2015/04/16(木) - 00:00
シマノのMTBコンポーネントのセカンドグレード「XT」がフルモデルチェンジを果たし、M8000系となって登場した。9代目となるXTは、XCレーサーからトレイルライドを楽しむ人まで、幅広いMTBの楽しみ方を支えるコンポーネントに進化した。
昨年発表されたM9000系XTRに引き続き、セカンドグレードのXTもM8000の品番を与えられフルモデルチェンジを果たした。新型XTのコンセプトは「MTBコンポーネントの新しいスタンダード」。また、XTRと同様に、XCやエンデューロレースからトレイルライディングまで幅広いライディングスタイルに対応する「Rider tuned」コンセプトを導入している。
新型XTの最も大きな変更点はXTRに続いて11速化を果たし、フロントシングルのクランクセットが登場したこと。それに伴い、ディレイラーからワイヤーに至るまでアップグレードが施されている。それでは以下に各パーツを紹介していこう。
FC-M8000、CS-M8000、BB-MT800
新型XTのドライブトレインは先に11速化を果たしたXTR同様に、ケイデンス変化を最小限に抑えるギア比「リズムステップ」を採用する。これはリアスプロケットをギアごとのケイデンス変化が10rpm未満になるように設計し、フロントチェーンリングとの組み合わせによってXCレースからトレイルライドまであらゆるシチュエーションに対応するというもの。
また、前後ギアの組み合わせを最適化することで、駆動損失の原因となるチェーンのたすき掛け状態を低減。フロントダブル時において最適なギアを選択した場合、常に98%の駆動効率を保つことが可能となった。これはチェーン駆動の理想的な状態の駆動効率とほぼイコールの値であり、つまり、たすき掛けによる駆動ロスを最小限に留められるということだ。
XTR同様に伝達効率を高めた4アームデザインを採用し、軽量化と高剛性を実現したクランクセット「FC-M8000」。シングル(1x11)がラインアップに追加され、ダブル(2x11)、トリプル(3x11)と用途・脚力別に選べる3タイプとなった。歯数の構成はシングルが30、32、34Tという3種類、ダブルが38-28T、36-26T、34-24Tという3種類、トリプルは40-30-22Tのみとなり計7種類のラインアップを揃える。
11速化にあたり、チェーンリングも大幅なアップデートが加えられている。もっとも大きな変更点はXTR同様、中空構造が採用されたこと。捻じれに強く、スムーズな変速を実現している。また、シングル仕様では、歯先を長く幅の広い形状とすることで、チェーン保持力を50%向上させ、チェーン脱落のリスクを低減することに成功している。
また各モデルによって、用いられる素材が変更されているのも大きな特徴だ。シングル仕様の歯には耐摩耗性に優れるステンレスを、プレート部にはカーボンを使用する。ダブル仕様のアウターリングは歯先にメッキ処理を施したアルミ、プレート部にはカーボンを使用。トリプル仕様のアウターリングは、歯先とプレート表側をアルマイト処理を施したアルミ、プレート裏面をカーボンで成形する。このように、各チェーンリングに最適化された素材と設計によって、どの仕様においても軽量かつ耐久性の高い製品に仕上がっている。
リズムステップデザインの要となるカセットスプロケット「CS-M8000」は、XTRと同じ11-40Tが用意される。また、フロントシングル用に11-42Tが加えられ、一般ライダーへと向けてワイドレシオ化を果たしており、フロントシングルの間口を広げてくれそうだ。
素材はギアの特性に応じて40Tと42Tのローギアはアルミ素材を、その他のギアにはスチールを採用することで、重量と耐久性を両立させている。また、10スピード用フリーボディにそのまま装着可能となっており、ホイールを買い替えることなく11速化することが出来るのは嬉しいポイントだ。
11速専用チェーン「CN-HG701-11」はシマノ独自のフッ素加工であるSIL-TECをプレートに採用し、プレート同士の摩擦抵抗を低減し、耐久性と泥はけ性能を高めている。これにより駆動音や変速操作音が少なくなり、たすき掛け時も従来より滑らかで高効率になっているという。またプレート自体にも改良が施され、破断や噛み込み等トラブルのリスクを低減している。重量は114リンクで257g。なお、今回のモデルチェンジにより、ロード用とMTB用のチェーンは共用となる。
クランクセット FC-M8000
シングル歯数:30、32、34T(チェーンリング別売)
ダブル歯数:38-28T、36-26T、34-24T
トリプル歯数:40-30-22T
クランク長:165、170、175、180mm
価格:13,288~13,628円(シングル)、20,306~20,646円(ダブル)、21,775円(トリプル、税抜)
