電動ワイヤレス式コンポを使用。発売開始は間もなくか photo:Makoto.AYANO
機械式よりも一回り小ぶりなレバー photo:Makoto.AYANO
クランク式パワーメーターはスラム傘下のブランドであるクォーク photo:Makoto.AYANO
サドル、ハンドル、ステム、シートポスト、バーテープは全てフィジークで統一されている photo:Makoto.AYANO
ホイールもスラム傘下のブランドであるジップ。32mmハイトの202、45mmハイトの303、58mmハイトの404をコースプロファイルに応じて使い分けている。組み合わせるタイヤはアーガイル模様のトレッドパターンが特徴的なシュワルベ「ONE TUBLAR」だ。
チームカラーのミントブルーがあしらわれたサドルを筆頭に、CYRANOのシリーズのハンドル、ステム、シートポスト、そしてバーテープまでフィジークを統一。その他、ボトルケージはエリートCANNIBAL、ペダルはルックKeO Bladeとしている。
AG2Rラモンディアールのフォーカス IZALCO CHRONO MAX photo:Makoto.AYANO
フォークと一体設計とされたエアロVブレーキ photo:Makoto.AYANO
エアローバーはプロファイルデザインを採用 photo:Makoto.AYANO
TTバイクはコンパクトなリアトライアングルやフォーク一体式のエアロVブレーキ、トップチューブと面一となるステムなどトレンドの設計を網羅した「IZALCO CHRONO MAX」。ホイールはフロントが82mmハイトの808、リアがSUPER9 Discという組み合わせで統一。
コンポーネントは機械式のスラムRED22で統一され、エアロチェーンリングの使用率が高い。ハンドルはフィジークがTT用バーをラインアップしないことから、プロファイルデザインがサプライヤーとなっている。しかし、中にはデダ・エレメンティのハンドルバーをロゴを隠して使用するライダーも。サドルはショートデザインの新型モデル「TRITONE」ではなく、以前よりラインアップされる「ARES」を選択するライダーが多い印象だ
ブルターニュ・セシェ【ルック 795 LIGHT、ルック796(TTバイク)】
エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン、ブルターニュ・セシェ)のルック 795LIGHT photo:Makoto.AYANO
ISP仕様のE-POSTシートポスト photo:Makoto.AYANO
本来はステムに内蔵されるDi2のジャンクションが外装とされている photo:Makoto.AYANO
昨年に引き続き、ワイルドカードでの出場を果たした地元フランスのプロコンチネンタルチーム、ブルターニュ・セシェ。バイクはチームと同じくフランスに居を構え、カーボンバイクのパイオニアとしても知られるルックのハイエンド「795」で、内蔵エアロブレーキ採用モデルもあるものの、チームのキャリパーブレーキに対応した「LIGHT」を選択。整備性とブレーキング性能を重視してのチョイスと考えられる。
メインコンポーネントはシマノDURA-ACE Di2で、クランクにはルック独自のBB規格「BB65」専用となる「ZED2」を組み合わせている。なお、一部のバイクにはエアロ形状となった「ZED2」の新型と思われれるものが取り付けられていた。パワーメーターは、ポラールとルックが共同開発したペダル式の「KeO POWER」で、今ツールでは唯一ブルターニュ・セシェが使用していた。
ホイールはアメリカン・クラシック。カタログラインアップにはないハイトのモデルが投入されていた photo:Makoto.AYANO
ルックとポラールが共同開発したペダル式パワーメーターKeO POWERを使用する photo:Makoto.AYANO
ボトルケージとボトルは、フランスのゼファール photo:Makoto.AYANO
新型ZED2と思われるクランク。アーム部の塗装の欠けが過酷な使用状況を物語る photo:Makoto.AYANO
ホイールは全22チーム中で唯一となるアメリカン・クラシックで、本国ラインアップにも無いハイトのものを使用。タイヤはイタリアのチャレンジで、アメ色のサイドウォールが特徴的な「STRADA」をメインとした。
ハンドルとステムは、ルック795の専用設計品。本来ならばステム内部にDi2のジャンクションが内蔵されるものの、ブルターニュ・セシェのバイクでは整備性を重視してステムの側面に取り付けられていた。その他、サドルはセライタリアのTEAM EDITION、ボトルケージはフレンチブランドのゼファールだ。
ブルターニュ・セシェのルック 796 photo:Makoto.AYANO
非常にボリュームがあるヘッドチューブ photo:Makoto.AYANO
フロントのブレーキはフォークブレードに内蔵される photo:Makoto.AYANO
正確に形状を捉え難くなることから自動車界ではよくプロトタイプに用いられる「デジタルカモフラージュ柄」をまとったTTバイクは、ルックとしては久方ぶりの新型となる「796」。UCIの3:1レギュレーションに抵触しても不思議で無いほどにボリュームのフロントフォークやヘッド周りが特徴の1台だ。
795や695のAEROLIGHT仕様と同じく、ブレーキはフロントがフォークブレード内蔵のVタイプ、リアがBB下に装着するダイレクトマウントだ。シートポストは、エラストマーを挟み込むことで乗り心地が調整できるルックこだわりの「E-POST」ではない、非ISP仕様とされている。
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
AG2Rラモンディアール【フォーカス IZALCO MAX、IZALCO CHRONO MAX(TTバイク)】

