2015/05/14(木) - 09:29
5月13日(水)、東京のバイクフォーラム青山でブリヂストンアンカーサイクリングチームの2015年体制発表会が開催された。シーズン序盤から活躍を見せるロードとMTBチームが、集まったメディアたちの前で抱負を語った。
シーズン緒戦ツール・ド・フィリピンからトマ・ルバが総合優勝、ツアー・オブ・タイランド(ともにUCI2.2)では内間康平がステージ1勝、総合2位という成績を残し、勢いに乗る国内屈指の実力を誇るUCIコンチネンタルチーム「ブリヂストンアンカー サイクリングチーム」。
年始のシーズンインから海外レースを転戦し、国内最大のステージレース、ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1)で総合優勝を果たすため帰国したブリヂストンアンカーの体制発表会が、5月13日(水)に東京渋谷区のバイクフォーラム青山にて開催された。
今年のアンカーはロードとMTBのワークスチームに加えて、機材サポートを行う浅田彰監督が率いるU23チームEQADS(エカーズ)、トライアスリートの上田藍選手と深浦祐哉選手という体制で、それぞれの目標に向かって挑戦していく。
ロードチームの陣容は、1年ぶりにプロレースに戻ってきた西薗良太と新加入の一丸尚伍を加えた、内間康平、井上和郎、初山翔、寺崎武郎、椿大志、トマ・ルバ、ダミアン・モニエという9名。どの選手も国内屈指の実力を持っており、誰もが勝利を狙えるという隙のないライダーラインアップだ。
今シーズンはレースの勝利とUCIポイントの獲得、ツアー・オブ・ジャパンの総合優勝、全日本選手権の制覇を目標として、各レースに臨んでいくというブリヂストンアンカー。上述したようにすでにアジアのステージレースでUCIポイントを獲得し、アジアツアーランキング3位に位置づけており、残りの目標の達成にも期待がかかる。
「アンカーの選手たちは強く、実力を発揮すれば十分に勝ち取れると確信しています。チーム一丸となってTOJと全日本に臨みたいと考えています。TOJでのライバルはイラン籍の2チームと見ています。富士山ステージでの真っ向勝負は避けて、どこかで抜け出したいですね。」とは水谷監督。
内間は「今年の目標はステージ優勝とUCIポイントの獲得でした。アジア選手権3位とツアー・オブ・タイランドでのステージ優勝、総合2位という結果で当初の目標は達成していますが、選手として常に優勝を目指していきたい。次は全日本選手権のタイトルを獲得したいと考えています。」とシーズン序盤とこれからの目標を語る。
「今までの大分や岩手のコースでは長い登りがありましたが、今年の登りは1分少々ということで僕の長所を発揮することができるでしょう。レースの展開を落ち着いてみることができれば、もしかしたら優勝を狙えるとシーズン序盤から狙っていました。調子も徐々に上がっていて、6月には更に上がっていくはずです。」
「TOJでは今の調子を確認する上でもステージ優勝を狙っていきます。僕は雨のコーナリングを得意としているので、雨が降ればどのステージでも優勝を狙うことができるはずです。」とは内間。コンディショニングもこれまでよりできていて、自信が付いているという内間はチームの期待を背負うことになるだろう。
1年のブランクはあるもののチーム内でもトップの実力を持つ西薗良太。ツール・ド・ブルターニュで落車した影響で腱を痛めているが、調子は上げてきている模様だ。「TOJは得意な飯田と修善寺ステージで優勝を狙って行きたいと考えています。イラン勢は雨の降りが苦手なので、悪天候になれば良い作用をもたらしてくれるでしょう」とTOJを見据える。
「全日本選手権はTTを取りたいと考えています。ロードは広島森林公園のコースと似たような展開となると踏んでいるので、アンカーは誰でも勝てる選手を揃えているのが有利に働くでしょう。ロードはその時一番強い人が勝負に絡めばいい」と全日本選手権について語る。
ロードチームは5月17日(日)に開幕するツアー・オブ・ジャパンでの総合優勝を目標にシーズン中盤戦を戦うことになる。TOJはルバ、モニエ、内間、西薗、初山、寺崎という6名で戦う。