チェーンリング SM-CRM80
歯数:30、32、34T
カセットスプロケット CS-M8000
歯数:11-40T、11-42T(フロントシングルのみ)
価格:9,193円(11-40T)、10,322円(11-42T、税抜)
ボトムブラケット BB-MT800、BB-MT800/PA
価格:2,711円(税抜)
RD-M8000、FD-M8000、SL-M8000
変速システムにもXTRの最新テクノロジーは惜しみなくつぎ込まれ、より素早く確実な変速動作を実現し、信頼性を高めている。リアディレイラー「RD-M8000」はローギア42Tに対応するため、ガイドプーリーの軸とプレートテンション軸がオフセット化された。
また、チェーンのバタつきを低減させるスタビライザーにはXTRで採用されたアジャスト機能を追加される。コースの荒れ具合によってスタビライザーの作動量を変更することでチェーン暴れを抑えつつ、スムーズな変速を維持している。ラインナップはGSとSGSの2種類だ。
フロントディレイラー「FD-M8000」は、従来上下方向に動いていたプレートを横方向に動かす「サイドスイング」機構を採用。リンク軸位置と変速プレートの距離が近くなることでより強い力でチェーンを押すことができる。加えて、シフトケーブルのルーティングが従来よりも短く、曲がる個所が少なくなったことによりケーブルの摺動抵抗を低減し、より軽い変速フィールを実現している。
リンク機構がシートチューブ裏から横へと位置が変更されたことで、タイヤクリアランスが15mm拡大され、フレーム設計の自由度が増している。また、プレートとチェーンの干渉が低減されるフラットな形状が採用されているため、フロントディレイラーの性能を最大限発揮することが出来る。フロントダブル仕様にのみ既存のフレームにも対応するダウンスイングタイプがラインアップされている。
新デザインが採用されたシフトレバーは従来比20%のフリクション低減を実現。ステンレスケーブルよりも10%のフリクションロスを低減するコーティング剤が被覆された新ワイヤー「OPTISLICK」とあわせて、よりスムースなシフトフィーリングを獲得している。
シフトレバーは通常モデルとI-spec B-typeとI-spec IIという3種類がラインアップ。I-spec IIとはハンドルクランプ形状をより小さくシンプルな構造とし、リモートロックアウトのレバーや、ドロッパーシートポストのシフターによって混雑しがちなハンドル周りのスペースを拡張するシステム。シフターの位置を縦横に広く調整でき、手の大きさや好みに合わせて最適なセッティングを可能としている。
リアディレイラー RD-M8000-GS、SGS
価格:9,228円(税抜)
フロントディレイラー FD-M8000、8020、8025
価格:3,564~3,713円(税抜)
シフトレバー SL-M8000、SL-M8000-I
価格:10,952円(税抜)
BL-M8000、BR-M8000
ブレーキシステムは従来モデルの設計を踏襲。XCとトレイルライド用の2種類が用意されるM9000系XTRとは異なり、XTのキャリパーは1種類のみのラインアップとなるが、レジン、メタル、フィン付レジン、フィン付メタルと4種類のパッドの中からシチュエーションに合わせた選択が可能に。なお、ローターには140mm仕様が追加された。
ブレーキレバーはRider Tunedコンセプトを推し進め、各部形状を見直すことでライダーに合わせたアジャスト作業が容易に。サスペンションやドロッパーシートポストの変速レバーやサイクルコンピューターなどによって混雑しがちなハンドル周りのスペースを拡張する「I-スペック II」システムに対応している。
ブレーキレバー BL-M8000
価格:13,517円(税抜)
ブレーキキャリパー BR-M8000
価格:4,451~5,044円(税抜)
WH-M8000-TL、WH-M8020-TL
ホイールはM8000系へモデルチェンジすると共にXC用とトレイルライド用とラインアップが2種類となり、チューブレス仕様からチューブレスレディ仕様となった。
軽量性が求められるXC用モデル「WH-M8000-TL」はリム形式の変更により、メンテナンス性向上のためにリムとニップルの両方にネジを設けた「リムナット方式」から、リムの内面でニップルを受ける一般的な「リムワッシャー方式」に。これによって従来モデル比で40gの軽量化を達成した。ハブはQR仕様とE-thruアクスル仕様が用意される。
トレイル/エンデューロ用モデル「WH-M8020-TL」はXC用よりも幅広なタイヤに対応するためにリム内幅を24mmとすることでタイヤの装着剛性を高め、トラクション性能の向上を実現したことがトピックスだ。ハブはE-thruアクスル仕様のみのラインアップとなる。