フランス期待の若手クライマーであるアレクシ・ヴィエルモーズとロメン・バルデがそれぞれステージ優勝を挙げた地元チームのAG2Rラモンディアール。バイクはジャーマンブランドのフォーカスが誇る軽量ハイエンドモデル「 IZALCO MAX」だ。フレームで剛性を確保しつつ、300gを切るフロントフォークで軽量化を図るという昨今トレンドの設計手法をいち早く取り入れた1台である。
コンポーネントはチームが1月のツール・ダウンアンダーよりテストを続けるスラムの電動ワイヤレス式のプロトタイプ、もしくは機械式の「RED 22」。ちなみに、コンポーネントに関係無く、フレームはアウターケーブル受けのある機械式コンポ用で統一。クランク式パワーメーターはスラム傘下のブランドであるクォークのスラムRED22モデルとしている。




ホイールもスラム傘下のブランドであるジップ。32mmハイトの202、45mmハイトの303、58mmハイトの404をコースプロファイルに応じて使い分けている。組み合わせるタイヤはアーガイル模様のトレッドパターンが特徴的なシュワルベ「ONE TUBLAR」だ。
チームカラーのミントブルーがあしらわれたサドルを筆頭に、CYRANOのシリーズのハンドル、ステム、シートポスト、そしてバーテープまでフィジークを統一。その他、ボトルケージはエリートCANNIBAL、ペダルはルックKeO Bladeとしている。



TTバイクはコンパクトなリアトライアングルやフォーク一体式のエアロVブレーキ、トップチューブと面一となるステムなどトレンドの設計を網羅した「IZALCO CHRONO MAX」。ホイールはフロントが82mmハイトの808、リアがSUPER9 Discという組み合わせで統一。
コンポーネントは機械式のスラムRED22で統一され、エアロチェーンリングの使用率が高い。ハンドルはフィジークがTT用バーをラインアップしないことから、プロファイルデザインがサプライヤーとなっている。しかし、中にはデダ・エレメンティのハンドルバーをロゴを隠して使用するライダーも。サドルはショートデザインの新型モデル「TRITONE」ではなく、以前よりラインアップされる「ARES」を選択するライダーが多い印象だ
ブルターニュ・セシェ【ルック 795 LIGHT、ルック796(TTバイク)】



昨年に引き続き、ワイルドカードでの出場を果たした地元フランスのプロコンチネンタルチーム、ブルターニュ・セシェ。バイクはチームと同じくフランスに居を構え、カーボンバイクのパイオニアとしても知られるルックのハイエンド「795」で、内蔵エアロブレーキ採用モデルもあるものの、チームのキャリパーブレーキに対応した「LIGHT」を選択。整備性とブレーキング性能を重視してのチョイスと考えられる。
メインコンポーネントはシマノDURA-ACE Di2で、クランクにはルック独自のBB規格「BB65」専用となる「ZED2」を組み合わせている。なお、一部のバイクにはエアロ形状となった「ZED2」の新型と思われれるものが取り付けられていた。パワーメーターは、ポラールとルックが共同開発したペダル式の「KeO POWER」で、今ツールでは唯一ブルターニュ・セシェが使用していた。




ホイールは全22チーム中で唯一となるアメリカン・クラシックで、本国ラインアップにも無いハイトのものを使用。タイヤはイタリアのチャレンジで、アメ色のサイドウォールが特徴的な「STRADA」をメインとした。
ハンドルとステムは、ルック795の専用設計品。本来ならばステム内部にDi2のジャンクションが内蔵されるものの、ブルターニュ・セシェのバイクでは整備性を重視してステムの側面に取り付けられていた。その他、サドルはセライタリアのTEAM EDITION、ボトルケージはフレンチブランドのゼファールだ。



正確に形状を捉え難くなることから自動車界ではよくプロトタイプに用いられる「デジタルカモフラージュ柄」をまとったTTバイクは、ルックとしては久方ぶりの新型となる「796」。UCIの3:1レギュレーションに抵触しても不思議で無いほどにボリュームのフロントフォークやヘッド周りが特徴の1台だ。
795や695のAEROLIGHT仕様と同じく、ブレーキはフロントがフォークブレード内蔵のVタイプ、リアがBB下に装着するダイレクトマウントだ。シートポストは、エラストマーを挟み込むことで乗り心地が調整できるルックこだわりの「E-POST」ではない、非ISP仕様とされている。
photo:Makoto.AYANO
text:Yuya.Yamamoto
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