MTBチームは国内シリーズを何度も制している斉藤亮、今シーズンすでにCoupe du Japonで勝利を挙げている平野星矢、全日本U23チャンピオン沢田時という実力者3名が揃う。監督には今年よりメカニック兼任として小林輝紀が就任している。
小林監督は「UCIポイント、ナショナルチャンピオン、アジア選手権で金メダルを獲得することを目標にMTBチームは活動しています。リオ五輪の出場枠を獲得するために国内、アジア、ヨーロッパのレースに参加し、ポイントを積み重ねていきたいと考えています」と語る。
自身の目標について斉藤は「今年は全日本選手権とアジア選手権という2つのレースで結果を残すことが目標です。今年はピンポイントで結果を狙うためのコンディショニングを行っていて、順調に身体を仕上げられていると実感しています。」と語る。
「UCIポイントをとってオリンピック枠を獲得するという思いを強く持って、ヨーロッパレースに臨むことで確実にポイントを積み重ねていくことができています。これから続く遠征で中で1ポイントずつ大切に取らなければ、道は広がらないと考えているので、そういう意味では順調にきていると思います」とは斉藤。
ブリヂストンアンカーMTBチームは5月17日(日)に愛媛県で行われる「Coupe du Japon MTB 八幡浜国際クロスカントリー(UCIクラス2)」において、3名全員が表彰台の獲得と、UCIポイントを獲得することを目標に挑戦する。
アンカーがサポートを行うU23の選手のみで構成されるエカーズからは、面手利輝と岡篤志、清水太己、内野直也という4名が出席。TOJにはナショナルチームとして面手の出場が決定している他、チェコで行われるネイションズカップには出席した4名が出場する。また、トライアスロンの上田藍は昨年2位となった「世界トライアスロンシリーズ 第2戦横浜大会」での優勝を目指しているという。
text:Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
シーズン緒戦ツール・ド・フィリピンからトマ・ルバが総合優勝、ツアー・オブ・タイランド(ともにUCI2.2)では内間康平がステージ1勝、総合2位という成績を残し、勢いに乗る国内屈指の実力を誇るUCIコンチネンタルチーム「ブリヂストンアンカー サイクリングチーム」。
年始のシーズンインから海外レースを転戦し、国内最大のステージレース、ツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1)で総合優勝を果たすため帰国したブリヂストンアンカーの体制発表会が、5月13日(水)に東京渋谷区のバイクフォーラム青山にて開催された。
今年のアンカーはロードとMTBのワークスチームに加えて、機材サポートを行う浅田彰監督が率いるU23チームEQADS(エカーズ)、トライアスリートの上田藍選手と深浦祐哉選手という体制で、それぞれの目標に向かって挑戦していく。
ロードチームの陣容は、1年ぶりにプロレースに戻ってきた西薗良太と新加入の一丸尚伍を加えた、内間康平、井上和郎、初山翔、寺崎武郎、椿大志、トマ・ルバ、ダミアン・モニエという9名。どの選手も国内屈指の実力を持っており、誰もが勝利を狙えるという隙のないライダーラインアップだ。
今シーズンはレースの勝利とUCIポイントの獲得、ツアー・オブ・ジャパンの総合優勝、全日本選手権の制覇を目標として、各レースに臨んでいくというブリヂストンアンカー。上述したようにすでにアジアのステージレースでUCIポイントを獲得し、アジアツアーランキング3位に位置づけており、残りの目標の達成にも期待がかかる。
「アンカーの選手たちは強く、実力を発揮すれば十分に勝ち取れると確信しています。チーム一丸となってTOJと全日本に臨みたいと考えています。TOJでのライバルはイラン籍の2チームと見ています。富士山ステージでの真っ向勝負は避けて、どこかで抜け出したいですね。」とは水谷監督。