ホイール WH-M8000-TL、WH-M8020-TL
価格:22,890~27,093円(税抜)
PD-M8000、PD-M8020
MTB用途のみならず、シクロクロスやロードバイクにも多く使用されているXTのペダルは従来モデルより基本構造を踏襲。ベーシックモデル「PD-M8000」はボディが変更となり、やや丸みを帯びたデザインに。「PD-M8020」もマイナーチェンジが施され、ステップインを容易とするフットステップのデザインが変更となっている。
ペダル PD-M8000
価格:9,546円(税抜)
ペダル PD-M8020
価格:10,092円(税抜)
HB-M8000、HB-M8010、FH-M8000、FH-M8010
ハブは内部設計の見直しと樹脂素材の採用によって22gもの軽量化を実現。一方で、あらゆるコンディションにおける確実な回転性能と優れた耐久性は従来モデルより引き継がれている。フロント用は15mmE-thruアクスル用「HB-M8010」とQRタイプのリア用「HB-M8000」、リア用は12mmE-thruアクスル用「FH-M8010」とQRタイプのリア用「FH-M8000」がラインアップされる。
フロントハブ HB-M8000、HB-M8010
価格:4,113円(QR)、5,547円(15mmEスルー)
リアハブ FH-M8000、FH-M8010
価格:6,067円(QR)、7,501円(12mmEスルー)
FC-MT700、CN-HG701-11、SM-AX58
M8000系と共に発表されたグループ外コンポーネントについても触れておこう。先ずはXTとSLXの中間グレードに位置付けられる11速対応クランク「FC-MT700-2」から。素材こそ異なるものの、チェーンリングにはXTと共通の構造が採用されており、メッキ処理を施したアルミの歯先をガラス繊維強化樹脂プレートで挟み込むことにより変速性能、軽さ、耐久性を高バランスで兼ね備えることに成功した。歯数ラインアップは36-26Tの1種類展開となる。
続いては12mm径の新型Eスルーアクスル「I-type」だ。その特徴はこれまでのスルーアクスルよりナットを廃し、締付具合の調整機能を締付カムの横に移動することで、確実かつ簡単な操作でも安定した固定力を実現したことにある。グレード別に「SM-AX58」と軽量な「SM-AX78」の2種類が用意される。
昨年発表されたM9000系XTRに引き続き、セカンドグレードのXTもM8000の品番を与えられフルモデルチェンジを果たした。新型XTのコンセプトは「MTBコンポーネントの新しいスタンダード」。また、XTRと同様に、XCやエンデューロレースからトレイルライディングまで幅広いライディングスタイルに対応する「Rider tuned」コンセプトを導入している。
新型XTの最も大きな変更点はXTRに続いて11速化を果たし、フロントシングルのクランクセットが登場したこと。それに伴い、ディレイラーからワイヤーに至るまでアップグレードが施されている。それでは以下に各パーツを紹介していこう。
FC-M8000、CS-M8000、BB-MT800
新型XTのドライブトレインは先に11速化を果たしたXTR同様に、ケイデンス変化を最小限に抑えるギア比「リズムステップ」を採用する。これはリアスプロケットをギアごとのケイデンス変化が10rpm未満になるように設計し、フロントチェーンリングとの組み合わせによってXCレースからトレイルライドまであらゆるシチュエーションに対応するというもの。
また、前後ギアの組み合わせを最適化することで、駆動損失の原因となるチェーンのたすき掛け状態を低減。フロントダブル時において最適なギアを選択した場合、常に98%の駆動効率を保つことが可能となった。これはチェーン駆動の理想的な状態の駆動効率とほぼイコールの値であり、つまり、たすき掛けによる駆動ロスを最小限に留められるということだ。
XTR同様に伝達効率を高めた4アームデザインを採用し、軽量化と高剛性を実現したクランクセット「FC-M8000」。シングル(1x11)がラインアップに追加され、ダブル(2x11)、トリプル(3x11)と用途・脚力別に選べる3タイプとなった。歯数の構成はシングルが30、32、34Tという3種類、ダブルが38-28T、36-26T、34-24Tという3種類、トリプルは40-30-22Tのみとなり計7種類のラインアップを揃える。
11速化にあたり、チェーンリングも大幅なアップデートが加えられている。もっとも大きな変更点はXTR同様、中空構造が採用されたこと。捻じれに強く、スムーズな変速を実現している。また、シングル仕様では、歯先を長く幅の広い形状とすることで、チェーン保持力を50%向上させ、チェーン脱落のリスクを低減することに成功している。
また各モデルによって、用いられる素材が変更されているのも大きな特徴だ。シングル仕様の歯には耐摩耗性に優れるステンレスを、プレート部にはカーボンを使用する。ダブル仕様のアウターリングは歯先にメッキ処理を施したアルミ、プレート部にはカーボンを使用。トリプル仕様のアウターリングは、歯先とプレート表側をアルマイト処理を施したアルミ、プレート裏面をカーボンで成形する。このように、各チェーンリングに最適化された素材と設計によって、どの仕様においても軽量かつ耐久性の高い製品に仕上がっている。
リズムステップデザインの要となるカセットスプロケット「CS-M8000」は、XTRと同じ11-40Tが用意される。また、フロントシングル用に11-42Tが加えられ、一般ライダーへと向けてワイドレシオ化を果たしており、フロントシングルの間口を広げてくれそうだ。
素材はギアの特性に応じて40Tと42Tのローギアはアルミ素材を、その他のギアにはスチールを採用することで、重量と耐久性を両立させている。また、10スピード用フリーボディにそのまま装着可能となっており、ホイールを買い替えることなく11速化することが出来るのは嬉しいポイントだ。
11速専用チェーン「CN-HG701-11」はシマノ独自のフッ素加工であるSIL-TECをプレートに採用し、プレート同士の摩擦抵抗を低減し、耐久性と泥はけ性能を高めている。これにより駆動音や変速操作音が少なくなり、たすき掛け時も従来より滑らかで高効率になっているという。またプレート自体にも改良が施され、破断や噛み込み等トラブルのリスクを低減している。重量は114リンクで257g。なお、今回のモデルチェンジにより、ロード用とMTB用のチェーンは共用となる。
クランクセット FC-M8000
シングル歯数:30、32、34T(チェーンリング別売)
ダブル歯数:38-28T、36-26T、34-24T
トリプル歯数:40-30-22T
クランク長:165、170、175、180mm
価格:13,288~13,628円(シングル)、20,306~20,646円(ダブル)、21,775円(トリプル、税抜)
チェーンリング SM-CRM80
歯数:30、32、34T
カセットスプロケット CS-M8000
歯数:11-40T、11-42T(フロントシングルのみ)
価格:9,193円(11-40T)、10,322円(11-42T、税抜)
ボトムブラケット BB-MT800、BB-MT800/PA
価格:2,711円(税抜)
RD-M8000、FD-M8000、SL-M8000
変速システムにもXTRの最新テクノロジーは惜しみなくつぎ込まれ、より素早く確実な変速動作を実現し、信頼性を高めている。リアディレイラー「RD-M8000」はローギア42Tに対応するため、ガイドプーリーの軸とプレートテンション軸がオフセット化された。
また、チェーンのバタつきを低減させるスタビライザーにはXTRで採用されたアジャスト機能を追加される。コースの荒れ具合によってスタビライザーの作動量を変更することでチェーン暴れを抑えつつ、スムーズな変速を維持している。ラインナップはGSとSGSの2種類だ。
フロントディレイラー「FD-M8000」は、従来上下方向に動いていたプレートを横方向に動かす「サイドスイング」機構を採用。リンク軸位置と変速プレートの距離が近くなることでより強い力でチェーンを押すことができる。加えて、シフトケーブルのルーティングが従来よりも短く、曲がる個所が少なくなったことによりケーブルの摺動抵抗を低減し、より軽い変速フィールを実現している。
リンク機構がシートチューブ裏から横へと位置が変更されたことで、タイヤクリアランスが15mm拡大され、フレーム設計の自由度が増している。また、プレートとチェーンの干渉が低減されるフラットな形状が採用されているため、フロントディレイラーの性能を最大限発揮することが出来る。フロントダブル仕様にのみ既存のフレームにも対応するダウンスイングタイプがラインアップされている。
新デザインが採用されたシフトレバーは従来比20%のフリクション低減を実現。ステンレスケーブルよりも10%のフリクションロスを低減するコーティング剤が被覆された新ワイヤー「OPTISLICK」とあわせて、よりスムースなシフトフィーリングを獲得している。
シフトレバーは通常モデルとI-spec B-typeとI-spec IIという3種類がラインアップ。I-spec IIとはハンドルクランプ形状をより小さくシンプルな構造とし、リモートロックアウトのレバーや、ドロッパーシートポストのシフターによって混雑しがちなハンドル周りのスペースを拡張するシステム。シフターの位置を縦横に広く調整でき、手の大きさや好みに合わせて最適なセッティングを可能としている。