内間は「今年の目標はステージ優勝とUCIポイントの獲得でした。アジア選手権3位とツアー・オブ・タイランドでのステージ優勝、総合2位という結果で当初の目標は達成していますが、選手として常に優勝を目指していきたい。次は全日本選手権のタイトルを獲得したいと考えています。」とシーズン序盤とこれからの目標を語る。
「今までの大分や岩手のコースでは長い登りがありましたが、今年の登りは1分少々ということで僕の長所を発揮することができるでしょう。レースの展開を落ち着いてみることができれば、もしかしたら優勝を狙えるとシーズン序盤から狙っていました。調子も徐々に上がっていて、6月には更に上がっていくはずです。」
「TOJでは今の調子を確認する上でもステージ優勝を狙っていきます。僕は雨のコーナリングを得意としているので、雨が降ればどのステージでも優勝を狙うことができるはずです。」とは内間。コンディショニングもこれまでよりできていて、自信が付いているという内間はチームの期待を背負うことになるだろう。
1年のブランクはあるもののチーム内でもトップの実力を持つ西薗良太。ツール・ド・ブルターニュで落車した影響で腱を痛めているが、調子は上げてきている模様だ。「TOJは得意な飯田と修善寺ステージで優勝を狙って行きたいと考えています。イラン勢は雨の降りが苦手なので、悪天候になれば良い作用をもたらしてくれるでしょう」とTOJを見据える。
「全日本選手権はTTを取りたいと考えています。ロードは広島森林公園のコースと似たような展開となると踏んでいるので、アンカーは誰でも勝てる選手を揃えているのが有利に働くでしょう。ロードはその時一番強い人が勝負に絡めばいい」と全日本選手権について語る。
ロードチームは5月17日(日)に開幕するツアー・オブ・ジャパンでの総合優勝を目標にシーズン中盤戦を戦うことになる。TOJはルバ、モニエ、内間、西薗、初山、寺崎という6名で戦う。
MTBチームは国内シリーズを何度も制している斉藤亮、今シーズンすでにCoupe du Japonで勝利を挙げている平野星矢、全日本U23チャンピオン沢田時という実力者3名が揃う。監督には今年よりメカニック兼任として小林輝紀が就任している。
小林監督は「UCIポイント、ナショナルチャンピオン、アジア選手権で金メダルを獲得することを目標にMTBチームは活動しています。リオ五輪の出場枠を獲得するために国内、アジア、ヨーロッパのレースに参加し、ポイントを積み重ねていきたいと考えています」と語る。
自身の目標について斉藤は「今年は全日本選手権とアジア選手権という2つのレースで結果を残すことが目標です。今年はピンポイントで結果を狙うためのコンディショニングを行っていて、順調に身体を仕上げられていると実感しています。」と語る。
「UCIポイントをとってオリンピック枠を獲得するという思いを強く持って、ヨーロッパレースに臨むことで確実にポイントを積み重ねていくことができています。これから続く遠征で中で1ポイントずつ大切に取らなければ、道は広がらないと考えているので、そういう意味では順調にきていると思います」とは斉藤。
ブリヂストンアンカーMTBチームは5月17日(日)に愛媛県で行われる「Coupe du Japon MTB 八幡浜国際クロスカントリー(UCIクラス2)」において、3名全員が表彰台の獲得と、UCIポイントを獲得することを目標に挑戦する。
アンカーがサポートを行うU23の選手のみで構成されるエカーズからは、面手利輝と岡篤志、清水太己、内野直也という4名が出席。TOJにはナショナルチームとして面手の出場が決定している他、チェコで行われるネイションズカップには出席した4名が出場する。また、トライアスロンの上田藍は昨年2位となった「世界トライアスロンシリーズ 第2戦横浜大会」での優勝を目指しているという。
text:Gakuto.Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
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