リアディレイラー RD-M8000-GS、SGS
価格:9,228円(税抜)
フロントディレイラー FD-M8000、8020、8025
価格:3,564~3,713円(税抜)
シフトレバー SL-M8000、SL-M8000-I
価格:10,952円(税抜)
BL-M8000、BR-M8000
ブレーキシステムは従来モデルの設計を踏襲。XCとトレイルライド用の2種類が用意されるM9000系XTRとは異なり、XTのキャリパーは1種類のみのラインアップとなるが、レジン、メタル、フィン付レジン、フィン付メタルと4種類のパッドの中からシチュエーションに合わせた選択が可能に。なお、ローターには140mm仕様が追加された。
ブレーキレバーはRider Tunedコンセプトを推し進め、各部形状を見直すことでライダーに合わせたアジャスト作業が容易に。サスペンションやドロッパーシートポストの変速レバーやサイクルコンピューターなどによって混雑しがちなハンドル周りのスペースを拡張する「I-スペック II」システムに対応している。
ブレーキレバー BL-M8000
価格:13,517円(税抜)
ブレーキキャリパー BR-M8000
価格:4,451~5,044円(税抜)
WH-M8000-TL、WH-M8020-TL
ホイールはM8000系へモデルチェンジすると共にXC用とトレイルライド用とラインアップが2種類となり、チューブレス仕様からチューブレスレディ仕様となった。
軽量性が求められるXC用モデル「WH-M8000-TL」はリム形式の変更により、メンテナンス性向上のためにリムとニップルの両方にネジを設けた「リムナット方式」から、リムの内面でニップルを受ける一般的な「リムワッシャー方式」に。これによって従来モデル比で40gの軽量化を達成した。ハブはQR仕様とE-thruアクスル仕様が用意される。
トレイル/エンデューロ用モデル「WH-M8020-TL」はXC用よりも幅広なタイヤに対応するためにリム内幅を24mmとすることでタイヤの装着剛性を高め、トラクション性能の向上を実現したことがトピックスだ。ハブはE-thruアクスル仕様のみのラインアップとなる。
ホイール WH-M8000-TL、WH-M8020-TL
価格:22,890~27,093円(税抜)
PD-M8000、PD-M8020
MTB用途のみならず、シクロクロスやロードバイクにも多く使用されているXTのペダルは従来モデルより基本構造を踏襲。ベーシックモデル「PD-M8000」はボディが変更となり、やや丸みを帯びたデザインに。「PD-M8020」もマイナーチェンジが施され、ステップインを容易とするフットステップのデザインが変更となっている。
ペダル PD-M8000
価格:9,546円(税抜)
ペダル PD-M8020
価格:10,092円(税抜)
HB-M8000、HB-M8010、FH-M8000、FH-M8010
ハブは内部設計の見直しと樹脂素材の採用によって22gもの軽量化を実現。一方で、あらゆるコンディションにおける確実な回転性能と優れた耐久性は従来モデルより引き継がれている。フロント用は15mmE-thruアクスル用「HB-M8010」とQRタイプのリア用「HB-M8000」、リア用は12mmE-thruアクスル用「FH-M8010」とQRタイプのリア用「FH-M8000」がラインアップされる。
フロントハブ HB-M8000、HB-M8010
価格:4,113円(QR)、5,547円(15mmEスルー)
リアハブ FH-M8000、FH-M8010
価格:6,067円(QR)、7,501円(12mmEスルー)
FC-MT700、CN-HG701-11、SM-AX58
M8000系と共に発表されたグループ外コンポーネントについても触れておこう。先ずはXTとSLXの中間グレードに位置付けられる11速対応クランク「FC-MT700-2」から。素材こそ異なるものの、チェーンリングにはXTと共通の構造が採用されており、メッキ処理を施したアルミの歯先をガラス繊維強化樹脂プレートで挟み込むことにより変速性能、軽さ、耐久性を高バランスで兼ね備えることに成功した。歯数ラインアップは36-26Tの1種類展開となる。
続いては12mm径の新型Eスルーアクスル「I-type」だ。その特徴はこれまでのスルーアクスルよりナットを廃し、締付具合の調整機能を締付カムの横に移動することで、確実かつ簡単な操作でも安定した固定力を実現したことにある。グレード別に「SM-AX58」と軽量な「SM-AX78」の2種類が用意される。
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